1年と8ヶ月

新山寧々(4年/スタッフ/三浦学苑高校


1年と8ヶ月。ア式のみんなと過ごせた年月。

 

大学生活4年間のうち、たった1年8ヶ月でした。

それでも、私にはかけがえのない日々でした。

 

このまま終わりたくないと思える時間があったこと、離れたくない仲間がいること、私はとても幸せだと思います。

 

 

大学1、2年生では、オンライン授業だったということもあり、想像通り退屈な日々でした。そもそも志望していた大学に入学したわけでもなければ、勉強したいと思う学科でもなかったため、ただ単位を習得して、希望の職種に就ければいい。そんな気持ちで大学生活を送っていました。

 

アルバイトでは、個別の塾講師として、自分のように勉強が苦手な生徒に楽しさを感じてもらえるような授業を行い、志望校に合格させることに力を注ぎました。同時に、サッカースタジアムでのアルバイトでは、Jリーグの試合に多く関わり、各チームのサポーターや社員と協力して試合をつくり上げ、年末や年明けには高校サッカーの会場で全国の強豪校や先生方と協力して運営しました。この2つのアルバイトを並行する中で、改めてサッカーに関わっていることが私にとって、とても幸福を感じることなのだと気づきました。

 

本当は、大学のサッカー部に入ること。これは、受験生の頃から憧れがありました。様々な大学のサッカー部のインスタを見て、絶対にサッカー部に入るんだと決めていましたが、女子大に入学してしまったため、それは無理だなと諦めていました。気づけば、別にサッカーが全てではないと諦める理由ばかり探していました。

 

ある日、ダメ元でスマホで「他大学 サッカー部 入部」と検索すると、東京大学ア式蹴球部が一番上に出てきました。H Pの質問欄に、「他大学でも入れますか」という質問に対し、「可能です。連絡お待ちしています」と書いてあったのを見つけ(現在は回答内容が変わっています)、すぐにメールをしました。(ここからは、1回目のfeelingsに記載しています)

 

そこから始まったア式生活は、自分が思い描いていた大学生活でした。

サッカーに没頭できること。これが一番でした。

 

しかし、東京大学ア式蹴球部のマネージャーとして何を残せたかと聞かれたら、恐らくありません。入部当時から、プロフェッショナルな組織が出来上がっていました。でも、何か部活に貢献したい、新山といったらこれ。というものが欲しかったので、4年生からは、東京都大学サッカー連盟の学生幹事になり、少しでも部活の力になれたらと思い活動していました。都学連に一緒に入った後輩の泉澤輝くんは、もう委員会のリーダーと学生幹事の副幹事長まで上り詰めました。相変わらず、さすがすぎますが、一緒に入ってくれて嬉しかったし、私の仕事のアシストまでしてくれる心強い相棒です。部活も頑張りながら学生幹事もやりこなす輝は自慢の後輩です。

 

この1年と8ヶ月は、ア式の仲間に助けられてばかりでした。悩み事があったら聞いてもらい、終電がなくなったら家に泊めてもらい、大学院について親身になってもらい、合格発表まで不安でたまらなかった前日から発表まで一緒にいてもらい、たくさんアドバイスをもらいと、いつも誰かに助けられていました。

なんでア式には、こんなにいい人たちしかいないのだろうと思うくらいです。

東大ア式に所属しているみんなは、何かに必死に努力してきた人たちだからこそ、人の為に行動ができるのだと思います。私もそういう人になれるよう進んでいきたいです。

 

そんな、仲間と過ごした日々はあっという間に終わりました。

 

グラウンドでは、横須賀と能見台論争(まだまだ続く?)など、たわいもない会話をできること、それがどんなに楽しかったか、引退してしみじみと感じます。グラウンドに行けば、みんなに会える、部室に行けば誰かがいる。そんな当たり前の日常が私は本当に好きでした。振り返ると、1年と8ヶ月という時間が一瞬のように過ぎ去ったのだと痛感します。

時の流れは早い、引退まで早いというのは、頭では分かっていましたが、想像以上でした。

 

 

 

でも、後悔は一切ありません。その瞬間瞬間を必死に生きていたので。

 

 

 

 

 

 

最後に、マネージャーを続けられたのは、同期6人のマネージャーがいてくれたからです。

 

 

いつも親身になって、いろんな話しを聞いてくれました。まず何かあったら花ちゃんに相談していた気がします。皆とのコミュニケーションを欠かさず、少し抜けているところもあって可愛いです。でも、しっかりと芯を持って仕事をしていて、私は何回助けてもらったか分かりません!ありがとう!

 

七海

髪を切った後や小さな変化にもすぐ気づいてくれて、「え、かわいい!」ってよく褒めてくれました。いつも笑っていて、反応が面白かったり、一緒にいると笑顔になっていました。暑い日も雨の日も試合中に写真を撮ってくれて、そのおかげでア式の写真がたくさんあります!ありがとう!

 

和鼓

私の入部当初の呑み会に来てくれたり、合宿後にたくさん話を聞いてくれたり、鳩サブレースタジアムまで車で送ってくれたりと、いつもクールな和鼓だけれど、人想いでギャップ萌えします。面白くて天然な和鼓にはみんな虜になっていたと思います。はっきりとした性格なところも、最高!ありがとう!

 

涼葉

試合で本部での仕事が一切分からなかった時、一から丁寧に教えてくれて、何を聞いても答えてくれる涼葉が最高にかっこよかったです。都学連との連絡も円滑に進めてくれました。ふわふわした見た目なのに、ご飯をたくさん食べることができるなど、ギャップがたまらないです!ありがとう!

 

光夏

入部する前、最初に会ったのが光夏でした。何か包まれるような感じが第一印象から伝わりました。入部後も何か困ったら光夏に聞いて、そのおかげで部活に馴染めるようになりました。人生何回目かなと思うくらいしっかり者で、光夏がいるだけで安心感が半端ないです。皆のお姉ちゃん!ありがとう!

 

彩伽

いつも笑いが絶えない彩伽は、どんな時でも最善策を考えて支えてくれました。国分寺の和幸で、今後について英理ちゃんと3時間おしゃべりしたのは最高に楽しい時間でした。関西弁が苦手だった私でも、彩伽の関西弁で好きになりました。面白い言動にみんな笑顔になっていました!ありがとう!

 

 

花、七海、和鼓、涼葉、光夏、彩伽、途中入部だった私を受け入れてくれて、本当にありがとう。大好きです!!

 

 

 

拙い文章ですが、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

東京大学ア式蹴球部は、自慢の最高のチームです。

 


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