2013年11月23日土曜日

サッカーを通して成長する

四年生が引退し、自分の引退も近づいてきたなって最近よく思う。


今までのサッカー人生、本当の意味での引退を感じることはなかった。小学校の次には、中学校、その次は高校、大学と、毎回そのチームでの引退はあったけど必ず次にまた本気でサッカーが出来るステージはあった。


しかし、大学生はプロになれない限り、多くの人にとって次のステージはない。自分も引退後に今と同じ時間と熱意をかけてサッカーをやることはできない。本気で出来るのはこの一年で最後。それ以降はサッカーはただの趣味になる。


サッカーは本気でやろうと趣味でやろうと変わらないんだろうけど、自分はどうしても本気のサッカーと趣味のサッカーを区別してしまう。


本気のサッカーと趣味のサッカー、その二つの違いはトレーニングの厳しさや達成感の大きさなど人それぞれだけど、自分が本気のサッカーを選んでいるのは、サッカーを通して成長できるから。


どちらをやってもサッカーの技術や体力は会得できるだろうけど、他の分野にも通じる人間としての成長は本気のサッカーでしか得られないと思う。


本気でやると厳しさが伴う。終わった後には楽しかった思いだけでなく、後悔や自己嫌悪感も残る。嫌なことだけれど、それを拭い去るためにひたすら練習する。最初のうちはそれで改善されるが、やがてそれだけでは超えられない壁にぶつかる。


今度は自分の生活や行動を振り返り、他に突き詰めるところがないか探す。ときには何かを我慢したり、コンディションに気を配ったり、品行方正に努めるようになる。


チームとして行き詰まりを感じたら、チームメイトと意見を擦り合わせたり、チームの中での自分の役割を考え直したりする。足りなかったら、さらに突き詰める。


その繰り返しの中で幾度となく人間としての成長が要求される。また、何度も繰り返しているうちに成長の仕方も身に付いてくる。


自分は幸運にも本気のサッカーをやってきたから、無意識のうちにこうした成長の仕方を学んでいたけれど、もし成長の仕方を知らなかったら勉強も大して伸びなかっただろうし、受験も乗り切ってなかったかもしれない。


そういう意味で本気のサッカーは自分の成長にとっては欠かせない存在になってしまったが、引退したらもうサッカーは成長を教えてくれない。


自分には成長すべきことがまだ山ほどある。伝えたいことを人に伝える力、人を巻き込む力、頭の回転の速さ、当然サッカーそのものについても。挙げればきりがない。


残された時間は少ないが、サッカーを通して成長出来ることは一つでも多くこの一年で成長しておきたい。




パティークの廃盤はあと一年遅らせて欲しい
角田貴大

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