2015年10月31日土曜日

頭寒胸アツ


試合前日になると続々とfeelingsが更新され、皆の熱い思いで試合へのボルテージが上がっていく。


その熱い思いのままがむしゃらに戦っていればうまくいくこともあるだろう。



しかし、先ほども書いたように苦しい試合になることも容易に想像できる。


もしかしたら、先に失点してしまうかもしれない。


シュートすら打たせてもらえないかもしれない。



焦りや苛立ちが募る試合展開のなかで、徐々にチームの歯車がずれていく。


ちょうど水曜日の練習のときのように。



落ち着いて熱くなり過ぎずプレーする。


そんな状況に直面したら、決まってある言葉がぼくの胸をよぎる。




冷静で勇敢な戦士たれ




頭は冷たく心は熱く。


必死に走ってボールを奪い、冷静沈着に狡猾に相手の弱点を突いてゴールを決める。


そんなサッカーがしたい。





ベンチのメンバーも出場の可能性がある限り最高の準備をしよう。

3年の控えGK

我々は、考える足である。


気持ちの移った日々。
1年生の頃、Aチームでサッカーをするのが恐ろしかった。
刺激強すぎる。。
そんなおれも気づいたら、今ではどこで練習しても何か足りないような気がする。
それは

……公式戦が楽しすぎる……

残念ながらあの舞台を経験出来る部員は限られている。
たった11人+αしかいない。あのひりつく様な空気の中でやるサッカー。たまんないんだよ。

これを経験しないままでいいの?

そして、この空気の中で最高のプレーをしないままでいいの?

したいでしょ??


おれらには成長する義務も権利もある。

おれは、評価されない時期に、それを評価しない人のせいにしてた時期があった。
評価されないことを、評価しないことのせいにしてた。
でもあるとき気づいた。そうじゃない。それは成長を止めたキャリアに見切りをつけた愚かな隠居がすること。

自分をもう一度見つめてみよう。

成長してたか?常に。
変わり続けようとしてたか?常に。
楽な逃げ道を作るな。まずそこからだ。


気持ちの伝染った日々。
「自分のためにやれないやつは、チームのためにやれるわけがない。」

という言葉が俺は好きだった。
自分のためにやれるやつが、一番自分にも厳しいし、結果的にチームのためになると思ってたし、今でも思ってる。

でも、見落としてた大事なことに気づいた。
「チームのためにやれないやつは、自分のためにやれない。」

高いレベルで自分を鍛えてくれる環境を・成長する環境を作る義務は、成長する義務と同等にあるんだ。
考えて、どうやったら勝てるか考えて闘えというあの言葉が、時間をかけてどういうことかわかった気がする。


気持ちの写った日々。
そう、このグランドで部室でみねはうすで過ごした毎日。
今、この集団は外から見てとんでもなく魅力的な集団へ近づこうとし、実際少しずつ大きな変革が起こってる。
これはもちろんこのまま続けて欲しいけど、ア式は何が凄いって、やっぱあれっしょ。
なんてったって、内から見てとんでもなく魅力的な集団であることでしょ。
内側からこんなにも魅力的な集団おれは見たことないレベル。
ここで過ごした日々。
捧げてやる、勝利のために。チームのために。
なによりも、自分のために。




引退がどうとか最後だとかは、まだ早すぎる。
前半よりも後半、後半よりもロスタイム、まだまだ強くなりたい。終われない。



なんだか不思議な気持ち

見たい景色を、一緒に見たい人がいる

4年 増田貴行

俺達らしく

いよいよ明日がこのチームでの最終戦。昇格がかかった大一番。


この一週間、ア式に携わる人すべてが一度は、いや何度も頭をよぎったことだろう



絶対に勝たなければならない、と。



そのために自分ができる最善の準備を皆がしてきたと思う。


心の奥底からふつふつと闘志が湧き上がってくるのを感じる。




思い返せば、今年の一月から本格始動したこのチームでのサッカーも10ヵ月近く経った。



慶應にボコボコにされた。


東農といい試合したけどPK負け。


辛勝が続いたリーグ戦序盤。


東経戦での勝利。


マリノスユースとの熱い試合。


リーグ戦4戦勝ち無し。


そして今。



シーズンが始まった時に想像していた以上の苦しみがあった。


深い泥沼に足を取られ、泥だらけになりながら懸命に歩みを進めてきた。


ここまで9勝。楽に勝てた試合などなかった。



きっと明日もそうなんだろう。


死に物狂いでボールを追い回し、ボールを奪っては相手ゴールに向かって突き進む。


美しくはないが、俺達らしい。




そんなア式スピリッツを体現することが許された11人。


勝利しか見えない!勝利しか考えられない!


誰もが抱いているその溢れんばかりの思いを託された11人よ!


必ず最高の結果を掴み取ってくれると信じている。



3年 加藤辰弥

ハロウィン・ナイト


リーグ最終節。勝てば昇格。

みんな明日の試合を前にしていろんなことを考えているのだろう。

そろそろきっと山健からまた「明日頼むぞ」とLINEが来る。

純也はこの前バカでかい声で「新人戦のことはおれらに任せてお前は東経戦のことだけ考えな」と言ってきた。その後もなにか言っていたようだが声が不快だったので耳を塞いでしまった。

怪我をしてしまった人の気持ちもいたいほどよくわかる。

きっと明日勝てばア式に関わる全ての人を笑顔にできる。みんなをぶち上げることができる。

こんな最高の舞台でプレーできるのだ。

この一年間で最高のパフォーマンスをする。なぜかはわからないけどできそうな気がする。

ハロウィン・ナイト聞きながらストレッチして寝ます。
2年 沢登孝介

闘う者たち

後期第7節、玉川大学戦。

後半35分、名前を呼ばれる。右サイドバックの北山と交代だ。
試合は1-0で東大がリード。ただ、攻めこまれるシーンも少なくない。そんな予断を許さない状況でのディフェンダーの交代。
「ミスしたらヤバイ。」一抹の不安が頭をよぎる。もちろん準備はしてきた。それでもなお不安はぬぐいきれなかった。

