2015年10月8日木曜日

フライング

強いチームかどうかは、負けた時に試されると思っています。

強いチームには、流れが悪い時に周りに働きかけられる存在がいます。
リーダー、ボス、キャプテン、精神的支柱、などなど、様々な名前で呼ばれる存在です。
強いチームには、そういった存在が少なくとも一人、あるいはたくさんいます。

強いチームは、切り替えができます。
攻守はもちろんですが、ピッチ内外、試合結果、プライベートと仕事、なども含みます。

強いチームには、団結力があります。
個々がチームの一員、一人ひとりがチームの顔だという自覚があります。
チームの危機はみんなの危機だと、それぞれの危機だと、思う人間が多いです。


さて。

そういう意味で、僕のチームは、はっきり言って弱いです。

リーダーがいません。
切り替えができません。
団結力がありません。
挨拶はできないし、モノの管理もできないし、当然の要求もできない。

選手・チームメイトへの叱咤激励・・・

「ふざけんじゃねえ、そんな気持ちならさっさとやめちまえ」
「俺も頑張るからお前も頑張れ」
「お前が失敗にしてんだよ!!」
「もっとできるっしょ」

とまあ、言葉は選ぶべき、選んで当たり前だと思いますが、言うべきことが言えません。
感情的な言葉が出てもいいと思うんですが、全く出ません。

どうして?

「あいつのほうがサッカーうまいから」?

いやいや、サッカー下手なお前が見てもわかるくらいダメなんだから相当ダメでしょう。

どこか言えない、言うべきでない、言わなくてもいい、そんな雰囲気があるんです。
言えるはずなのに、言わない理由を作っちゃうんです。

仲間を励ましてあげられるのは仲間だけなのに。
いつも身近で見ているからこそ、かけられる言葉があるはずなのに。

それとも上っ面の関係なんでしょうか?

お互い真剣に頑張っているからこそ、上っ面ではないからこそ、本当に信頼しているからこそ、腹割って正直な意見と言葉をかけられるんじゃないんでしょうか。
その集まりが「チーム」なんじゃないでしょうか。

たとえ自分が東大寺学園出身、トップに上がれなくてサッカー諦めてマネージャーに転身した身で、相手が鹿島アントラーズユース出身でJ選抜入った1年生のレギュラーで、知り合って半年でも、半年なりに、自分なりに、かける言葉、響く何かがあると信じています。

今、チームの正念場です。
僕の正念場でもあります。
1年生にとっても正念場です。2年生、LBセカンド、広報にとっての正念場でもあるんです。
その自覚がある人間が多いこと。そしてチームに対して何か、何でもいい、朝15分早く起きるでもいい、チームに対して何か行動を起こせる人間が多ければ多いほど、チームは強い。と、僕は思います。

しかし、我関せずだったり、特に「自分に何ができるのかわからない」、という人間が多いのが現状です。


こんなチームです。
僕は弱いと思います。
そして、こんなチームにしたのは僕です。自分ひとりのせいだとか調子こいたことを言うつもりはありませんが、間違いなくその責任を負うべきだと、本当に思っています。
1、2年生の時に感じた違和感を、なぜ言葉に出来なかったのか。なぜ「挨拶くらいはちゃんとしましょう」と先輩に、せめて同期に、言えなかったのか。
3年生の夏に「学生GM」なんて役職をもらったのに、どうしてこんな根本的な問題に気がつけなかったのか。あるいは、目をそらしていたのか。

後悔は尽きません。




しかし、です。

勝てない理由はいくらでもありますが、負けていい理由なんて、一つもありません。

僕はあと1ヶ月で引退、ほとんど終わりですが、まだ終わっていません。

チームの正念場が自分の正念場だと思っている人間は、少ないのかもしれませんが、一人もいないわけではありません。

学年を超えたら難しくても、同期には腹割って話せるんです。

選手に声をかける人間はほとんどいなくても、実際にかけている人間は間違いなくいます。

少しですが、ちゃんと挨拶ができる人間がいます。

少しですが、モノの管理ができる人間がいます。

少しですが、団結しようと声をかけている人間がいます。

少しですが、しっかり切り替えている人間がいます。

少しですが、リーダー、あるいはそうなろうと必死で頑張っている人間もいます。


ほとんどないのかもしれないけど、少しは「ある」んです。
できる人が、できることが。
1年生にも、2年生にも、テクニカルスタッフにも、栄養班にも、映像班にも。


甘っちょろい4年間、それどころか21年間を過ごしてきた僕です。
できることはほとんどないのかもしれません。
が、全く何もないわけではありません。

新見に言われました。
「藤岡さんは『きっかけを与える』のが仕事ですね(あとは全然ダメだけど)」

僕はこの辛口にも自分を言葉で表現してくれる後輩を完全に信頼していますし、感謝しています。実は尊敬もしています。(僕はそういう後輩、同期、先輩に恵まれています。)

自分の仕事・できることを明確にしてくれます。

そこでマスター・ヨーダの「できるできないではない、やるのだ」を思い出します。
ドラッカーの「何ができるか、に焦点を当てよ」を思い出します。



繰り返します。

強いチームかどうかは、負けた時にこそ試されると思っています。

強くないなら、強くなりゃいいんです。

今試されてるんです。
強くなれるかを。
何ができるかを。
全員が。
一人ひとりが。

一歩踏み出せるか。無理なら、半歩でも。



週末、勝てるかどうかはわかりません。
昇格できるかどうかなんてもっとわかりません。
正直めちゃくちゃ不安です。
でも結果は自分たち次第なので、できる限りやります。
学生と大人の間らへんに立っている僕だからこそやれることがあると信じています。

正解なんてわかりません。
正解にするしかないんだと思います。


以上。
この投稿をするのも怖いし、皆さんに何言われるかわかったもんじゃありませんが、僕にとってはこれが「半歩」です。
誰かの良いきっかけになれば幸いです。


投稿早くてすいません
藤岡

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