ケガ
ア式に入って半年以上が経った。自分はサッカーがしたくてこの部に入った。しかし現実はそれを許してくれなかった。ア式部員としての生活の半分以上を自分はケガ人として過ごしている。どこの部も同じかもしれないが、ア式ではケガ人となったら他の選手が練習する横で筋トレをする。家でもできる普通の腹筋や腕立てなどをしにわざわざ東大のグラウンドに行くのである。こんなことを言ったら怒られるかもしれないが。筋トレ中、面倒臭い、だるい、帰りたいなどマイナスの気持ちしか生まれず、それにたまに練習中の選手の楽しそうな声が聞こえてくると腹が立ってくる。こんな生活を自分はすでに3、4ヶ月送っている。考えてみると、小中高を通して大きなケガをしたのは1回だけだった。その1回も強烈なタックルをくらったもので、避けるのが難しいものだった。しかし、大学に入ってすでに2回。靭帯と肉離れ。どっちも自分で勝手にやったもの。体が勝手におじいさんに近づいているのかなと思った。悲しい。よく有名スポーツ選手がテレビなどで、『ケガしたことをプラスにしたい』などと言っている。自分もそうしようと最初は思っていた。自分の努力不足かもしれない、いやそうだろう。しかしプラスにできるなんて想像できない。ケガをしたという事実を好転させることは僕みたいな凡人にはできない。ケガは思っている以上に簡単にできる。実際、自分は簡単にできた。言いたいことはただ1つ。スポーツをしている人もしてない人も、皆さんケガには気をつけましょう。
1年 城後仁
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