2015年11月16日月曜日

時間とボール




こんにちは。
初めての登壇で少し緊張しています。

自己紹介も兼ねて、私がア式蹴球部の一員になるに至った経緯を少しお話ししようと思います。お付き合いください。



「時間が、自分とは無関係な場所で、流れていく。」
そう思いついたのはいつの頃だったか。
幼い時からそんなことを頭の中でずっと考えていて、目が覚めた頃にはもう大学生になっていました。

小学生の頃はソフトボールのクラブチームに所属。背番号5番、サード。
中学校では科学部に所属。今も山や川、海に一緒に出掛ける恩師と同級生に出会いました。
高校ではSSG(スーパーサイエンスグループ)に入り、火山灰や粘菌の研究をしていました。

自分を語るのに1分もかかりませんね。
過去の自分の歴史を頑張って思い返してみても、記憶に残っているのはたったこれだけ。当時抱いた感情や、その他いろいろな出来事は、記憶の断片にすらなりませんでした。


だって、時間が無意識に流れてしまうから。
気がついたら終わっていたから。

人生はそういうものなんだと自分を納得させながら生活していました。

当時、全く何も考えずに行動していたかというと、そうでもないと思うのですが。記憶が残っていないので思い出せないのです。
自分で自分の進む道を決めたことがなく、すべて他人の示した道を歩いていたからかもしれません。主体的でなくても、周りがすべて決めてくれる、そんな環境に甘えていたのだと思います。
その結果、何も覚えない、考えない、ふわふわとした私が誕生しました。

そんな私が、生まれて初めて自分の時間を止めて考えた瞬間がありました。



大学生になって初めて迎えた4月。ア式蹴球部に入るかどうかで迷ったときです。



まさか、部活選びにこんなに悩むことになろうとは。たかが部活ですが、されど部活。
どの集団に所属するかでその後の人生が大きく変わる予感がしていて、4月中に人生を決める選択をしなければならないシステムをちょっと呪いました。

結局、運動系のサークルに既に出していた入部届けを取りやめ、ア式蹴球部に入り直しました。
サッカー経験のほぼない私にとって、ア式蹴球部に入ったのはまさに青天の霹靂。母校の知り合いに誘われて、体験練習に参加したのがきっかけでした。なぜ大学に入って初めてサッカーをやろうと思ったのか。今も疑問に思うことがあります。が、はっきり言ってよく分かりません。先輩方の新歓が素晴らしかったのかもしれません。


でも今サッカーをしていて、すごく楽しいです。


その事実だけで、ア式蹴球部に入った私は正当化されています。入って良かったです。

私の責任感のないプレーに怒ってくれる、下手くそなプレーの中の、ちょっとだけ良いプレーを見つけ出して褒めてくれる、先輩方や同期に出会えたこと。
最高の仲間と、最高の場所でサッカーができること。
素敵な奇跡が起こったことに感謝しています。


ア式蹴球部を卒業したとき、
「大学でア式蹴球部に所属していた」以外のことを言えるのか。
以前の私のような、時間に流されて何も残っていない、空疎な人間ではなくなっているだろうか。

気を抜いていると無意識の境地に入ってしまう癖があるので、常に考えながら生活していきたいと思います。

サッカーを通じて、私は何を学びたいのか?




最終節で人生初の試合フル出場を経験しました。ありがとうございました。
ア式蹴球部女子1年 丸山紀子

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