3月7日 水曜日

明日は待ちに待った成績発表の日。登録ミスで前期教養課程中に2度も留年した私は、今年進級出来ないと放校になってしまう。放校というのは、退学とは違って、大学から、もう来ないでくださいと言われるってこと。どうやら、入学出来たことさえ取り消されるらしい…。ショック…。

でも今はなぜだかワクワクしている。先輩や同期や後輩に、進級したってどうやって報告しようかな、喜んでくれそうだよなと考えながら。

ふと、『人生、良いことと悪いことは同じ数だけあって、プラマイ0だ』という言葉を思い出して、たしかになぁと思った。自分が留年したと知っときは、2回とも震えが止まらなかった。受け入れられなくて。自分の適当さを後悔して。あの気持ちは絶対マイナス。今思い出してもゾッとする。でも、成績発表が楽しみな今の気持ちはプラスな気がする。しかも留年しないと味わえてなさそうなワクワク感。確かにプラマイ0だなぁって思う。

私にとってア式も多分プラマイ0だった。生活態度がテキトーな私に先輩は厳しくて怖かった。でも後輩は、なめてる気もするけど優しかった。トラップもパスも思うように出来なくて、練習のレベルを下げてしまっている気がして辛かった。でも先輩や同期は優しく丁寧に分かるまで教えてくれた。2016年 埼大戦、途中まで3-1だったのに、逆転されて、悔しくて、初めて試合後に泣いた。2017年 埼大戦、ミラノが公式戦初ゴールを2点決めて、自分のことのように嬉しくて、試合後に飲みに行った。

ほんとに、悪いことと同じ数だけ良いことがあった。

私はア式女子と文京LB Sproutsの初公式戦で初ゴールを決めることができた。だからなのか、1年生のその初ゴール以降、関カレでは1点も決めれないまま、ついに卒部することになってしまった…。これは順番逆が良かったな、切実に。笑

ここにはあげきれないほど、日常的な些細なことで、たくさん悩んだし、
ちょっとしたことが、すごく嬉しかった。

ア式に入らなくても、プラマイの総和は変わらなかったのかもしれないけど、
ア式に入ったから、良いことも悪いこともさほど起きない平凡な大学生活が、山あり谷ありの刺激的な生活になったと思う。

4年前の春、テント列で、ア式女子に出会えてよかった。

4年間、ア式女子として過ごせて、本当に良かった。



サッカー始めて47ヶ月
4年   田中 周



P.S.
この4年間は、それはそれは得がたい貴重な経験でした。私の4年間を形作ってくれた皆さん(関わってくださった全ての方々)、本当にありがとうございました。

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