2011年11月10日木曜日

経営統合から学ぶ

2011年10月5日、世界は偉大な天才を失った。
彼の首尾一貫したポリシーは少々相容れない人も多く、紆余曲折を経たが、最終的には時代を転換させる新たなプラットフォームを世に根付かせた。

その発明家の生み出したプロダクツを利用している一人として、追悼の意を表したい。


3年FW 川瀬

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氾濫する情報の中、いかにして必要な情報を取り出すか。
現在の社会においての重要な課題であると言える。

 テレビをつければ一日中何かしらの番組がやっていて、ネットを開けばすぐにニュースが見れる。
TwitterやFacebookなどのSNSの台頭で、自分のTLにどんどん情報が流れ込んでくる。
漠然とTLを一から眺めて情報を得た気になっていても、雑多な情報があまりにも多く、情報の質が低下してしまう。

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◆必要な情報とは?
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それはそれぞれ各自がよく知っているはずである。

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◆どのように抽出すればよいか?
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てっとり早いのは、「検索機能」を活用することだろう。
自分の情報源に対して、どんな情報が欲しいのかはっきりしている場合、検索してやればいい。
例えば過去にしたあるメールを探そうと、受信ボックスやフォルダなどを一つずつ見ていくのはあまりにも労が大きい。
差出人や本文検索で目的のメールは一瞬にして見つかることができる。

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◆どんな情報かはっきりしない場合は?
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どんな情報かはっきりしない場合でも、だいたい自分の興味あるカテゴリーははっきりしているはずだ。
そんな人にはGoogleリーダーがおすすめである。
興味のあるブログやサイトのフィードを登録すれば、それらの更新情報がタイムラインとなって見ることができる。
登録するフィード元を、イノベーターやアーリーアダプターに限定すれば、質の高い情報が得られるだろう。
iPhoneなどを使っている人はReederを使うと大変見やすい。

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雑踏に紛れた光を探すことは、自分が「どうしたいか」という意思を持ってさえいれば、簡単なことなのである。

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さて、本題に入るが、11月7日にNHN Japan、ネイバージャパン、ライブドアの3社は2012年1月1日に経営統合することを発表した。
  • ゲームのNHN Japan
  • ポータル/メディアのlivedoor
  • 検索/SNSのNAVER
それぞれのサービスを見れば統合する必要性は?と問われてもさほどおかしくないほどうまくいっていると思うのだが、3社は経営統合をする。
CNET Japanに載っていた記事の抜粋が以下である。

--統合することで具体的にどのようなメリットがありますか。

 出澤氏:NHN Japanが持っているゲームの課金ノウハウは貴重ですし、多くのゲーム開発陣も抱えているので、そこは今回の統合で1番ミソになってくるところだと思っています。また、ライブドアは広告ビジネス、ネイバーは検索やLINEなど、各社がそれぞれの強みを持っています。これらを組み合わせて、例えばハンゲームの広告を企画してユーザーに届けたり、LINEに課金システムを入れたりと、両方向でできることもあります。
 舛田氏:ウェブサービスに携わってきた人からすれば、ウェブサービスの課金モデルというのは相当ハードルが高い。世界的なグー グルなどの企業でも課金で成功しているわけではありません。逆にゲームで成功している会社はまさに課金でビジネスを行っていますが、一方の広告では上手く いっていない。どちらも片手間でやれることではないですし、ノウハウを新たに生み出すことは簡単ではありません。
 我々グループの中でいえば、「ハンゲーム」はずっと課金モデルのプロフェッショナルでノウハウも溜まっていますし、ライブドアはずっとオンライン 広告をリードしている立場なので、そこのアセットを組み合わせたモデル。もしかしたら、ゲームは今後ウェブ化していくかもしれませんし、ウェブはゲーム化していくかもしれません。各社の広告モデルや課金モデルをうまくシンクさせて進めていくのが、長期的な視野に立った方向性だと思っています。

--逆に統合することによるデメリットもあるのではないでしょうか。

 出澤氏:ライブドアがNHN Japanグループに加わってから1年半になりますので、一緒に仕事をしていく中で相互の理解も深まってきて、そういう意味だと大きなリスクはないと思っています。むしろ私達としては、よりよいプロダクトを作って1人でも多くの方に使っていただいて、世の中を便利に楽しくしていきたいという思いがありますので、統合は自然の流れと言えますね。
 今では総合力の時代になって、各社も人的リソースを大きく投入してきっちり作っていかないとご評価いただけない時代になってきている。そこでNHN Japanのゲームのアセットやネイバーの検索やLINE、ライブドアのブログや広告のマネタイズノウハウを結集してメリットを追求することが1番大切だと思っています。
 舛田氏:現場レベルのことをいえば、我々には“プロダクトファースト”が染み付いているので、組織の壁や調整などは基本的にすべて取っ払ってしまいたい。サービスを1番早く最高の状態で作れる環境を整えましょうというのが今回の統合ですね。

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ここで見ておきたいのは、
世の中を便利に楽しくしていきたいという思い
我々には“プロダクトファースト”が染み付いている
という部分である。

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目的はなにか。
世の中を便利に楽しくしていきたい/プロダクトファースト
そのために必要なのはなにか。
サービスを1番早く最高の状態で作れる環境を整えましょう
そのためにはどうすればいいか。
組織の壁や調整などは基本的にすべて取っ払ってしまいたい
そのための具体的な行動はなにか。
「経営統合」
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目的意識を明確にもった当事者なら、
統合は自然の流れ
と言えることに疑問はない。

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このように自分の目的・目標となるものに対して逆算して行動していけば、一つ一つの行いは苦しさや辛さというレベルを超えてより自然なもの、それが普通になっていくのだろう。
さらにもう一つ高次元に考えれば、一つ一つのクオリティで満足せず、横のつながり<それら一つ一つのもの同士の関わり>を意識しなくてはならないのだ。

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「変化する=進歩する」

とは限らないが、

「進歩する」ためにはなにかしらの「変化」がそこになければならないのだと思う。

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3社の行く末がどうなるかはわからないが、経営統合に至る思考のプロセスは日々の自分達の生活に置き換えて考えることができるだろう。


3年FW 川瀬

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