2019年10月9日水曜日

分からないなりに

トレーナーやってて何が楽しい?


これはちょっと前に知り合いの方に聞かれたこと。正直言葉に詰まった。咄嗟に答えが出てこなかった。

え、私ってなんでア式に入ったんだっけ。なんでトレーナーやってんだろ。やりがいって何。私は何を目標にしてるの。何を今やらなきゃいけないんだろう。ア式入って約半年、私って成長したのかな。

潜在的にずっと疑問だったことが一つの些細な質問で急に顕在化した。


そりゃ仲のいい友達ができて、尊敬する先輩と話して、その人の考え方とかちょっと知れて嬉しかったりはする。でもそんなの本質的な答えじゃない。


feelings書くにあたっていつも考えてることとか正直書きたいことはそれなりにあった。でも私は何が楽しくてトレーナーやってるのか、何にやりがいを感じてるのか、この疑問が解けないまま上っ面だけの文章を書いたところで何も伝わる気がしなかったし、みんなに失礼な気がした。だってみんなのfeelings大好きだから。


6月9日、学習院に勝った日。初めて見た勝利。とっても嬉しかった。飛び上がって喜んでる選手、いつもクールだけどちょっと恥ずかしそうにハニカミながら歩いてくる選手、全身で喜びを表現する応援のみんな。今でも鮮明にその光景は思い出せる。
でも嬉しかったはずなのに、なぜか私は蚊帳の外にいる感じがしてならなかった。嬉しいのに心の底から喜んでる感じじゃない。あんなに最高の瞬間を味わえて幸せなはずなのになんか引っかかることがある。

今考えると多分、私は何もしてない、このチームに貢献できてない、っていう感情があったんだと思う。まぁ言うなら私に出来ることもっとあるはずだろ感。そもそも誰かをサポートする側は初めてで、仕事のできる先輩に言われるままただただ仕事をこなすだけ。主体性のかけらもない。正直自分がア式にいる意味なんて見出せない日々だった(今もはっきり分かってるわけじゃないけど)。

そもそも私は何も分かっていなかった。選手がどれだけの熱量でサッカーやってて、どれだけ負けるのが悔しくて、試合に出てない選手がどんな気持ちで試合を見てるのか。そりゃ個人個人思いは違うし未だに分かんないことばっかではあるけども今は少し分かってるつもり。もちろんつもりってレベル。

試合に負けて悔しくないわけがないのに、ただ選手が気を遣ってくれてるだけなのに、私は選手の言葉を聞いたまんま、行動を見たまんまに理解してた。試合に負けた週の練習、なんか楽しそうにサッカーやっててまぁそれはそれでいいけどなんで悔しくないのかなって思ってた。でも勝った時のあの表情見たら自分アホだなって思った。悔しくないわけなかったんだって。あんなに嬉しそうな顔するんだって。喋って笑いあってる時とはまた違った顔するんだって。


それで私が何が楽しくてやってるかっていうとまぁきっと選手が活躍してるのを見るのが楽しいんだと思う。
自分で出来る仕事が増えて、一人でシフトにも入れるようになって、少し頼ってもらえるようになって、そういうのももちろんとっても嬉しい。でもそれ以上にいろんな表情をするみんなを見ていたい。

今まではただ試合に勝ってほしい、そう思ってた。勝ってほしい、そりゃそうなんだけど、それよりもっと選手自身が自信を持って納得できるプレーだったって言えるプレーをしてほしい、自分は活躍したって胸張って言えるプレーをしてほしいんだって気がついた。その上で勝利がついてきてくれるならこの上ない幸せだと思う。


少し話は変わるけど、最近すごく感じることがある。それは私が知らないところで多くの人が働いてくれてるということだ。恥ずかしい話ではあるが、前までトレーナーの仕事を覚えるのに精一杯で周りが全然見えていなかった。自分はすごく頑張ってる的な自己陶酔に陥ってた気がする。でも仕事に慣れてきたら余裕が生まれてきて周りが少しずつだが見えるようになってきた。私が思ってた当たり前は全然当たり前じゃないし誰かの努力なしには存在し得ない環境だった。

自分のプレーに集中したいはずなのに当たり前のようにリクルートとか映像とか各々のユニットで選手が仕事してて、練習前に道具とか揃えてくれる人がいて、試合の時に朝早くから審判したり運営してくれる人がいて、戦術とか練ったりしてくれるテクがいて。もちろんOBコーチがいるのだって当たり前じゃない。正直挙げだしたらキリがない。

そういう仕事をやってくれてる人がいるからア式は回ってるし、魅力的で高校生からしたら憧れ的な存在になれているのだろう。本当に感謝してる。



ここまで長々と拙劣な文章を書いてしまったけど、要するに言いたいことは自分がここまで誰かのために頑張りたいと思えるとは入部当初思ってなくて、そう思わせてくれるコーチ、先輩、同期がいてくれることが本当に幸せだと感じてるってこと。だからア式全体の利益に繋がることをもっとやりたいし、でもそれだけじゃなくて個人個人とももっと向き合えたらいいなって思ってる。プレー中だけじゃなくて映像見返したりサッカーのことばっか考えてるみんなを簡単だけど正確な言葉で言うと、尊敬してる。だから私に出来ることを最大限やっていこうと思ってます。




あぁなんだか急に美味しいものが食べたくなってきた。
1年 岡本紗羅

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