後半36分、ピッチに入る。
右サイドの持ち場につく。応援のボルテージがすごい。
そして、ファーストプレイ。

ヘディングで競り勝つ。

その瞬間、3mと離れていないピッチ脇の応援席から聞こえてくる大歓声。もはや日本語ですらない、声、声、声。

セカンドプレイ。ルーズボールを大きくクリアする。
今度ははっきり聞こえる。
「ナイスクリア!」
「いいぞ!」「ぶちあげ!」「押し込めー!」

不安はいつの間にか消え去っていた。
応援に勇気付けられたことは疑いようがなかった。

あの試合、応援のみんなも闘っていた。そして、その声は確実に聞こえていた。確実に選手の力になっていた。
応援だけじゃない。監督、コーチ、スタッフ、選手の御家族、友達、ア式ファンの方々。ア式に関わる全ての人たちが闘っていた。だから勝てた。


明日は本当に大一番。大事なのはやっぱり“みんなオンザピッチ”。
ピッチ内外問わず、みんな闘おう。


闘う者の歌が聞こえるか
鼓動があのドラムと響きあえば
新たに熱い命が始まる
絶対昇格東大ア式

この歌バイブスぶちあがる
4年 松木啓

勝負の神は…



ー後悔ー
後悔先に立たず。後悔をした時はすでに手遅れ。
その後悔を次にどのようにして活かすか、それが勝負の分かれ所。
過去に戻ることは出来ない。
同じ後悔を今後しないために、新たな後悔を今後しないために、今自分に何が出来るのか。
後悔を糧に、今、自分の最大限の力を発揮すること、それが一番大事。


ー自信ー
自信と慢心は紙一重。慢心があれば次の努力を怠る。
事実、ヘディング競り負けることもあるしドリブルで抜かれることもある。
だけど毎回試合前は目の前の敵に負ける気がしない。
例え相手が関東1部であっても、Jリーガーであっても。
根拠は全くないけどそれくらいの「自信」を持って試合に挑まなければすでに負けてるようなもの。
自信を持ってやろう。
個人においてもチームにおいても俺達は絶対負けない。





勝負の神は細部に宿る



すべては今までの積み重ね。
そして試合中どこまで徹底できるか。
今まで自分達がやってきたことを信じて、自信を持って試合に挑もう。
そして自分達で昇格を手にしよう。
結果でしか示せない気持ちと、結果でしか報われない日々のために。

4年 平野元

Last Game


明日が最終節。そして私たち四年生は引退となる。
漫画みたいな展開だなって思ってしまったが、明日の勝敗で一部に昇格できるかが決まる。


後期リーグが開幕してから負け続けてきて、この間のvs玉川大学での勝利は本当に嬉しかったし、あの勝利は大きかった。久々に選手の顔が明るくてホッとした自分もいた。
ホッとしたところで崖っぷちは変わらない。
ずっとなんとか、2位をキープしてきているが少しも油断できない。昇格するには明日、格上の相手、東経に絶対に勝たないと…。


ここ最近公式戦で私は応援席側にいることがなく、反対側で応援をきくことが多い。

ベンチや本部からみるア式の最近の応援は一体感が感じられる。一人一人が心の底から応援している気持ちがみえた。きっとピッチに立っている選手も少なからずその声援に支えられているんじゃないかな。


選手はPMG以外であまり保護者の方や応援に来てくださってる方と話す機会がないから知らないと思うけど、ア式を応援してくださってる方は沢山いる。
もちろん保護者の方は自分の息子のプレー姿を観にいらしてるけど、それだけではないんです。【東京大学運動会ア式蹴球部】のファンとして応援に駆けつけて下さっています。



マッチデーを配布していると、
『あ、今回メンバー違う!一年生?どの子だろう?』
そんな声が聞こえてきます。名前と顔を覚えて応援しようとしてくれています。
いつもメンバーの選手が外れていると、
『あれ?〇〇くん怪我したの?いつ復帰?大丈夫?』
心配して声をかけてくださる方もいます。

そして、運動部の他の部の方も、女子部も応援に来てくれています。自分たちの練習、試合の合間を縫って来てくれているんです。

ア式の勝利を、昇格を願っているのはア式部員だけではないんです。


その気持ちに応えるためにも明日、絶対に勝ちたい。


去年の今頃、降格した。あれから一年。
去年のあの場所に戻るために今年はもがき続けてきたと思う。

この一年間は沢山の方々に、支えられてきた。感謝しかありません。
本当にそう思う。




負けが続いて苦しかった時、実際私は保護者の方の厳しくも温かい言葉、先輩方に救われた時もあった。
明日はホーム試合ではないけれど、多くの人が観に来てくれると思っています。
最後に応援してくださった方々全員と喜びを噛み締めたい。





選手は最後の最後まで諦めずに闘ってくれると信じてる。
だから《自信》を持ってプレーして欲しい。
辛くなったら、厳しくなったら、応援席・ベンチの皆をみて下さい。(そんな余裕ないかもしれないけど。)そこには、全力で応援してくれる仲間がいます。
自分自身を信じて思いっきりサッカーを楽しんでぶつかってきて下さい。




それから最後に!ここ最近知って個人的に嬉しかったこと!笑
部室でご飯からスタートし、今ではおにぎりを練習後のゴールデンタイムに食べるところまでになりました。
補食のおにぎりを人数分握るのは大変だったけど、この計画を始めてから練習後におにぎりの他に魚肉ソーセージと100%オレンジジュースを摂取する選手がいたこと、たった1人でもそうやって意識が変わったことが本当に嬉しかったです。
無責任に栄養について取り組み始めてワタワタしてたけど…少しでも意識を変える!ことができたのかと思うと素直に嬉しかった。
今後栄養班が発展していくことを願います。



