2014年3月20日木曜日

行動力

 行動は、確実に変化をおこします。だから、今よりも望む状態があるなら行動すべきです。それでも、自分は行動に移せないことが多いです。行動した結果生じる変化が、必ずしもプラスに作用するとは限らないからです。そのせいで漠然と変化をおそれてしまったりします。
 そんなわけで、行動力がある人を心から尊敬します。この1年間は、今までの人生では目の当たりにしたことがなかったほどの行動力を持った人を多く目にした1年でした。その中で、彼・彼女たちの行動を支えているのは具体性なんじゃないか、と感じました。

 


 スケールが小さい自分の話をひとつ。
 

 
 

 おととい、大学受験を終えた友人に会うために実家に帰りました。昔からバイオリンを弾いてみたいと思っていて、その友人はバイオリンを習っていたので、思い切って「少し弾き方教えてよ!」と頼んでみました(友人の家にあるバイオリンが100万円以上するということを知っていたので、今まではびびって言い出せませんでした)。
 バイオリンの弓の持ち方や指の番号、出る音について快く教えてくれましたが、とにかく難しくて曲を弾くどころではありませんでした。そんな状況下にもかかわらず、友人は「2つのバイオリンのための協奏曲」という2人がかりの曲を弾きたくてもう一人必要だから、頑張ってバイオリン練習してね、と言い放ったのです。
 その時、空港の書店で、いかにして20時間でウクレレを弾けるようになるか、という内容の本をぱらぱら読んだことを思い出しました。"THE FIRST 20 HOURS;How to Learn Anything Fast"という本です。その本には、効率的に物事を学ぶために留意すべき10項目が書かれていました。その中で特に印象に残ったのが、当たり前のことかもしれませんが、「取り組む前に、目指すパフォーマンスレベルを明確にしておく」 「身につけたいスキルを細分化してやるべきことを洗い出す」という2項目です。
 「2つのバイオリンのための協奏曲」をとりあえず曲に聞こえるレベルで弾けるようになることを目標に定めるなら、まずバイオリンを入手し、次に弓の持ち方や指の番号を覚え、簡単な曲から徐々にレベルをあげて協奏曲に到達する。協奏曲に到達したら、まず譜読みをして全体をつかみ、それから難しいところを部分練習して克服し、最後に2人で合わせる練習をする。大まかにはこのように細分化できるでしょう。ここまで至るには長い長い道のりとなるでしょうが、それでも一歩ずつ着実に進んでいけば、達成不可能なものではなさそうです。
 

 バイオリンを弾いてみたいと最初に思ったのは、小学生のころ、知人が演奏するのを聞いた時のことです。それ以来バイオリンに触れたこともないまま10年という月日が流れていました。それはただ、漠然とバイオリンを弾いてみたいと思っていただけで、そこには欠片の具体性もなかったからだと思います。でも今は少し具体性を帯びました。そのおかげで、これを行動に移すべきか否かを天秤にかけられる段階に到達しました。バイオリンを弾けるようになるために差し出さねばならない時間や根気が少しわかるようになり、漠然と変化をおそれる必要はなくなりました。まだ何も実現していませんが(笑)、これが最近で具体性の大切さを感じた出来事です。

 
 


 サッカーは、自己完結しないためか、具体性を持たせるのが難しいと感じています。自分以外にも21人が同じフィールドでプレーしていて、しかも曲を譜面通りに演奏する、というようなわかりやすい指針があるわけでもない。対面パスやドリブルドリルといった「練習メニュー」の上達ならわかりやすいけれど、必ずしもそれがサッカーの上達に結びつくわけではないというのは、中高を通して身に染みて感じました。ピアノやバイオリンを譜面通りに演奏するということなら、逆算的にいますべきことがわかるけれど、今の自分には、サッカーではそれができません。その時々に浮上する課題を一定の基準で対処していくだけです。積み重ねていければ確実に上達しますが、あまりの課題の多さとサッカーの不確定要素の多さゆえに、今までのことが積み重ねていけているのかも不安になります。もっと具体的にサッカーを捉えられたらどんなにいいことか・・・。
 

 とりあえず今の課題は、MFに戻ったこともあり、パスを受ける際に首をふること、離れて受けることを学ぶこと、タイミングをあわせてもらいに行くことです。幸運にも最近の練習内容とマッチしていて助かっています。

新2年 蛭田   鼻の骨くっつきました!
 
 

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