熱いプレーで

頼経智希(2年/DF/青山高校)


応援の力はすごい。



 これは昔からずっと思っていることだ。Jリーグのスタジアムに行くと多くのサポーターが心を1つに、選手に声を届けているのを肌で感じられる。(満員の埼スタなんて人間が作り出してるとは思えない雰囲気と圧だ)スタジアムではワンプレーごとに大きな歓声が上がり、得点が決まったりなんてすると熱狂は止まらない。そんな中プレーしている選手たちは大きな声援をもらえてすごい嬉しいだろうし、力になってるはずだ。少なくともいつもスタジアムで応援はしているのでそう信じたい。また応援したくなるようなプレーをよくする選手もたくさんいる。例えば前線で何度も追いかけ回したり、身を投げ出してシュートブロックしたり、ラインギリギリまでボールを追いかけたりなどなど、スーパーゴールやスーパーセーブなどが盛り上がるのはもちろんだが、こういった派手じゃないようなプレーでも、これらはもちろん勝つのに必要なプレーである。そしてそれをみんなわかっているのでスタジアムは盛り上がる。

 


 自分の話をすると、今シーズンはサタデー・双青戦と応援がある中でプレーできる機会をたくさんもらえた。なかなかいいプレーができず、勝利を奪えなかったのはすごい申し訳なかったけどいい雰囲気の中で試合が出来て本当に楽しかった。いつもよりも足がよく動く気がしたし、ボール取ったりクリアしたりして盛り上がると、もっともっとやってやろうって気持ちになれた。



 双青戦では、自分が関わってたこともあるが、三軍戦の最後45分だったけどア式の代表の一員として絶対に負けたくないって気持ちと、多くの人の応援でいつもより気持ちが入ったプレーができた。双青戦は育成チームの全員が声援を受けてプレーできる貴重な機会でもあるし、全体を見ても両大学にとって伝統のある大事な試合だと思う。去年は双青戦でプレーできなかったけど、今年試合に出て、より双青戦を盛り上げたいと思ったし来年再来年とどんどん熱狂できるような大会にできるように取り組んでいきたい。

 


 少し話が逸れたが、応援を受けてプレーする側にもなれたことで、応援してくれる人たちを喜ばせたり盛り上げたりしたいなって強く思うようになった。これまでサンフレッチェやア式のAチームを応援している中でたくさん胸が熱くなるようなプレーを見てきた。次は自分がそういう"熱いプレー"をしたい。新たな目標をそう定めてこれから頑張っていこうと思う。


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