全力出したらおにぎり握るスピードはきっと負けない
四年 布施明日香

2015年10月24日土曜日

臨戦態勢

さあいよいよ。

順調だった訳ではないけどチームみんなでなんとかここまで来た。

ようやく"いいチーム"になってきたと思う。

頼れるチームメイト。
ここまでの準備は上々。

明日の勝利の先にア式の未来がある。
とんでもないプレッシャー。
こんなヒリヒリした試合をこのチームで戦えるのが楽しみで仕方がない。

大好きなこのチームで、心の底から至上の喜びを分かち合いたい。

まずは最高の準備を。
最後には笑えるように。


やってやりましょう。


寝れなくてfeelings読んでる奴、ホットミルク飲んでさっさと寝なさい。
4年学生トレーナー 鎌田玄徳



心技体。

一番大切なのは心。

だから最初にあるらしい。

中学時代の恩師が言っていた。

 

こじつけなのは百も承知。

それでも自分はこの言葉を今も大切にしている。

 

明日の朝は いつも通り 「心を開いて」

アップ前は いつも通り 富山とお喋りして「心を整える」

入場の前は いつも通り ア式のエンブレムに「心臓を捧げよ!」

 

試合が始まれば

あとはheart(心)とmind(心)で闘うだけ。
 
 

 

 

六月の勝利の歌を忘れない

3年 主将 北山 淳

言い聞かせる。

これまではfeelingsで真面目なことを語ってきましたが、今は明日のことで気持ちがいっぱいです。

メンバー入りした選手のみんな、応援してくれるみんな、スタッフのみんな、監督、コーチ、トレーナーのみなさん。

とにかく、最高の準備をしよう。


明日は大一番。
正念場でもある。
明日の結果は昇格の可否に大きく大きく影響する。
絶対に勝たなければならない。

プレッシャーを掻き立てるような言葉ばっかり並べてみたけど、どうですか?

まぁ、当然不安はあるかもしれないけど、なんだかわくわくしませんか?
僕はわくわくします。

1部昇格を至上命題として今シーズンのスタートを切り、以来そのプレッシャーと闘いながらここまでやってきたと思う。こういったプレッシャーがあったからこそ、難しい試合をくぐり抜けて勝ち点をもぎとってこれたのだとも思う。

大一番を明日に控え、このチームは今日も強い不安やプレッシャーと闘っていることと思う。
この不安やプレッシャーから早く逃れたいと思ったそこのキミ。

昇格するイメージはできていますか?

イメージしてみてください。わくわくしませんか?
だったら、今抱いているその緊張や不安を、もっともっと楽しみませんか?
僕は、それもまた強さだと思います。

今置かれた現状から逃げない。逃げようとしない。
楽しめ!楽しめ!楽しめ!

そうやって、明日の試合にチーム一丸となって全力で立ち向かおう。


だから選手のみんな。今日は最高の準備をしよう。
夜ご飯は、炭水化物を多めにとろう。
お風呂に入ったら、ぬるま湯で長めに浸かろう。
コーヒーを飲もうとしてたら、それは明日の朝にとっておこう。
寝る前に、もう一度入念にストレッチをしよう。

そしたら、一旦昇格するイメージは忘れておこう。



明日、絶対に勝とう。


あろうがフィットで言ってた「きつさを楽しもうぜ~」の境地には未だ到達できていない。
4年 松田 健太郎

2015年10月23日金曜日

水を飲むこと、星を見ること、骨を折ること。



練習中、水を飲むたびに笑ってしまいそうになります。



日本代表の岡崎選手の所属するレスターシティは今季好調です。



 そんなレスターの中盤には Daniel Drinkwater という選手がいます。


ん?


drink water??


そうです


Drinkwater です。



彼は豊富な運動量で攻守に貢献しています。



その名前から






という下書きから一ヶ月経ってしまいました。投稿遅れて申し訳ありません。



レスターは万能FWバーディーの活躍もあり健闘を続けています。もちろん Drinkwater も頑張っています。



さて、今シーズンもあと一週間とちょっと。まさにここが正念場です。


練習中はもちろん、家にいるときも授業を受けているときも武蔵戦のことを考えてしまいます。


絶対勝ちましょう。それ以外ないです。





自分は特に星座に詳しいわけではありません。


だけど、オリオン座だけはわかりやすいので記憶しています。すぐに見つけることができます。


オリオン座は冬にきれいに見えます。冬は空気が澄んでいるのでよりきれいに見えます。


自転車に乗りながらふと空を見上げるとオリオン座がとてもきれいでした。


しばらく空を見上げながら自転車を漕いでいました。


電柱にぶつかりました。


去年の冬のことです。


オリオン座を関東リーグ、電柱との衝突をここ数試合のつまづきと考えると


長期的な目標を見据えるがあまり直近の問題に対処できなかったと解釈できます。


本当に最善を尽くして戦ったのか。少しあたりを見回せば防げたのではないか。



少し強引でしたね。



まだまだ思うところはあるけれど、とりあえずこのあたりで失礼します。


何が何でも勝ちましょう。そして、骨折には気を付けましょう。




3年 山田郁也



2015年10月22日木曜日

瞬間、心、重ねて

エヴァンゲリオン初号機、弐号機共に破れた相手、第7使徒イスラフェル
エヴァと使徒単体では使徒の方が上だったかもしれない
1機では勝てない相手

前期のリーグ戦で唯一敗戦を喫した相手、武蔵大学
個々人の能力は相手の方が上かもしれない
1人では勝てない相手


では勝つためにはどうすれば良いか?
シンジとアスカは二人の心をシンクロさせ、2機によるユニゾン攻撃で使徒を殲滅した

ア式はどうだろうか?
試合に出ている11人が勝ちたいというその一心に心を重ねれば勝てるのか?

