サッカーが好き
ア式女子ができてまだ3年目の新歓で入部を決意してから、さらにもう3年も経ってしまった。
3年間、できたてホヤホヤから安定期への過渡期にあったア式女子で過ごして思ったけれど、ア式女子には変わらないいくつかのキーワードがある。熱意、感謝、個の重要性、成長など。また、新歓などで「運動会」として自らを語るとき、そこにも、大学名を背負う、勝つ責任、縦の強い繋がり、などのキーワードがある。
私なりにこのあたりの言葉を整理してみようかなと思う。
結論からいうと、私たちの中心にある、ないしあるべきものは「サッカー愛」だと思う。サッカーが好きで、好きなサッカーを通じてつながった「チームのみんなが好き」で、みんなともっとうまくなりたい、うまくなって勝ちたい、という「熱意」が生まれる。
そして熱意は多くのものを生む。
熱意によって「多くの方々の協力」をいただいて、その中に大学があれば運動会という名前がつき、OBOGがあれば縦の繋がりが強いと言われる。そのような方々への「感謝」が生まれ、それは「恩返し」や「責任」という言葉でも語られる、もう一つの勝ちたい理由となる。
また、熱意によって、種々の強い感情が生まれる。うまくなりたい、勝ちたいと強く思えば思うほど、喜びも悔しさも、もっとチームのためになることをしたいという気持ちも大きくなる。たまには部員どうしでぶつかることもあるし、それを経てさらに「チームのみんなが好き」になる。増幅が増幅を生む、正のフィードバック。
これらとは別次元で、ア式女子には「ベンチャー」という要素がある。少人数・まだ少し残る不安定感、それゆえの個の重要性・成長せざるをえない環境、そしてここで実際に成長した尊敬すべき先輩方と頼もしい同期・後輩たち。就活をしていて雰囲気を好きになった企業がことごとくベンチャーで、私自身、このベンチャーに染まってしまったらしい。
さらに、ベンチャーゆえだからかもしれないけれど、文京LBレディースと合同で活動しているため、「大所帯」という一面ももつ。そこは中1から61歳までの女性が、本当にケンカもイジメもなくサッカー仲間として共存する楽園のようなチームで、ここのメンバーにサッカー愛や熱意を刺激されることもしばしば。ちなみに先ほど"部員のみんなが好き"ではなく「チームのみんなが好き」と書いたのは、この文京の仲間も含めたかったから。
一般に、「ベンチャー」と呼ばれる期間は短い。そう遠くない未来、ア式女子はベンチャーではなくなると思う。しかし、人数が増えたからといって一人ひとりの重要性が下がることはないし、今以上にサッカーという競技に没頭できる環境が整い、より多くの人ともつながりができるだろうから、成長スピードはむしろ上がるはず。「ベンチャー」を失っても、「個の重要性」「成長」の要素は失ってほしくない。
話を戻すと、結局私たちはサッカーが好きなのだと思う。
そしてこの3年間で学んだことは、サッカーは頭や体の使い方がわかるにつれて指数関数的に面白くなるスポーツだということ。指数関数と言いつつ、各々のできることと連携できる人数が同時に増えれば指数だけでなく底(てい)も増えていくし、それに加えて理解できる戦術書、試合観戦で気づけることなども増えていくから、実際には指数関数どころではない。1年生のときは蹴ったボールがまっすぐ転がるのが喜びだったけれど、今ではできるプレーも広がり、サッカー愛もその頃の比ではない。
でもそれは逆に、できないプレーがまだたくさんある今、私のサッカー愛もまだまだ未開拓だということだと思う。「あの頃の私ってあれでよく『サッカー楽しい』って言ってたな」と3年前の自分を振り返って思うように、5年も10年もサッカーをやってきた人たちからすると私はまだそんな感じなのかもしれない。
チームの話がだんだんと自分の話になってしまったけれど、3年後、今の自分に同じことを言ってやれるように、もっともっとうまくなりたい、勝ちたい。週4回もサッカーをさせてもらえるのは今年が最後だから、大好きなサッカーに、思いきり打ち込みたいと思う。
あと10年くらいはサッカーしたい
水谷優香
