130日

約4か月、この期間にあったこと。新歓期の後も入部を迷ってくれていた1年生が入部を決めてくれた。卒部した先輩が、自分たちだけでやっていた練習のコーチをしてくださるようになった。埼玉や茨城まで練習試合をしに行った。オフがあって、3泊4日の合宿があった。そして、私にとって3回目の関カレが開幕した。

サッカーを始めたばかりの1年生は4か月で別人のように成長して、公式戦で立派に役割を果たしている。2,3,4年生もそれぞれ去年より確実にレベルアップしていることが目に見えて分かる。(4審をやった試合では開始早々みんなの成長に感動してしまった。)

一方で、この間に私にできたことは、はじめは、みんなが練習している横で体幹トレーニングや筋トレをすることだけだった。目に見えて分かる成長と言えば腹斜筋のトレーニングの時にしっかり上体を起こせるようになったことくらいだろうか。

日が経つにつれてできることは増えていった。膝が完全に曲げられるようになって、自転車をこげるようになって、走れるようになって…

そしてついに、130日ぶりに、ボールを蹴った。

近い距離での対面パスなのにボールを思った位置に止められない。蹴ったボールには変な回転がかかってしまう。予想していた以上に、4か月前にはできていたことができなくなっていた。サッカーを始めて2年4か月。そのうちの4か月分の穴を埋めるにはどれくらいの時間がかかるのかわからない。焦るしとても悔しい。

それでもボールを蹴れるようになって嬉しいという気持ちが一番大きかった。

1月の完全復帰まであと4か月(予定)。ちょうど折り返し地点にいることになる。気を引き締める意味も込めて、復帰までの目標を書いておきたい。


怪我をする前にできていたことは確実にできるようになること。そして、怪我をして得たものを失わないこと。


ボールを蹴れなかったこれまでの4か月を思えば、ここからの4か月はきっとあっという間に過ぎていってしまうだろう。復帰してみんなと試合に出るのを楽しみに、残りのリハビリ、トレーニングに取り組んでいこうと思う。


早くロングボールを蹴りたいです。
女子部3年 平田佳織

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