変化

 東大に入学してから、もう3ヶ月以上が経った。言い方を変えれば大学生活4年間48ヶ月の1/16が既に経過した。そろそろ新しい生活にも慣れてきた頃だが、時間が経つのは早い。こういう時、更に3ヶ月経った後の自分を想像してしまうのが自分の癖だが、2018年10月時点の自分、全く予想できない。無論3ヶ月前の自分も現在の自分を想像できていなかったが。周りの環境が(自分は地方出身なので特に)大きく変わったばかりでもあるし、無理も無いことではあるが。
 ところでサッカーでは状況の変化は当然さらに激しい。ロシアW杯日本vsベルギーでもベルギーはアディショナルタイムに約10秒のカウンターで得点し勝利した。たった10秒ちょっとで状況は大きく変わってしまう。セットプレーなどでプレーがとまっていない限り10秒後にボールがどこにあるかも予測しづらいものだ。ただ、一、二秒後位なら予測はできる。当然その一瞬の状況の変化を予測して対応できるか、あるいは変化を自分で作れるかが勝敗を分けることになる。試合中に突然、いや、常に訪れる一瞬の変化がサッカーの面白さだ。しかし、今の自分はどうか。ここまで偉そうに言っておきながら今の自分を振り返ってみると、変化についていくのが精一杯になっている。まだまだ未熟。少し遡って高校の時はどうだったか。予測はまだできていたような気がするが。大学になって水準が上がったかあるいは自分の水準が落ちたか、あるいはその両方か。何かしらの変化がここにもあったわけだが、しかし、新生活にも慣れてきた今、勝負に勝つためにも大きな変化にも対応しなければいけない。
 最後に自分が変化に対応でき自分でも良い変化を作り出せる選手へと成長するという決意を込めて初めてのfeelingsを終わろう。

一年後、自分が書いたこと見直そう
一年 河渕貴行

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