2014年6月9日月曜日

あれもこれも

 最近、ダンテの『神曲』を読んでいます。一番のお気に入りのシーンは、フランチェスカが身の上に起こった悲恋の物語をダンテに語る場面です。フランチェスカの震える声や、その鼓動すらも聞こえてくるようです。こうした個々のエピソードのみならず、その周りにちりばめられた風景描写も美しく、情景がありありと目に浮かんでくるため、特に煉獄編では私も星空のもと詩人たちと旅をしているような気持になります(天国編はまだ読んでない)。興味がある方は是非ご一読ください。貸します。

さて、なぜこんな話題から入ったのかというと、進学振り分けを目前に控え、自分の専門について考える必要に迫られたためです。入学当初、私は英文学科を志望していたのですが、第二外国語に選択したドイツ語や、今学期のフランス文学の授業を受けた結果、言語や地域にとらわれず幅広く文学研究をできる(らしい)現代文芸論学科への進学を希望することに決めました。どうも私は欲張りなようで、一つの言語に絞るということができません。あれもこれも読んでみたくなってしまうのです。

ア式においてもそうで、入部してから一年と少しが過ぎましたが、あれもこれも関わってみたかったし、実際にそうできたように思います。だからこそ分かることもある。
 マッチデープログラムを配ったことのある人なら、本当にたくさんの保護者の方、OBの方、地域の方が御殿下まで足を運んで下さっていることを知っているはずです。総務でも、「リーグ戦の調子はどう?」って聞いてくれたり、試合を見に来てくれたりする先輩がいます。Facebookを更新すれば、部員のお友達やア式のファンの方がイイネをくれます。新歓のお手伝いをさせてもらったときは、未来のア式部員の存在を確かなものとして感じました。それだけ多くの方が、私たちのことを気にかけて、応援して下さっているということです。

もちろん、サッカーで結果を出すのが一番で(特に今の状況では)、日々の練習の中でピッチ外の仕事も手がけるのは難しいことです。でも、部の運営に関わることで、生の「ア式を応援する気持ち」に出会えること、そしてそれがきっと私たちのサッカーを支える力になってくれるということも事実。選手の方にもそうした機会を大切にしてほしいと思います。

あとはスタッフについて。今日の試合後、スタッフとしてもっとチームに貢献できないものかと考えていました。
今以上にグラウンドへ来る日数を増やした方がいいのかしら?なんて考えも頭をかすめたけど、正直なところ私は夏場など人手の足りてないときを除いて、この考えにはあまり賛成ではないです。全員が来る回数増やしても人数過多になってしまうし、それよりはピッチ外でできる仕事をした方が有意義だと思う。私だったらDVD焼いたり、webの更新をしたり、あとは総務の仕事とか…。一人ひとり役職によってできること、求められていることは違うはずなので、自分で何をするべきか、もう一度考えてみる必要があると思います。シフトでグラウンド来るのは基本週3だけど、だったら残りの週4日で自分だけにしかできないことをやり遂げてやるって意気込みで!!

デンマークの哲学者キルケゴールによると、人は「あれもこれも」の段階を経て、「あれかこれか」の段階へと進むらしいです。
でも、少なくともア式にいるあと二年ちょっとの間は「あれもこれも」でいたいな。

二年スタッフ 渥美真生

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