2015年7月1日水曜日

漁師の話ほか

もしあなたが漁師だったら

1.毎日決まった時間に漁に出て、決まった時間漁をする
2.魚が多く獲れそうな天候の日に長時間漁をして、そうでない日は他の事をする
3.魚が少ない日に集中的に漁をする
4.誰よりも早く漁に出て、魚が獲れなくなるまで頑張る

の中でどの戦略を取れば一番儲かるでしょうか?
1と2を比較すると同じ労働時間では2の方が漁獲量が大きくなります。
3は一番漁獲量が小さくなりそうです。
この問題を考えるにあたって注意が必要なのは、「儲けの多さ」=「漁獲量の多さ」ではない、ということです。例えば、魚が市場にあまり出回っていない日には魚の値段が上がるため、漁獲量が小さくても、儲けは大きくなるかもしれません。逆に、魚が多く獲れそうなときには市場に魚が大量に出回るため、漁獲量は大きくても儲けは小さくなるかもしれません。
結局、最も正しい戦略は上述の4つではなく、「時間当たりの儲けが一番大きくなる日に長時間漁をする」というものになるでしょう。


日本における勤勉の重要性の認識

日本における勤勉の重要性の認識は国際的には低いものとなっています。「人生で成功を決めるのは、勤勉が重要か、それとも幸運やコネが重要か」という質問に対して、2005年に調査があった日本では運やコネが大事だと答える人の比率は41%にのぼっています。90年、95年に行われた同様の調査ではそれぞれ25%、20%であったため、運やコネを重要視する価値観は近年になって形成された可能性が高いです。日本人は勤勉な国民で、それが高い生産性の原動力になってきたとされます。しかし現在ではそのような認識がずいぶん薄れてしまったのでしょう。ちなみにフィンランドでは運やコネの方が大切と答えた人は15.8%しかおらず、アメリカでも22.6%という結果となっています。


せっかちさを測る指標

人間が後悔するのは、「せっかちさ」の程度を表す時間割引率がある特徴をもっていることが一つの原因と考えられます。遠い将来の時間当たり割引率が近い将来の時間当たり割引率より低下する特性を持つ「双曲割引」の時間割引選好を前提にすると、宿題を先延ばしにして後悔するという事実を説明することが出来ます。このとき、合理的な人は自分の時間割引の特徴が時間非整合的であることを知っているため、時間非整合的な行動をとらないようにあらかじめ自分の行動を縛ってしまいます。


学連、経済学部
4年 安達

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