違う

スタートの11人、ベンチ入りしたメンバー、応援に回った選手、選手を支えるスタッフ、指揮を取る利重さんや星さん、選手のケアをするトレーナーさん、ベンチや応援席から見守ってくださるOBコーチの皆さん、
そしてア式を応援している全ての人が
「勝ちたい」
その一点に心を重ねなければ勝てない
僕はそう思う


「俺は、私は試合に出ないから」
こんなことを考えている人が1人でもいるチームは強くはなれないし、そもそもそんなものはチームとは呼べない

ア式はどうだろうか?
もちろんチームの勝利をみんな願っているしそれぞれが与えられた役割を一生懸命果たそうとしている
しかし、それで限界か?それ以上のことは出来ないか?どこかで妥協はしてないか?
ア式は昇格に値するチームか?


後期残された試合はあと2試合、残された日数はあと10日
1人1人がそんなことを自らに問い続け、真のチームであり続ければ
その先に「昇格」の二文字があると思う


絶対昇格
1年プレイヤー兼ア式TVMC   糸谷 歩

2015年10月20日火曜日

1秒

先週の土曜日、ふとテレビをつけたらやっていたのは、年始の風物詩である箱根駅伝の予選会。正月の箱根路を走るために、今年の箱根駅伝でシード権を獲得できなかった各校が最大限の準備をしてこの予選会に臨む。そこにはそれぞれの大学にそれぞれのストーリーがあって、妙に引き込まれてしまう。

予選会には各校最大で12人の選手がエントリーできて、そのうち各校上位10人のタイムを合計したものがその大学のタイムとなり、そのタイムが短い上位10校が箱根駅伝の出場権を獲得する。

予選会の戦い方は独特で、集団走などの戦略がある。各個人が1位を目指すようなマラソンなどとは違って、予選会ではみんなが一斉にスタートする中で全員が1位を目指すのではなく、チーム全体のタイムとしての上位を目指す。だから一か八かの賭けでハイペースで入って失速したり、逆にリスクを冒すことを恐れて慎重になりすぎた結果遅くなってしまったりすると、チームの足を引っ張ってしまうことになる。

一人一人が自分に与えられたタイムを目指し、自分ができることをしっかり行うことができれば、個人の勝利にはつながらないかもしれないが、チームとしての勝利につながる。



そんな箱根駅伝の予選会、箱根駅伝出場圏内の10位と圏外の11位のタイム差はわずか10秒、選手10人でのタイム差と考えると1人当たり1秒縮めることができればひっくりかえせたかもしれないほどの僅差で明暗が分かれた。

1人当たり1秒。20kmのコースを一時間強で走ることを考えれば簡単に紡ぎだせそうな気もしてしまう。でも選手たちはチームのために、1秒を追い求め走った結果そのような差がついてしまった。

もし、「みんながあと1秒ずつ速く走れれば箱根駅伝の出場権を獲得できるよ」と分かっていれば、選手たちはどうにか力を絞り出してペースを上げ1秒をつかみとれたかもしれない。だけど実際はそんなことは分からない選手は、20km近く走ってきて限界も近く苦しい状況でペースを上げるという選択ができるだろうか、ペースを落とさずこのままのペースを保ってゴールにたどり着ければいいと思ってしまうんじゃないだろうか。


前々回の箱根駅伝で、2位に4分半以上の差をつけて圧倒した東洋大学のスローガンは「その1秒を削り出せ」だった。その前年の大会で21秒差で優勝を逃したことからそのスローガンを掲げていた東洋大、テレビで実際に見ていてすごいなと思ったのは最終区の10区の走りだった。10区に入った段階で後ろとは3分以上の差があり、優勝は確実だろうし、リスクは冒さず置きに行くのかなと思いながら見ていたが、最終的にその選手は区間賞を取る走りで、後ろとの差をさらに広げてゴールテープを切っていた。できる最大限の力で自分の役割を果たし、しっかりとスローガンを体現している姿を見て、すごいと思ったし、強さを感じた。



この東洋大とは状況は確かに違う。瑞基が言っていたように、厳しい状況であることは違いない。背後には、息遣いが聞こえるくらい近くに後ろのやつがいるかもしれない。でもやるべきことは同じだと思う。できる最大限の力を出すこと。もう1つギアを入れて、冷静にかつ熱い気持ちを持って走り出せばいいと思う。


悔しいことに、自分はもう勝利に対する直接的な貢献をできないかもしれない。だからこそピッチにいる選手が苦しいときに1歩、もう1歩、足を前に出せるように声を出し続けたい。



自分に残されたのはおそらくあと2試合、ピッチ上の誰よりも走ってやる


4 FW 片瀬

2015年10月19日月曜日

はじめまして

こんばんは。女子部1年小尾です。

同期は3人、まさかの全員初心者です。
私はもともとサッカーの試合を観るのが好きで地元の浦和レッズを応援しています。
大学に入って自分が始めるまでは試合を観てなんでこんなパスミスをするんだろうなどと生意気なことを思っていました。しかし難しさがわかった今試合を観ると一つ一つのボールタッチに感動してしまいます。半年経ってもトラップさえまともにできない私には全てのプレーが良いお手本です。

さて、ポジションはというとゴールキーパーになりました。フィールドを走り回りたい気持ちもありましたが(今も未練がないと言ったら嘘になります)中高でバスケをしていた経験を活かせると思い決めました。
今戦っている関東大学女子サッカーリーグでは明らかな自分の能力不足による失点、連敗など悔しいことばかりですが、残り2試合精一杯取り組みたいです。

余談ですがキーパーの走行距離をご存知でしょうか?(私は福田監督からうかがいました。)
プロの試合だと90分でフィールドプレーヤーが10km強なのに対しキーパーは5km強だそうです。細かいポジション修正や裏へのロングボールへの対応など想像以上に動いています。私もノイアーのように、とは言いませんがDFラインを助けられるような、チームメイトに信頼してもらえるGKになるべく頑張りたいです。


フォースは使えません、同クラにオビワンと呼ばれている
女子部1年  小尾真里奈

10/25


10月25日リーグ第17節武蔵戦1-1引き分け

同日行われた一橋vs帝京の一戦で帝京が勝ったため勝ち点が並ぶこととなり、得失点差で勝る帝京が再び2位に浮上した。
最終節の相手は、東大は首位東経なのに対して、帝京は創価大。帝京はほぼほぼ勝つだろう。しかも複数得点差で。東大が得失点で上回るためには東経に対して大量得点差で勝たなくてはならないという厳しい状況に立たされた。

もし、あなたが一週間前の自分に何か伝えられるとしたら何と言うだろうか。



こんなfeelingsが次週投稿される。
どれくらいの確率で起こる出来事だろうか?


