2015年9月21日月曜日

しょうがない


「ああ、絶対今、良いの撮れたのに…一瞬遅かった」

 試合中の選手の写真を撮っていると、大事な瞬間を逃して悔しい思いをすることが多々ある。シャッターを押せたとしても焦ってしまって結果ぶれてしまったり、撮影者の位置が悪かったら折角の決定的瞬間もイマイチに写ってしまったり。良い瞬間を逃さず、かつその瞬間に最高の「シャッターパフォーマンス」が毎回できるようにするのはとても難しい。そして、「もう、またやっちゃったじゃんかー」と自分をいつまでも責めて悶々としていたら、次のシャッターチャンスを逃してしまう。まさに時間との戦い。

一眼事情に限らず、他のことでも同様のことは言える。やることがたくさん。どれから手をつけようか、どうしたら一番効率よいか、考えているときも、そして、やる気出ないなー、と延々と思っているときも刻々と時間は過ぎていく。小さなくだらないことでくよくよ悩んでいるときも同様に時間は流れていく。でもどうしても人間は悩める生き物。悩むことでより良い解決方法が見つかることもあるので、ある程度まで悩むことも大切で、その適切な程度に達するまで悩み切ったら、「もう終わったことはしょうがない」と割り切ろう、というのが最近の私のモットー。割り切って次に進まなければ何にもならない。

最近、「やらなければいけないこと」が多すぎて時間との付き合い方を考えさせられた。その結果、時間とうまく付き合う上での障害を見つけた。それは「一生懸命さ」である。私が自分について嫌いな事の一つは、すぐ一生懸命になり過ぎてしまう所である。一生懸命になり過ぎて、大事なことを見落としてしまう。ミスを多発してしまう。一生懸命であることは、世の中では美徳とされがちである。しかし、私は、ある意味危険な状態だと考える。一つのことに夢中になりすぎて他のことが考えられなくなっている状態でもあるからだ。「一生懸命」が正しい方向に発揮されれば良いのだが、誤った方向に発揮されると迷惑につながる。夢中になっているからこそ多大なる時間と労力がそこに注ぎ込まれ、結果として大きなエネルギーが生まれている。誤った方向にそのエネルギーが生まれているとしたら何という浪費だろう、何と恐ろしいことだろう。

例えば、大学受験のために勉強する世界史の範囲は非常に広いのに、分厚い参考書を読みまくって、情報量が多すぎて知識が頭に残っていかないのにひたすら夢中で読み続けて、「それが何になるの、それより基本事項を暗記し直した方が頭に実際残る情報量はよっぽど多いんじゃないの」と気づいたとき、自分がエネルギーと時間をどれだれ浪費したかを思い知り血の気が引くような感覚を覚える。(私の実体験です)一生懸命が恐ろしいとはこういうことだ。

ア式の仕事も一つに熱を入れすぎると他がおろそかになるし、無駄なことに全力を注いでもそれは自己満足だし、頑張り始める前に一度「それは本当に必要な事なのか?」あるいは「もっと効率よい方法はないか?」と冷静になって考えることが必要だと、当たり前のことながら最近ひしひしと感じる。特に仕事が増えてきた最近。

増えてきた仕事、どれもおろそかにしたくない。広報部で折角、HP長を任せられている。アクセスする人が求める情報に簡単にたどり着ける状態を常に維持したい。Facebookの投稿や画像編集を頼まれたら、頼んだ人の意図をくみ取って適切なものを発信したい。試合の動画をDVDに焼いたりYou Tubeにあげる作業は単調だけど、試合を振り返りたい人の為になるべく早くこなしていきたい。総務の仕事をア式と結びつけるのは難しいけれど、先日、同期のfeelingsを読んでぴんと来た。(そうかア式という組織が輝くための舞台作りでもあるのか!納得)真生さんや彩ちゃんや私が総務で頑張ることはア式が運動会における、ひいては東大における信頼を得ることにつながる(、こじつけかもしれないけどそう思って、この総務の仕事も少しはア式のためになってるなってると言い聞かせて頑張ろう)。もうすぐ始まるであろうイヤーブック2016年版の製作も、新歓に使いにくい所があるイヤーブックだった(特に私が担当したページ)などという昨年の反省を生かし、より良いものを作るべく冷静に真剣に取り組みたい。

最後に、今回、時間について書いたので、「二度と戻らない」ことが嬉しい過去についても少し考えてみたい。例えば東大に合格したこと、あの無駄な緊張感のあるセンター試験など二度と受けたくないから、これは二度と戻らなくていいのがうれしい過去。成功体験・嬉しかった/楽しかったことも過去としてずっと残り続ける。そして人間はそれにすがりがちである。だからこそそれに安住しないよう常に自分を監視・叱咤していかなれば。

 

まとめ

上に記した仕事全てにとりあえず全力投球するのではなく、一度考えてみよう。「何のため?メリットは?コスパは?」

熱意があふれ出てきても、それを仕事に投与する分量はスパイス程度にしよう。

「自分は頑張った」という過去の時間に満足せず、そこで得た充実感に安住せず次へ、前へと進み続けよう。

やりたいことは山積み。けれども時間は有限。ア式に在籍できる時間のコスパを最大限にしよう。そして一生懸命になりすぎる私の悪い癖をただ忌み嫌い、いつまでも同じところにとどまってないで、「そんな私も私だ、しょうがない」と素直に受け入れよう。そして「一生懸命」とも上手に付き合っていこう。

 

味噌汁に入れたかった生姜ないのでしょうがない、代わりにカボチャ入れよう(ちなみに!カボチャはこれからが旬で、含まれるビタミンAは風邪や病気の抑制に効果的でオススメ食材ですよ!by元栄養班員)

 

2年 スタッフ 松本彩伽

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