3年間、できたてホヤホヤから安定期への過渡期にあったア式女子で過ごして思ったけれど、ア式女子には変わらないいくつかのキーワードがある。熱意、感謝、個の重要性、成長など。また、新歓などで「運動会」として自らを語るとき、そこにも、大学名を背負う、勝つ責任、縦の強い繋がり、などのキーワードがある。
私なりにこのあたりの言葉を整理してみようかなと思う。
結論からいうと、私たちの中心にある、ないしあるべきものは「サッカー愛」だと思う。サッカーが好きで、好きなサッカーを通じてつながった「チームのみんなが好き」で、みんなともっとうまくなりたい、うまくなって勝ちたい、という「熱意」が生まれる。
そして熱意は多くのものを生む。
熱意によって「多くの方々の協力」をいただいて、その中に大学があれば運動会という名前がつき、OBOGがあれば縦の繋がりが強いと言われる。そのような方々への「感謝」が生まれ、それは「恩返し」や「責任」という言葉でも語られる、もう一つの勝ちたい理由となる。
また、熱意によって、種々の強い感情が生まれる。うまくなりたい、勝ちたいと強く思えば思うほど、喜びも悔しさも、もっとチームのためになることをしたいという気持ちも大きくなる。たまには部員どうしでぶつかることもあるし、それを経てさらに「チームのみんなが好き」になる。増幅が増幅を生む、正のフィードバック。
これらとは別次元で、ア式女子には「ベンチャー」という要素がある。少人数・まだ少し残る不安定感、それゆえの個の重要性・成長せざるをえない環境、そしてここで実際に成長した尊敬すべき先輩方と頼もしい同期・後輩たち。就活をしていて雰囲気を好きになった企業がことごとくベンチャーで、私自身、このベンチャーに染まってしまったらしい。
さらに、ベンチャーゆえだからかもしれないけれど、文京LBレディースと合同で活動しているため、「大所帯」という一面ももつ。そこは中1から61歳までの女性が、本当にケンカもイジメもなくサッカー仲間として共存する楽園のようなチームで、ここのメンバーにサッカー愛や熱意を刺激されることもしばしば。ちなみに先ほど"部員のみんなが好き"ではなく「チームのみんなが好き」と書いたのは、この文京の仲間も含めたかったから。
一般に、「ベンチャー」と呼ばれる期間は短い。そう遠くない未来、ア式女子はベンチャーではなくなると思う。しかし、人数が増えたからといって一人ひとりの重要性が下がることはないし、今以上にサッカーという競技に没頭できる環境が整い、より多くの人ともつながりができるだろうから、成長スピードはむしろ上がるはず。「ベンチャー」を失っても、「個の重要性」「成長」の要素は失ってほしくない。
話を戻すと、結局私たちはサッカーが好きなのだと思う。
そしてこの3年間で学んだことは、サッカーは頭や体の使い方がわかるにつれて指数関数的に面白くなるスポーツだということ。指数関数と言いつつ、各々のできることと連携できる人数が同時に増えれば指数だけでなく底(てい)も増えていくし、それに加えて理解できる戦術書、試合観戦で気づけることなども増えていくから、実際には指数関数どころではない。1年生のときは蹴ったボールがまっすぐ転がるのが喜びだったけれど、今ではできるプレーも広がり、サッカー愛もその頃の比ではない。
でもそれは逆に、できないプレーがまだたくさんある今、私のサッカー愛もまだまだ未開拓だということだと思う。「あの頃の私ってあれでよく『サッカー楽しい』って言ってたな」と3年前の自分を振り返って思うように、5年も10年もサッカーをやってきた人たちからすると私はまだそんな感じなのかもしれない。
チームの話がだんだんと自分の話になってしまったけれど、3年後、今の自分に同じことを言ってやれるように、もっともっとうまくなりたい、勝ちたい。週4回もサッカーをさせてもらえるのは今年が最後だから、大好きなサッカーに、思いきり打ち込みたいと思う。
あと10年くらいはサッカーしたい
水谷優香
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