残る相手は、前期圧倒的な上手さを見せつけられた武蔵と、現在ぶっちぎり1位の東経。
ここの2勝がどれだけ難しいことか。冷静に考えて、状況は最悪なままではないか。

選手は繰り返し自分に言い聞かせていることだろう。緩めてはいけない。油断してはいけない。

だが、その自己暗示は、成功させるのが本当に難しい。
この世の数多のストーリーの中で、「ここで油断したらダメなんだ」、という自己暗示の結末は、決まって、「わかっていたはずだった。でも心のどこかで…」だ。
久しぶりに勝ったチームあるあるだ。苦しんで勝ち取った勝利のその後あるあるだ。
そしてその定番の流れは、分かっていてもなかなか止められない。去年の大東戦、前半早々に相手が退場するとともにPKで先制したが、10人の相手に逆転負け。応援してる人の中にも油断したら危ないと思っていたやつもいるだろう。だがそれを防ぐことはできなかった。

その自己暗示は、仲間の油断に著しく弱い。

「この勢いで行けば次も勝てるっしょ。」
「ワンチャン一橋が勝つんじゃね?」
「勝ち点差2だから、引き分けでもまだ大丈夫。」
「東経が昇格決まれば、最終節はメンバー落としてくるかもな。」

そんなシャワー中の何気ない声は、選手の耳に届いた瞬間に、必死に保ってきた緊張の糸を掻っ切る。仲間の油断に乗っていつの間にかやってきたその死神は知らぬ間に心に住み着き、その存在に気がつく時には試合終了の笛は鳴ってしまっているのだ。


スキを見せてはいけないのは誰だ。
選手だけじゃない。むしろメンバー外こそ油断してはいけない。俺たちの油断は、思ってる以上に影響力がある。

この一週間こそが、先週にも増して、正念場かもしれない。



試合後喜びすぎ?
確かにそうだったかもしれない。
喜びすぎがまずいことなんてあるか?
俺らは勝ったんだ。苦しんで。喜びを爆発させて当然だろう?
しかも試合直後だ。あそこで喜びを抑える必要があるか?

いや、確かにそうだ。俺らは関東昇格を目指すチームで、東京都二部リーグに落ちてもぶっちぎりの一位で一部リーグに復帰していなければならなかったはずだ。その理想と比べてみれば玉川には勝って当然、もはや一部リーグに復帰したとしても当然のこととして振る舞べきだろう。その自覚がないことの表れだ。反省に値する。

だが、その高い理想とは別に、現状のチームは勝利から遠ざかっていて苦しい時を過ごしていた。そして勝った。そんな時は選手をねぎらっていいじゃないか。あんなに走りまわった選手は讃えてやっていいじゃないか。


確かにあれは失敗だった。だがこの失敗はむしろプラスに働くと思う。
あの時みんなが平静を装って、「次、次、切り替えてけ!」なんて口々に言っていたら、発散されることのなくなった喜びはぐずぐずと今もなお心の中に居残っていたかもしれない。それこそ最も自己暗示が意味をなさない心理状況ではないか。


喜びは発散された。その上でたくさんの戒めの言葉をいただいている。チーム内にも反省する声が多い。

この一週間こそが正念場だ。難しい状況の中どれだけ雰囲気を保てるか、メンバー外も試されている。


10/25はどんな日になるだろうか。


4年 MF/CB 瑞基


2015年10月14日水曜日

この道も通じているはず、、(fic)



池袋某所。雑多な街。しかしデートなんかに使うなら便利な街。

ウェブ上で評価の高い居酒屋。照明は少し暗く、親父や不良の姿はない。その店の一角。

彼女が言う。
「なぜあなたは東大でサッカーを続けているの。強豪というわけでもないのに、ほぼ毎日練習してさ。リーグ戦もなかなか勝てないじゃない。」

彼は間を置く。眉がわずかながら動く。目線は彼女から外れ、焦点は少し遠くに合わせられている。一つ息をつき、彼が答えた。

「そりゃあ、――――――――――




東大でサッカーを続けること

賢い人
経験豊富な人
意識の高い友人
忠告
東大
サッカー
機会の損失
明確な意図
取り組み
狭い視野
正論

僕らをおもっていってくれる人には常に感謝している


しかし、
機会損失を補う何か
明確な意図
合理的計画的活動
結果

正論は
最優先事項?
活動の前提?
本質?

