終わりよければ
9月23日、勝てば昇格決定の重要な帝京戦。スコアは3-1の2点リードで残すところ数分の場面での出場。自分の裏に来たボールをクリアでなくより良い状態で触ろうと欲張った結果自陣エリア付近での不用意なファール。結果的には難を逃れそのまま試合終了。ライバルを破り昇格決定。涙、歓声、感動、歓喜、歓喜、歓喜。
直前の監督交代などで物議を醸したW杯日本代表、途中主人公を裏切るも最終的に友情をみせ力を合わせて苦難を乗り越える出てきがちな映画のサブキャラ、散々苦しめられたけど結局単位はとれた法学部の単位。本当に良いかどうかはさておき、大体のことは最後が良ければ、なんだかんだ良い感じの印象を持って終われる。
無事勝利した安心感、自分のプレーへの不甲斐なさ、自分がミスをしてもダントツで昇格を決めるチーム。自分のア式人生、真剣に取り組むサッカー人生の最後は、記念撮影、喜びの抱擁の中、ぎこちない笑顔をみせながら、なんともいえない情けなさでいっぱいだった。
個人的には悔しさ、熱い思い、過去の過程は結果に結実した人が書けば良いと思うし、過去の苦労も自分以上に書くに値する人が数多くいると思うので、ここでは完結に感謝を。
ただ入部のタイミングが悪かっただけで自分たちの代が主に対象になった戦力外制度の対象になることもなく、代替わりのたびにAチームでアピールする機会を与えてもらえ、良い指導者にも恵まれ、学年が上がるにつれ、特に最後の一年は加速度的に、サッカーが本当により好きになれた。
大きな怪我をすることもなく、実家で栄養と睡眠を十分にとれ、日々過ごしても一切飽きることのない先輩、同期、後輩に恵まれた。心身ともに何一つ言い訳のない、だからこそ自分のサッカー的、精神的な数多くの弱みと、ちょっとの強みを知ることのできた四年間。
何一つ結果に対して言い訳のしようもない四年間を過ごせたこと、一年生の時に憧れたサックスブルーのユニフォームを着て公式戦のピッチに立つ喜びを味わえたこと、悔しさ、虚しさなど色んな感情を与えてくれたこと、最後にみんなで昇格の喜びを味わえたこと。何よりこの四年間、ずっと楽しかったと思わせてくれた仲間に会えたこと。
自分の弱さ、至らなさを最後まで示し続けてくれたこと。ア式蹴球部を選んだこと。
全てが自分にとってプラスでした。本当にありがとうございました。
あとは満を持してドヤ顔で語れる人生にするだけ。
自分の将来への決意と、関わってくださった人全てへの感謝をこめて
4年MF 保坂拓人
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