理由は、まあ人それぞれ
突然ですが、自分にとって「サッカーが楽しい」 と感じる瞬間がどれほどあるだろうか。という疑問が、オフ期間、 1人で訪ねた温泉にぼんやり浸かっている最中にふと浮かびました 。(ほったらかし温泉といって、 自分の中でオススメの温泉になった。) 温泉の話はいいとして、サッカーが純粋に「楽しい」 と感じていたのは、 小学校低学年くらいの時と高校生の時くらいしかないのではないか と思う。 というのも、小学校高学年の時期は「下手くそ、死ねよ。」とか、 「向いてねえよ、やめちまえ。」 といった言葉が上級生から日常的にかけられるという環境かつ、 チーム自体は地区でも一番弱いんじゃないかというぐらいで、 正直どうして続けていたのかがわからないくらいにはサッカーをす るのが嫌でした。( 全部が全部嫌いってわけではもちろんないけれど。) この時点で低学年の頃に持っていた純粋な「楽しい」 という気持ちは萎えきったとさえ思います。 地元の中学に上がる際にも、 同じ上級生がいる環境でサッカーを続けるのは、 正直恐怖に近い感覚だった気がする。 この通り僕の中ではサッカーに対してネガティヴな思いが結構強か った。 そこまで思い出して、「じゃあなんで今もサッカーを続けてるの? 」とまた疑問に思いました。 そして、その疑問に今の僕が答えるとしたら、 それは二つの理由からだと思います。 一つ目は、中学校で所属したサッカー部での経験にあります。 そこでは小学校の時は暴言しか吐かないんじゃないかと思えた先輩 が、間違いなく変わっていた。 その先輩は厳しい声かけとポジティブな声かけを確かに使い分ける ようになっていたし、他の先輩たちもそうでした。 この環境で僕は、「サッカーをしていて嬉しい」 という経験を多く積むことができた。 認めてもらえている、 という感覚は厳しい言葉に対する奮起の原動力にもなるし、 いいプレーができた時の「嬉しい」という感覚の源にも、 もちろんなった。 つまり、この「サッカーの中で感じる嬉しさ」 という経験が一つ目の理由です。 とはいっても、自分を認めてもらえて「嬉しい」 という感覚はサッカー以外でも体験できるものである。 例えば受験。それなりの第一志望に受かったらまあ認められるし、 嬉しい。