僕にはこれらが手段、プロセス、活動の副産物等のように思える


学生身分
正論
合理的
無機質
必要

好きなこと
魅力
楽しさ
失敗
成功
歓喜

部活とサークルは違うから?
何もわかっちゃいない

部活だからこそ、
真剣だからこそ、
責任があるからこそ、だ


どのような人であっても大局的に見てマイナスにはならない
目指すゴールが同じなら

むしろ統一が進めば、局所最適な地点に留まってしまうおそれがあるんじゃないのか


ア式の魅力は部員それぞれ
本質は各々の中にあって
気づいてるかどうかもわからない

皆、思い思いに最終的なゴールを目指せばいい
ア式にいる人のゴールは、いつだってア式の勝利、一部昇格、関東昇格であると僕は信じている


価値観、人生、挫折といった僕の内面を知らない人に冒頭のような質問を軽々しくされたとき


最近は、つらつらと説明することなしに、こう答えてやることにしている



―――――――――――





「そりゃあ、東大サッカー部が勝つことにロマンがあるからだよ」





3年 CB 輕部

2015年10月12日月曜日

選手とサポーター

 
 この前の土曜日の話です。J1で年間成績17位のモンテディオ山形が、19試合ぶりに勝ちました。
 
 前半は相手に終始ボールを支配される苦しい展開。しかし何とかスコアレスで折り返すと、71分にコーナーキックからFWディエゴがこぼれ球を強引に頭で押し込んで先制。残り時間を死に物狂いで守り切るという、典型的な下位チームの勝ち方だったように思います。 
 
 アウェイにもかかわらず湘南まで足を運んだ両親も大歓喜で、ぼくも内心かなりほっとしました。でも一番ほっとしたのはやはりピッチで戦った選手たちでしょう。
 何か月もずっと勝てなくて、それでも当たり前のように全力で応援してくれるサポーターや、チームを支えるすべての人々に、ようやっと一つの喜びを与えてやれたからです。

 
 チーム全体の戦力では正直、J1のチームに敵わない。どこと当たっても大抵は相手にボールを支配され、我慢の展開が長く続く。逆にこちらのチャンスは90分を通して数えるほどしかなく、複数得点なんてほとんどない。そんな彼らは、何よりもまず守備に全力を注ぐこと・粘り強くゴールを死守することが勝利への最も確実な選択肢だということを知っている。
 彼らにとって、「一点」は重い。先制されれば勝利からはぐっとかけ離れるし、逆に先制すればあとは守り切れるかどうかの戦いになる。
 そしてそんな彼らにとっては、観客を魅了するような試合内容ではなく「勝利」という結果だけが、文字通りすべてなのかもしれない。
 それでも、そんな「一点をめぐる攻防」がまた面白いのだから、結局サポーターはスタジアムに足を運ぶのだろう。




と、特に意味のない前置きはこれくらいにして、


来る日も来る日も勝てない日々が続いて、彼らはいったい何を思っていたろう?

 時々、モンテディオ山形の選手たちの置かれた立場に同情することがあります。同情するのは、「自分がもし彼らの立場だったら、さぞ悩み苦しむだろう」などと想像するからでしょう。

 彼らには、支えてくれるスタッフや応援してくれるサポーターに勝利を届ける義務があります。しかし、何試合も思うように勝てない日々が続くわけです。そんな彼らの境遇に比べれば、ただ応援しているだけの自分は気楽なものです。負ければ確かに悔しいけど、モンテの敗北という結果に対して自分には何の責任もありません。


 総じて勝負の世界は残酷なもので、「どうして自分たちは勝てないのだろう?」などとどのチームも思い悩み、試行錯誤し、互いに「勝ち」を奪い合っています。
 うまくいくチームもあれば、うまくいかないチームもある。そしてうまくいかないときは当然苦しい。いっそのこと逃げ出したくなる。
 特に勝ち負けの直接の原因は選手たちですから、「勝てなかったこと」に対してピッチ外の誰よりも彼らに責任は重くのしかかります。
 

 
 

 しかし、たとえどんなに勝ちから遠ざかっていたとしても、サポーターが応援を止めることはありません。少なくともモンテディオ山形の場合はそうでした。
 

いったいなぜなのでしょう?


____「応援自体が楽しいからいい」「いつか勝つと信じていられるからそれでいい」などと理由は考えられますが、根本的な答えとして、
 
 「負けてもなお戦い続ける選手らの確固たる覚悟を、我々は知っているからではないだろうか?」と僕は思います。
 
 それはすなわち「プレッシャーと向き合う」覚悟、そして、「死に物狂いで戦う」覚悟です。
 
 
 思えば、メッシだってCロナウドだって、華やかなプレーの裏にどれほどの重圧を抱えていることでしょう。負けることが許されない世界において、彼らは持続的に実力を発揮していますが、それは決して当たり前のことではないはずです。陰では絶え間ない努力と、時に精神的限界まで心の葛藤を繰り広げているに違いありません。
 
 そしてこれは上記の二人に限らず、すべてのスポーツ選手に言えることではないでしょうか?

 「勝負の責任」その一点において、ピッチ内の選手は孤独です。その意味で、ピッチの内外に必然的に溝は生じます。外からどんなに応援されても、思うようにできないことだってあります。自分のプレーをどうこうできるのは、結局は自分だけです。
 
 でもだからこそ、孤独な戦いに全力で身を投じる彼らは敬意に値するのだと思います。


だから、選手たちには、期待を背負ってピッチに立つ限りは、己の内なる覚悟の偉大さに自信を持って、勝負を全力で楽しんでほしいと思うのです。


 「支えてくれる人たちに感謝の気持ちを忘れないように」とよく言われますが、選手がスタッフやサポーターに感謝するだけではありません。サポーターやスタッフも、選手に感謝しています。
 というのも、繰り返しになりますが、選手らは責任の重圧を感じながら、身体的にも精神的にも疲弊しながら、それでも最後まで走り続けます。本番だけではなく普段の練習から、地道に努力を積み重ねることで自分を高めています。それは当たり前のことではなく、すごいことだからです。
 
 
 だからこそ、全力で応援されるんだと思います。いいプレーをしてほしいから応援するというよりは、それ以前に、感謝しているから、努力していることを知っているから、その気持ちを応援にするんだと思います。



うまく言えないのですが、気休めに過ぎないかもしれませんが、要するにぼくはピッチで戦うア式の選手たちを尊敬しています。
だから、彼らの勝利のために自分にできることをしたいと思えるようになるんだと思います。



 今日の試合、勝ちはしませんでしたが、気迫のこもったプレーが前後半を通して見られました。それは純粋に称賛に値することです。
 だから、選手たちには自信を持ってほしいです。ピッチ外の誰よりも、ピッチ内の選手らが一番頑張っています。辛いかもしれませんが、今まで同様がんばることをやめないでください。

 

一人一人ができることをやっていきましょう。



3年 加藤裕樹

2015年10月11日日曜日

自転車あるある


汚れてる場所触ったおぼえないのに指に黒い油ついてる。

どうも辻です。

上手くいかなかったりしんどかったりするけれど、なんやかんやサッカー面白いもんだから毎日のようにグラウンドで球を蹴り、週末になると息が詰まる展開の試合になんとか競り勝ち、夜になって気分よく皆で飯を喰らいくだらない話をする。

なにこの日々!
まさに至高!
純然たる幸せ!
欲しくて欲しくてたまらない!

