2015年11月23日月曜日

私とスタッフとiPhone

先日、髪を切りに行ったときの話である。
美容師のおじさんが私のiPhoneをしげしげと眺めながら口を開いた。
「僕、もうこれ以上本当の意味でiPhoneは発展しないと思うんですよね。」
「それはまた、どうして。」私は内心首をかしげた。とてもそうとは思えない。
「だって」おじさんは続けた。
「人間の生活を楽にすることが目的だったわけでしょう?なら、形はなんだって良いわけで。本当はもっと適当なあり方があるかもしれないのに、いつまでもiPhoneのフォルムにこだわるのが僕にはどうにも歯痒くて・・・」

彼曰く、スマホの形をやめて腕時計型にしようが本質的には変わらないからダメ、とのこと。
なかなかに手厳しい。しかし、美容院での1コマとしてふさわしいかどうかは別として、なるほどごもっともである。

前置きが長くなってしまった。
その時私が思ったこと、それは「スタッフとしての自分の現状はiPhoneと同じ」ということだ。
「いやいや、みかちゃんiPhoneほど優秀じゃないっしょ」というツッコミが聞こえてきそうだが、どうか目をつぶっていただきたい。
問題はそこではないのだ。

4年の先輩方が引退なさって新人戦が始まった今、自分で考えて発信する場面は格段に増えた。
考えがまとまらないこともあれば、枝葉末節にこだわって本質を見失いそうになることもある。
スタッフの仕事は「ピッチ外からア式の勝利に貢献すること」。これが大前提であり、存在目的でもある。
自分の仕事は何のため、あるべき姿はどんな風、本当の意味で発展的であるためには?
目新しさに飛びついて本来の目的を忘れてもだめ、かと言って現状の拡大発展が適当なあり方だとも限らない。

形に固執せず、目的達成のための本当の最短経路を常に考えること。あまりに抽象的で、あまりに難しい。
けれどこれを忘れるわけにはいかない。

入部から半年、思わぬ場面で改めて大切なことに気づかされた一幕だった。



「髪切った?」って言われると嬉しくなる 1年スタッフ 今堀実果

2015年11月16日月曜日

時間とボール




こんにちは。
初めての登壇で少し緊張しています。

自己紹介も兼ねて、私がア式蹴球部の一員になるに至った経緯を少しお話ししようと思います。お付き合いください。



「時間が、自分とは無関係な場所で、流れていく。」
そう思いついたのはいつの頃だったか。
幼い時からそんなことを頭の中でずっと考えていて、目が覚めた頃にはもう大学生になっていました。

小学生の頃はソフトボールのクラブチームに所属。背番号5番、サード。
中学校では科学部に所属。今も山や川、海に一緒に出掛ける恩師と同級生に出会いました。
高校ではSSG(スーパーサイエンスグループ)に入り、火山灰や粘菌の研究をしていました。

自分を語るのに1分もかかりませんね。
過去の自分の歴史を頑張って思い返してみても、記憶に残っているのはたったこれだけ。当時抱いた感情や、その他いろいろな出来事は、記憶の断片にすらなりませんでした。


だって、時間が無意識に流れてしまうから。
気がついたら終わっていたから。

人生はそういうものなんだと自分を納得させながら生活していました。

当時、全く何も考えずに行動していたかというと、そうでもないと思うのですが。記憶が残っていないので思い出せないのです。
自分で自分の進む道を決めたことがなく、すべて他人の示した道を歩いていたからかもしれません。主体的でなくても、周りがすべて決めてくれる、そんな環境に甘えていたのだと思います。
その結果、何も覚えない、考えない、ふわふわとした私が誕生しました。

そんな私が、生まれて初めて自分の時間を止めて考えた瞬間がありました。



大学生になって初めて迎えた4月。ア式蹴球部に入るかどうかで迷ったときです。



まさか、部活選びにこんなに悩むことになろうとは。たかが部活ですが、されど部活。
どの集団に所属するかでその後の人生が大きく変わる予感がしていて、4月中に人生を決める選択をしなければならないシステムをちょっと呪いました。

結局、運動系のサークルに既に出していた入部届けを取りやめ、ア式蹴球部に入り直しました。
サッカー経験のほぼない私にとって、ア式蹴球部に入ったのはまさに青天の霹靂。母校の知り合いに誘われて、体験練習に参加したのがきっかけでした。なぜ大学に入って初めてサッカーをやろうと思ったのか。今も疑問に思うことがあります。が、はっきり言ってよく分かりません。先輩方の新歓が素晴らしかったのかもしれません。


でも今サッカーをしていて、すごく楽しいです。


その事実だけで、ア式蹴球部に入った私は正当化されています。入って良かったです。

私の責任感のないプレーに怒ってくれる、下手くそなプレーの中の、ちょっとだけ良いプレーを見つけ出して褒めてくれる、先輩方や同期に出会えたこと。
最高の仲間と、最高の場所でサッカーができること。
素敵な奇跡が起こったことに感謝しています。


ア式蹴球部を卒業したとき、
「大学でア式蹴球部に所属していた」以外のことを言えるのか。
以前の私のような、時間に流されて何も残っていない、空疎な人間ではなくなっているだろうか。

気を抜いていると無意識の境地に入ってしまう癖があるので、常に考えながら生活していきたいと思います。

サッカーを通じて、私は何を学びたいのか?




最終節で人生初の試合フル出場を経験しました。ありがとうございました。
ア式蹴球部女子1年 丸山紀子

2015年11月1日日曜日

大一番の前に

結果が全て、過程は結果によって肯定される。


自分達がやってきたことを信じよう。そして勝利によって、その正しさを証明しよう。
これまでア式で重ねた選択・もがきの意味を、結果で示そう。
後付けの教訓じゃなくて、自分達が追い求めた結果で。


結果が点であるなら、過程とはそこにいたる線である。
最後の長い笛が響くその時まで、走り続け、声をだし続けよう。


集団の強さとは、同じベクトルを持った個の強さのかけ算である。
スタメンも、リザーブも、応援も、今この瞬間自分に何ができるのかを考え行動しよう。


後悔して泣いたって、過去を変えることは出来ない。
だからこそ、全力を振り絞れ。
立ち止まったり斜に構えてたら、勿体無い。


心と身体の準備はいいか。

さぁ、勝とう。


最期まで投稿遅れてすみません。

4年 金瀬