今年の夏




暑い・・・


兎にも角にも暑い。



大学生活が4ヵ月経って、正直どうだとか、


自分がどんな決意をもってア式蹴球部に入ったとか、


その後部活はどうだとか、新たな気づきや仲間からの刺激とか、



そういうことを書くのを期待されているような気もするが、というかそんなことを書きながらエモさに浸りたかったが、もう最近あまりにも暑いので今回僕はそれについて書こうと思う。もはや"feelings"というよりは"sense"になっているが、多分問題ないだろう。実際、feelings担当の佐俣先輩からもLINEで、「一発目だから置きにいこうとか思わなくていいので(中略)気楽に書いてくれると嬉しいです」との御言葉を頂いたし、きっと大丈夫。ちなみに僕はまだ佐俣先輩とは殆ど話したことないが、優しくて真面目である一方で、選手としてもAチームで大きく貢献しているという無茶苦茶出来た先輩という印象を抱いている。あと、肌も綺麗だった・・・気がする、確か。


そう。暑いのだ。大学に行こうと家から出るといきなりモワっと、暑い空気が僕の身体に押し寄せてくる。最寄り駅まで徒歩8分。これだけで汗だくになる。というか駒場東大前駅から教室に向かうまでの道のりでさえも、僕の汗腺を機能させるには十分な道程のようなのだ。ミタカリョウアシキのサイクリストが1時間かけて家から通学しているなんて・・・彼は一日何リットルの汗を流しているのだろうか?とはいえ、彼のベリーにショートなヘアは涼しそうで羨ましい。君は短い方が似合ってるよ、知らんけど。


そうはいってもやはり、日常生活では暑さは何とか最小限に抑えることができる。クーラーガンガンに点けた屋内でガリガリ君片手に「のほほん♪今日も暑いね^_^」と宣いながら過ごせば、逆に暑さとのギャップで心地良さを倍感じることができるだろう。そういう意味ではこれは正しい夏の楽しみ方かもしれない。アイスの当たり棒が出たら、「当たっちゃたに」とか言えば更に楽しいと思う。あ、間違えました。「当たっちゃったね」です。


勿論、僕が今年の異常な暑さがニュースでも止め処なく取り上げられていることを知らないわけではない。態々僕がここでこの話題を取り上げたのは勿論、部活中が一番、暑さを感じる時間だからだ。授業がある日は基本的に夜練なのだが、お天道様が去る前に残した熱気は月明かりの下でも元気に僕らの水分を奪っていく。況んや昼練をや。スタッフの方々が氷を調達し、やかんからボトルに水を注ぐ回数をトレーニングに必死なプレーヤーの僕らは知る由もないし、スタッフご自身もそんなこと考えてたらやってられないだろうが、リットル換算して決算の日にでも一緒に発表してしまったら凄いことになりそうだ。いつもありがとうございます。スタッフの皆様。どうか、僕らプレーヤーのコンディションを気遣うあまり、ご自身が熱中症になる程に頑張り過ぎるようなことにはならないで、ご自愛下さい。例えば暑い中何度もボールを取りに行ってバテるとか・・・呉々もないように無理はなさらず。


ここまで書いて、「部活で最も暑さを感じる理由は気温や運動量のみならず、選手やコーチのサッカー・トレーニングに対する熱意が大変大きい」という内容を書けば、’feelings’として些か纏まりのある文章になることに気が付いた。確かにこれは良いアイデアな気がする。・・・いやいや、中3の夏から始め、指導者のいない中で3年程しかサッカーをやらず、基礎技術はおろか、サッカーに関する知識も殆ど無いまま入った僕に、親身だが真剣に教えてくれるコーチ・先輩・同期のカッコよさを書くなんて僕には恥ずかしくてできない。同じFWとして時には強く言われるがとても分かりやすく動き方とかを教えてくれるキャベツ先輩のカッコよさとか、育成チームを強くするためにトレーニングのメニューを試行錯誤して全力を尽くしてくれているヤマケンさん達コーチ陣の頼もしさとか、普段はは不可解な言動を取るのがしばしば目撃されるが、サッカーでは真剣にぶつかってきてくれて、色々と一緒に考え教えてくれる元ちゃんの魅力とか、まだサッカー以外の会話をしたことがないが、練習試合でもあくまで勝ちに拘り、先輩としてチームを引っ張ってくれるもりこーさんのアツさとか。そんなことまさか僕がここで書く訳がない。


・・・ああ、長くなってしまった。そろそろ気楽に書くのも終わりにしよう。とりあえずこれを読んだ人が暑さ対策に励んでくれたら僕は満足です。ありがとうございました。



今年もカープは強い。
ア式1年  佐田晃平

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