僕にとってのサッカーをする理由はこれが全て、たぶん

勝ってやんよ、明日




<PHOTOS>

 「カァーーー!」

 「・・・」

 「めがね、めがね」

 「安心してください、履いてますよ」

 「ヒヒィーーン!」

 「か、か、かおがぁー」

 「やあ!」

 「今年も一年元気でいれますように」

 「それ二つ下さい!」

「・・・」 

 「シェーー!」

 「俺の名前はハナシマ YO!」

「明日勝ってくれぇぇー!」

2015年10月8日木曜日

生産性

経済学部に進学してから、「生産性」という言葉をよく目にするようになった。この言葉は昔から知っていたが、簡単に言えば労働者一人の一定の時間当たりの生産物の量だと認識している。
トルコ、ドイツ、オランダの海外滞在から日本に帰国してからずっと思っていたことだが、「日本は生産性が極めて低い」。経済的指標が、そして僕が日本で感じていることがそれを証明している。
僕が滞在していたオランダに関しては労働者の平均労働時間が日本に比べて圧倒的に短いのにも関わらず、一人当たりのGDPは日本より高い。要するに日本人が夜遅くまで働いて得る成果と、オランダ人が16時(実際彼等の帰宅時間の早さには驚かされた)くらいまで働いて得る成果を比べると後者の方が大きいことになる。少し悲しくはないか。
生産性の低さは生活のいろいろなところに感じる。もちろん、サッカーでも。必ずしも欧米のやり方を取り入れる必要はないが、ア式でも、練習やミーティングなどの強化活動での効果性の指標として時間でなく、生産性を取り入れてみてはどうだろう。「週に6日間、1日二時間以上みっちり活動して、おそらく練習時間に関しては短い東京都二部の相手に勝てない」、「選手が話し合うミーティングを一時間行って、結論、方向性が見えない」そういった状況に危機感を覚えるべきだと思う。練習であれば、その生産性を最大化させる為に各々の現在のテーマを決めて、意識付けを行って(自主練でもビデオでも)から練習を始める。ミーティングであれば終わる時間を最初から決めて、それまでに全員が主体的に考えて、なんらかの収穫が得られるような空気を作る。提案に過ぎないが、これって意外と意識すべきことかもしれない。

という偉そうなことを書いてしまいましたが、自分は公式戦で思い通りの結果が出せていないので、自分への反省の意味も込めて書きました。ご了承ください。

2年多田

フライング

強いチームかどうかは、負けた時に試されると思っています。

強いチームには、流れが悪い時に周りに働きかけられる存在がいます。
リーダー、ボス、キャプテン、精神的支柱、などなど、様々な名前で呼ばれる存在です。
強いチームには、そういった存在が少なくとも一人、あるいはたくさんいます。

強いチームは、切り替えができます。
攻守はもちろんですが、ピッチ内外、試合結果、プライベートと仕事、なども含みます。

強いチームには、団結力があります。
個々がチームの一員、一人ひとりがチームの顔だという自覚があります。
チームの危機はみんなの危機だと、それぞれの危機だと、思う人間が多いです。


さて。

そういう意味で、僕のチームは、はっきり言って弱いです。

リーダーがいません。
切り替えができません。
団結力がありません。
挨拶はできないし、モノの管理もできないし、当然の要求もできない。

選手・チームメイトへの叱咤激励・・・

「ふざけんじゃねえ、そんな気持ちならさっさとやめちまえ」
「俺も頑張るからお前も頑張れ」
「お前が失敗にしてんだよ!!」
「もっとできるっしょ」

とまあ、言葉は選ぶべき、選んで当たり前だと思いますが、言うべきことが言えません。
感情的な言葉が出てもいいと思うんですが、全く出ません。

どうして?

「あいつのほうがサッカーうまいから」?

いやいや、サッカー下手なお前が見てもわかるくらいダメなんだから相当ダメでしょう。

どこか言えない、言うべきでない、言わなくてもいい、そんな雰囲気があるんです。
言えるはずなのに、言わない理由を作っちゃうんです。

仲間を励ましてあげられるのは仲間だけなのに。
いつも身近で見ているからこそ、かけられる言葉があるはずなのに。

それとも上っ面の関係なんでしょうか?

お互い真剣に頑張っているからこそ、上っ面ではないからこそ、本当に信頼しているからこそ、腹割って正直な意見と言葉をかけられるんじゃないんでしょうか。
その集まりが「チーム」なんじゃないでしょうか。

たとえ自分が東大寺学園出身、トップに上がれなくてサッカー諦めてマネージャーに転身した身で、相手が鹿島アントラーズユース出身でJ選抜入った1年生のレギュラーで、知り合って半年でも、半年なりに、自分なりに、かける言葉、響く何かがあると信じています。

今、チームの正念場です。
僕の正念場でもあります。
1年生にとっても正念場です。2年生、LBセカンド、広報にとっての正念場でもあるんです。
その自覚がある人間が多いこと。そしてチームに対して何か、何でもいい、朝15分早く起きるでもいい、チームに対して何か行動を起こせる人間が多ければ多いほど、チームは強い。と、僕は思います。

