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8月, 2023の投稿を表示しています

はじめまして

古畑理子(1年/スタッフ/不二聖心女子学院高校) はじめまして、マネージャーとして入部しました。一年の古畑理子です。 今日は、入部に至るまでのことと、今後の意気込みなどを綴ろうと思います。 まず、入部に至るまでの経緯をお話しします。 私の母校は部活動があまり盛んではなく、活動頻度は基本的に週に 1 回でした。週 2 回の活動の部活があれば「ブラック」と呼ばれていたほどです。そのため、大学では何かに熱中したいと考え、同じ高校の先輩が所属しているア式に興味を持ちました。 私はもともと引っ込み思案で、新歓用のインスタに dm を送ることさえも躊躇してしまっていました。友人達に文面を見てもらって、返信が来なかったら慰めてね、と相談していたほどでした。しかし、幸いにもすぐに返信をいただくことができて安心しました。笑 そして、えりさんから仕事内容をお聞きし、実際に練習の様子を見学させていただいて入部を決めました。先輩方が優しく話しかけてくださったことが決め手となり、入部への決意が固まったことを覚えています。その後は、当初、ア式に入るつもりがなかったれいかを呼び込んで一緒に入部することになりました! 先輩方や同期から「もとからサッカー好きだったの?」と聞かれることがよくありますが、サッカーが特別好き!というわけではなく、むしろ苦い思い出がありました。 私は中高六年間、学校で寮生活を送っており、寮には消灯時間などの細かな規則が設けられていました。そんな状況下で高校の卒業を控えた中、消灯時間であるにもかかわらず友人たちと隠れてサッカー W 杯を視聴したことが先生にバレてしまったことがありました。結果的に、私は保護者呼び出し & 一週間の退寮という処分を受けたのです。 けれども、今はア式のマネージャーとしてサッカーに真摯に向き合っています。そういうことを考えてみれば、サッカーを楽しむという一瞬の喜びと引き換えに厳しい処分を受けたあの経験は逆に良いものだったのかもしれません。笑 また、サッカーのルールや用語も詳しくありませんでしたが、先輩方のおかげで少しずつですが覚え始めているところです。最近ではグラウンド業務に慣れたこともあってそれ以外のお仕事をまかせていただくことが増え、私も Slack に投稿するようになりました。投稿した時に反応がくると...

ア式に入ってみて

上田友暉(1年/DF/天王寺高校) 東京大学ア式蹴球部 1 年の上田友暉です。 いきなり提出期限を過ぎて申し訳ないなと思いながら書いています。 特に何を書きたいということも無いので、まずは入部した経緯のようなものから書いていこうと思います。   僕は小学生になる前からサッカーをやっていて、小学生の時は勝ち負けとかよりも試合に出て点を決めることが楽しくて、ただただ楽しんでサッカーをしていました。中学生になって学校の部活に入ると、そこは勝ち負けを意識するような集団であって、自分達の代では地域では敵なし、大阪でもそこそこ強い方みたいな感じとなり、監督がしっかりと練った練習に日々取り組んでいました。その練習はきつかったけど、めっちゃ勝てててとても楽しかったです。けど高校に入学してサッカー部に入ってみると、監督はいないし走り込みもないし、練習はキャプテンとかが決めたメニューに取り組むというもので、かなり緩い雰囲気のものでした。そんな中で自分はもう一回ちゃんとサッカーに取り組みたいなと強く思うようになりました。そして東大に合格して、サッカーにとことん打ち込めるア式に入部することに決めました。   これが僕がア式に入部した簡単な経緯なんですが、高校の時に適当にやってた上、受験勉強で 1 年くらい体を動かしてなかったからか、自分で思っていた以上に体力が全くなく、練習でも試合でもすぐにバテてしまう日々が続いています。そんな感じで自分が全然動けていないせいで、周りから「もっと真剣にやれ」とか「適当にやるな」とか色々怒られて、最初の頃はそんなに気にならなかったけど、ネガティブ思考も相まって少しずつしんどくなってきて、最近では試合するのもちょっと嫌になっています。やる気があるように見えないかもしれないけど適当にやってるわけじゃ無いし…、そんなに強く言ってこんでいいやん…、とかを思うことが多く、一回辞めようかなということも頭をよぎったけれど、なんとか踏ん張って練習に参加して、やっぱり思ったようなプレーをして上手く行った時は楽しいし、入ってよかったと思うことも多々あります。それでもサッカーをしていて楽しいなと思える瞬間がほとんどないというような現状になってしまっています。   というように、今はきついことの方が多くてア式に入ったの間違...

ありがとうございます、東大ア式

Oliver Perrem(1年/MF/Ireland) When I first came to Japan, I had hoped to find somewhere where I could continue to play football at a competitive level while I was away from Ireland. I did not think I would be able to play with the actual soccer club for Tokyo University, but thankfully I was given the chance to. My time was challenging at first as I had to adapt to Todai’s soccer philosophy, which was a very different style of soccer to which I was used to. There was also the challenge of a language barrier as my Japanese was not good enough to fully understand some of the practise drills or the advice coaches and players were giving me. Regardless of this, everybody within the club was extremely kind and helpful and was very accommodating as they tried to make sure I understood everything as best I could.  Thanks to the coaches, players, and staff, the time I have spent at Todai has helped to improve myself as a player, as I have learned lots of valuable new skills which I will be ...

キャラメルフラペチーノ

豊嶋鴻平(1年/テクニカルスタッフ/高松高校)  とあるカフェの入り口で僕は、サッカーのことを思い出していた。友達がカフェでバイトを始めたため一度行ってみようと思い立ちカフェの前まで来ていたのだ。そこで高校の時の部活がふと頭に浮かんだ。大会の前にはPK戦をよくやった。一人ずつシュートをして、決着がつくまで続ける。僕は基本的に五番目だった。もちろん味方の点が入り、相手が外してくれるのが一番いい。ただ、自分の番が近づくにつれて「味方が全部決めているのに連続を途切れさせたらどうしよう」というプレッシャーもだんだん強くなっていくため、あまりPK戦が好きではなかった。ただ、僕は次第にその緊張感に慣れ、外すことは少なかった。結局、大会で蹴ることはなかったのだが。  それで、今、僕はカフェの注文口で同じような気分になっていた。  先ほどから僕の前に並んでいる誰も彼もが同じ注文を繰り返しているのだ。 「お次のお客様のご注文はどうなさいますか?」 「キャラメルフラペチーノで」 「お次のお客様のご注文はどうなさいますか?」 「キャラメルフラペチーノで」 このやりとりが僕の前で四人ほど繰り返していた。  そこで僕は、あの時のPK戦と同じだなと思った。僕の前に並ぶ人たちが同じように行動するという点ではあのPK戦と同じに思えた。  こういう場合に正しい行動とは、つまり前に並ぶ人たちと同じように「キャラメルフラペチーノ」を頼むことだ。こうゆう雰囲気には慣れていた。  ついに僕の番が来た。満を持して、「キャラメルフラペチーノ」を注文する。緊張感はなかった。   そこで後ろの女性が前に出た。 「お次のお客様のご注文はどうなさいますか」 「ホットココアで」 ホットココア?僕は一瞬耳を疑った。 失敗した選手をしげしげと眺めないくらいの冷静さは持ち合わせていた。自分のキャラメルフラペチーノを受け取りながら、涼しい顔をしたまま、内心では、「そういう時もある。次回、頑張ればいいんですよ」と失敗してしまった彼女を励ましていた。そう、それは僕の次の選手がPKを外してしまった時のように。