2010年8月28日土曜日

回のWカップは個人的にはあまり面白くなかった。
今年は南米の年のはずなのにアルゼンチンがドイツにけちょんけちょんにされたこともあるが、メディアでも取り上げられているブブゼラと低スペクタクルがある。プレミアとかでは観客の歓声が一つの魅力だし、あの単調な音は正直下品だと思う。後者としては、決勝は攻撃的なチームの対戦となったけど、全体として篭城するチームが多く、見ていてつまらなかった。守備からとは言え、やっぱりサッカーの醍醐味はゴール前の激しい攻防で美しいシュートやそれを防ぐスーパープレーだと改めて思った。直接FKもほとんど決まらなかったのも残念だった。

日本代表に関しては、下馬評をくつがえし、自国開催以外の決勝T出場という結果を残し、日本全体としても「感動をありがとう」的な肯定的見方が強いようだったが、自分としては少し違和感を感じる。確かに4試合で2失点というチーム力はなかなかだと思うが、見ていて感動というのは正直なかった。パスサッカーを標榜して負けが続いたからガチ引きを選択し、4得点のうち2点はセットプレーとまさに低スペクタクルの象徴だった気がする。最後のPK戦も、失敗した選手とそれを慰める仲間を美化して報道するメディアに悲しくなったし、川島には一本くらい止めてほしかった。川口なら2本、おれなら3本は止めたと言われてもしょうがないだろう。

理想を捨てて手堅い戦術を選び、ベスト4と言っておいたけど結果16という十分な結果を出した、という言い方もできるが、実際悪くない結果だと思うし、何より、久しぶりにプロの90分の試合を見ると、自分達のレベルの低さを痛感する。絶対に球際で負けないという気持ちの強さ、何よりキック、トラップという基礎技術が違いすぎて、自分達はサッカーをやる価値があるのだろうかという気すらする。

にしても先日の国公立では情けない試合を見せてもらった。でも試合に出た選手を責める気も見下す気もない。自分こそ、過去の練習試合、国公立、さらには公式戦で情けないプレーを披露してきた張本人だからである。特に自分も3年間いたBチームはそういう暗い歴史が多く、そういう過去とは決別しなければならない。実力では勝っていても、公式戦という舞台に立つ機会が少ないからと言って萎縮していたら、多少の差は簡単にひっくり返されるということだ。でもそれは現在の自分達にはむしろ好都合な論理だろう。

ここ最近はAチームもゲームで内容も結果も伴っていない。国立では自分達がいちばん強いと思って臨んだ今週の横国戦は思いもよらない大敗を喫した。HPを見たら意外に経歴のある選手がいっぱいいて少し納得してしまったが、これから自分達が戦う相手はあれよりは強いだろう。4失点は全てお粗末だった。今のような試合を続けたら降格すると思う。1回でも大敗しようものなら昇格どころか降格が見えてしまう。いつの間にか自分は昇格なんてことは実際あきらめていて、関東という言葉を口にすることに満足して、実のところ残留が妥当だろうなんて思ってるんじゃないかという気さえする。そんな自分に腹が立つ。2ヶ月後の投稿で開き直ったり、数年経って笑い話にするようなことにはしたくない。

1年前、格下相手に3戦終えて1勝1敗1分だったとき、何でサッカーやってるんだろうという気持ちになった。でも第6節、そこまで無敗で来ていた帝京を調子に乗せてたまるかという意地、第8節、過去2度大敗していた明学に対する怒り、結果0-0、1-0という大金星を上げられた。気持ちで勝つっていうのは多分そういうことだ。関東で1勝もできずに落ちてきたんだからそのまま2部に落としてやろう。勉強でもサッカーでも勝って存在価値を否定してやろう。一人一殺の精神で臨めば多分競り勝てる。こいつらはおれらよりうまいなんて思ってたら絶対やられる。立正にも亜細亜にもボコられた。誘惑の多い年頃とはいえ、毎試合トップコンディションを作る覚悟はある。まして自分は5年目だ。輝かしい経歴の方々もいるだろうが、最近まで高校生だったやつらには負けられないし、逆に本番では普段のくだらない失点は無くなるだろうと仲間を信頼している。

今負けが続いていて否定的な見方が強いだろうが、個人的にはあまり心配していない。自分に甘いだけなのかもしれないが、自分達の目的は紅白戦や練習試合で全勝することでも、春期で優勝することでもない。負けた方が多分得るものは多い。Wカップで結果が出たのは俊輔切りなどのドラスティックな改革があったからだ。誰を切ろうとかではなく、チーム全員が少し変われば何でもできる。日本代表を越えるか、のようになるか、それ以下になるか。

そのためには当たり前のことができなければならない。東大受験と一緒で何も特別な能力はいらないし、それができれば絶対に結果はついてくる。ときおり参加するBチームの練習では当たり前のレベルの差が感じられる。簡単にボールを失う、最低限の運動量が無い、正直話し合う以前のレベルなのである。それは相対的な話で、Aチームも目標を達成するには当たり前のレベルを上げなければならない。ピッチの中ではもちろん、サッカーを離れた場面でも、先輩後輩関係無く振舞える場面が必要である。ピッチ内外において、先輩だから許されるということは無いはずだ。おれも昔に比べてプレー中批判されることが少なくなったのは少し寂しい気もする。コーチや審判への態度も改める部分が大きいのではないか。自分達の競技レベルが3流なら、コーチや審判も3流で然るべきなのだ。

去年の激励会では全員がコメントをしたが、「自分は出れないと思うけど出来ることをしてチームに貢献したい」という1年生が多くて愕然とした。推薦の無いうちがチーム力を上げるには底上げが必要なのは言うまでもなく、そんな人間が時間と金をかけて本郷までわざわざ週5回来るのか理解に苦しむのだ。数年前のおれはメンバーにすらかすりもしなかったが、試合に出たいと本気で言ったと思う。そうなると周りの目も厳しくなるわけだが、何かを得ようと思ったら代償を払わなければならないのもまた自明である。偉そうなことを言って失敗したらかっこ悪いから言いたくないが、格闘家のようにそれを口にするのも一つの覚悟だ。その覚悟が無い人間はサークルへ行った方がいい。百歩譲ってトレーナーにでもなるか。決して嫌味でも何でもなく、その方がお互いのためなのだ。

おれもチームも覚悟が足りないのかもしれない。

「横浜緑ヶ丘」を「緑が丘」と表記するのはそろそろやめてください(ふじやす)

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