しかし、我関せずだったり、特に「自分に何ができるのかわからない」、という人間が多いのが現状です。


こんなチームです。
僕は弱いと思います。
そして、こんなチームにしたのは僕です。自分ひとりのせいだとか調子こいたことを言うつもりはありませんが、間違いなくその責任を負うべきだと、本当に思っています。
1、2年生の時に感じた違和感を、なぜ言葉に出来なかったのか。なぜ「挨拶くらいはちゃんとしましょう」と先輩に、せめて同期に、言えなかったのか。
3年生の夏に「学生GM」なんて役職をもらったのに、どうしてこんな根本的な問題に気がつけなかったのか。あるいは、目をそらしていたのか。

後悔は尽きません。




しかし、です。

勝てない理由はいくらでもありますが、負けていい理由なんて、一つもありません。

僕はあと1ヶ月で引退、ほとんど終わりですが、まだ終わっていません。

チームの正念場が自分の正念場だと思っている人間は、少ないのかもしれませんが、一人もいないわけではありません。

学年を超えたら難しくても、同期には腹割って話せるんです。

選手に声をかける人間はほとんどいなくても、実際にかけている人間は間違いなくいます。

少しですが、ちゃんと挨拶ができる人間がいます。

少しですが、モノの管理ができる人間がいます。

少しですが、団結しようと声をかけている人間がいます。

少しですが、しっかり切り替えている人間がいます。

少しですが、リーダー、あるいはそうなろうと必死で頑張っている人間もいます。


ほとんどないのかもしれないけど、少しは「ある」んです。
できる人が、できることが。
1年生にも、2年生にも、テクニカルスタッフにも、栄養班にも、映像班にも。


甘っちょろい4年間、それどころか21年間を過ごしてきた僕です。
できることはほとんどないのかもしれません。
が、全く何もないわけではありません。

新見に言われました。
「藤岡さんは『きっかけを与える』のが仕事ですね(あとは全然ダメだけど)」

僕はこの辛口にも自分を言葉で表現してくれる後輩を完全に信頼していますし、感謝しています。実は尊敬もしています。(僕はそういう後輩、同期、先輩に恵まれています。)

自分の仕事・できることを明確にしてくれます。

そこでマスター・ヨーダの「できるできないではない、やるのだ」を思い出します。
ドラッカーの「何ができるか、に焦点を当てよ」を思い出します。



繰り返します。

強いチームかどうかは、負けた時にこそ試されると思っています。

強くないなら、強くなりゃいいんです。

今試されてるんです。
強くなれるかを。
何ができるかを。
全員が。
一人ひとりが。

一歩踏み出せるか。無理なら、半歩でも。



週末、勝てるかどうかはわかりません。
昇格できるかどうかなんてもっとわかりません。
正直めちゃくちゃ不安です。
でも結果は自分たち次第なので、できる限りやります。
学生と大人の間らへんに立っている僕だからこそやれることがあると信じています。

正解なんてわかりません。
正解にするしかないんだと思います。


以上。
この投稿をするのも怖いし、皆さんに何言われるかわかったもんじゃありませんが、僕にとってはこれが「半歩」です。
誰かの良いきっかけになれば幸いです。


投稿早くてすいません
藤岡

2015年10月6日火曜日

信じられるひとたち


とても記憶に残っている練習がある。


時期が曖昧だけど、確か去年の後期…もう後がない辛い時期。部室でミーティングをした後の、農グラでのAチームの夜練。


全員がいつも以上に声を出し合っていて、ピリっとした空気。明らかにいつもと気迫が違った。練習とはいえ気持ちが見えるプレーで、見ていて本当にドキドキした。

スタッフもミスをしようものならその場で怒鳴られるんじゃないか…とさえ感じる雰囲気の中で、こっちだって負けてられないと身が引き締まる思いになったことを思い出す。絶対勝てる、こんな良い練習をする皆が負けるわけない!って強く思った。


でも、勝負の世界は想像以上に厳しい。


自分がプレーをするわけではないから、能力の限界に直面することはないし、正直サッカーの詳しいこともよく知らない。

でも無知だからこそ、マネージャーは夢を見ることが出来るし、馬鹿みたいに選手のことを信じて頑張ることが出来るのかもしれない。

負けたらやはり遣りきれない気持ちになる。でもどんなに負けたとしても、“皆なら次こそやってくれる!!”って思ってる。
今、この瞬間だって当然そう思ってる。 


“信じる気持ち”を支えているのは、紛れもなく普段の選手一人ひとりの行動だ。

見かける度にいつも黙々と自主練してる人。
練習後、毎回必ずしっかりダウンして身体のケアをしてる人。
小さなことだけど、いつもごみ拾いちゃんとやってる人…etc.

何気にこっそり、意外と…()スタッフは選手のことよーく見てる。見てる分、準備が出来てないとかそんな気の緩みも当然目につくし、そんなことが続くとこっちもやる気が失せる。選手のことを信じられなくなった時が一番辛いんだ。やっぱり、最初に書いたようなあんな雰囲気の中で部活がしたい。


ア式に来れない日は、大事な場面を見逃してるんじゃないかと気が気じゃない。
引退までの時間、一つでも多く選手の良い所を見つけたい。見つけさせてほしい。皆の頑張りの上にあぐらをかくことにならないように…私も頑張る。
  

同期。
頼んだよ…!もし自信なくなりそうな時は言って。私が今まで4年分見てきた皆の良い所いっぱい伝える!!

 
 

 

思い返せば、これまで私はサポートをしてきたつもりだったけど、逆に支えられていたのは自分だったと今になってすごく思う。

部員はもちろん、応援に来てくださって“頑張ってね”“最後までよろしくね”と声を掛けてくださる皆さん。会うと話を聞いてくれて励ましてくださる先輩方。最初はあんなに反対していたのに、理解して応援してくれた親。

ありきたりだけど、最後はもう本当に感謝の気持ちしかない。
ア式で関わった全ての人に感謝しています。

 

4年スタッフ 奥田紗季