変わる

横浜Fマリノスは今年、ポステコグルー新監督を元にハイライン志向のサッカーを行なっている。その中でGK飯倉大樹選手は攻撃時はペナルティーエリアの外でビルドアップに参加し、守備時も高いポジションを維持して裏へのボールに積極的な飛び出しを見せている。J14節の浦和戦では青木のロングシュートを受けて、枠からは外れたが少しヒヤリとする場面があった。これに対して、飯倉選手はこうコメントを残している。

実際には後ろでゴールを守るスタンスがほとんどだし、それがオーソドックスなのかもしれないけど、自分の中ではオーソドックスをやる必要はない。こういう守り方ができるなら、俺はこっちのほうがいい。わざわざ自陣のゴールに寄ってきてファインセーブをするより、高い位置でボールを取れたほうがカウンターのチャンスになる。そういう意味では俺に適したスタイルだと思う。

31歳、プロ14年目にして新しいことにチャレンジしようとしている。変わろうとしているのである。


変わるというのは非常に難しい。変わった先が正解か分からないのであれば尚更である。だから、現状に満足している場合は普通変わろうとしない。ただ、変わろうとしないと成長することはない。


今年の初めくらいに先輩とご飯を食べに行った。ファッションに詳しい先輩なのだが、髪から服から靴の先までダメ出しされた。自分のキャラ的にこのままでも問題はないと思ったが、一生このまま変わらないのもつまらないとも思い、即実行に移すことにした。

翌日、髪をいままでとは全く異なる感じに変えて、さらにその2後、服を上着から靴まで大量買いした。それから自信満々に部活へ向かったのだが、なかなかに爆笑された。服は多少マシになったようだが、髪の方はセットが下手なのも相まっておかしくなってしまっていたらしい。

それでも自分自身はあまり気にしていなかった。また別の髪型に挑戦すればいいと思ったからである。

くだらない話だが、私は変わってみたいのである。


サッカーのプレイヤーとして、ア式の中の人間として、それ以外のことにおいても変わってみたい。成長するには変わってみるしかない。上手くいくか分からないし、失敗することも多いと思うが、それにビビってちゃ仕方ない。

3 島田

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