2010年7月14日水曜日

塞翁が馬

草木も生気を失い、日の光も青くなってきた今日この頃、僕の甘美な大学生生活が終わりを告げて(甘美な大学生生活の始まりと言うべきだろうか)、はや一カ月になる。

この一カ月は正直なところ辛かった。あまり表には出さないつもりだったが…。それも叶わず不快な思いをさせてしまった方々にはこの場を借りてお詫びをしたい。

いつも同じ電車で帰る同胞に彼女ができたことでより一層辛くなったのはここだけの話である。

<中略>

なにはともあれ陰鬱な一カ月の間、僕を元気づけてくれたのはサッカーだった。W杯。少し語らせていただきたい。

とりあえずイタリアは酷かった。

そして実はイタリアの次に実はスペインを応援していたのはここだけの話である。(日本以外で)

今大会のスペインは本当に圧巻だったのは言うまでもない。僕が見たW杯の中で間違いなくNo.1である。ブラジル、フランス、ブラジル、イタリア、優勝国はどこも手堅かったがこんなサッカーを見せたチームはなかった。

個人的な印象ではあるが、特筆すべきプレーヤーはペドロである。彼は昨シーズンの途中までバルサの控えだったが、勝負所で結果を残せるところを認められアンリからレギュラーを奪った。その彼はもはや勝負所で点を決める単なるラッキーボーイではなくなった。体のキレ、動き出しの質、ファーストタッチ、スター揃いのスペインの中でも抜けていた。ペドロを初めて見たのは昨シーズンのバルサでのプレシーズンマッチだった。その時はパッとしない選手を使うなと思ったがグアルディオラの目に狂いはなかったなと感心するばかりである。

来シーズンのバルサでの活躍を期待したい。

ところでスペインが優勝して嬉しかったことが一つある。それはパスをつないで崩すスタイルのチームが勝ったことである。CLで優勝したインテルは執拗なカウンターサッカーであった。実際W杯でもこの流れがあり、スイスがスペインに勝った時は不安を覚えた。勝利至上主義、効率主義、守備重視。どこのチームもこれを実行するなら、僕は将来サッカーを見なくなるだろう。サッカーの面白さの一つに、パスvsカウンターの緊張あるいは均衡があると僕は思う。そしていつの時代もこの二つは均衡してきた。もちろんスペインは前者のスタイルで優勝を勝ち取ったわけだ。

まあこんなことを考えながらスペインを陰ながら応援していたわけである。

















しかしいつも電車で一緒に帰る同胞がスペインを応援してたから、スペインを応援しているとは口が滑っても言えなかったのはここだけの話である。

このツケは彼に沢山走ってもらって払ってもらおう。そして自分は彼よりもっと走れるボランチになろう。

3年 MF 森元

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