2015年4月9日木曜日

恩返し

1年生秋
当時前後期18節ではなく、秋季リーグ9節のみで順位が決定されていた。僕は秋季リーグ第6節東京農業大学(以後、東農で表す)戦でリーグ戦に初めて出場した。僕はこの時のことを鮮明に覚えている。

前半に賀茂さん(当時4年生)のゴールにより1-0で東大がリードし、前半後半の中盤くらいまで東大が試合のペースを握っていた。セカンドボールの反応、球際、気持ち全てにおいて東大があの東農をリードしていた。あの東農というのは、4年生にとってアミノバイタル杯(当時総理大臣杯)などで当たっており、1度も勝ったことのない因縁の相手だった。その東農相手に圧倒、勝利を掴みかけていた。

後半35分監督から僕と花嶋君の名前が呼ばれ、アップをしていた僕たちはダッシュを数本入れてベンチへと戻った。いくつかの指示を受けて「行ってこい」と言われ、高まる気持ちを抑えながら交代用紙を本部まで渡しに行った。

そして、ついにその時が来た。僕は後半38分に花嶋君と共に出場。応援席からの熱い声援を体全体に受け、心臓が飛び出そう、ってか飛び出た。緊張のまま、相手のクリアが目の前にこぼれてきて、ボールをトラップ。リーグ戦ファーストプレー。しかし、トラップミス。オーマイゴッツ(当時中川さん)。緊張のあまりタッチが大きくなって相手に取られてしまった。仕方ないこういう事もあるな、切り替えてプレーしていた。

しかし、後半44分無情にも相手の右サイドのクロスがゴールへと吸い込まれた。同点に追いつかれた。僕は何をしていいかわからなかった。そして、後半47分東農の相川(当時ゴリラ)に僕と花嶋君サイドの左サイドを突破され、とんでもないミドルを決められ逆転。そのまま試合終了のホイッスル。

絶望。悪夢の10分間。
応援してくれる人たちに、チームメイトの人たちに、なにより東農に勝つと意気込んでいた4年生に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、顔を上げることが出来なかった。全ては僕のせいで負けた。


このことは一生忘れることはないだろう。

僕のサッカー人生の中で最大の挫折。その年東大は7位。4年生は目標である関東昇格戦に参入できず引退した。今でも本当に申し訳なく思ってます。

過去の事は何を言っても無駄だし、あの時4年生だった先輩たちに恩返しする方法は自分達の代で関東昇格することしかないが、それも今や叶わぬ夢となってしまった。

だから今年全力を尽くして1部昇格を成し遂げ、来年現3年生が関東昇格を成し遂げて欲しい。他人任せになってしまうが、僕の先輩たちへの恩返しも頼みたい。


幸運にも、もう当たることはないと思っていた東農との公式戦が今週末、アミノバイタル杯3回戦で行われる。
僕の東農に対する思い入れはア式で1番であると言えるだろう。こんな事言ってはいけないけど、リーグ戦よりも気合が入る。


今週末絶対勝ちます。




天才的なタッチが持ち味で、冷静にゲーム展開を読む頭脳派ゲームメイカー
新4年 トップ下 背番号6 中西大貴


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