課題設定・実行・反省
先日、桑田真澄さんの本を読んで、「なるほど」と思ったことがあります。それは、練習でするべきことは課題設定・実行・反省のプロセスを毎回繰り返すことだということです。どんなプロセスかというと、次のような手順です。
1 注意すべきポイントを一つに絞り、それを意識する(課題設定)。
2 そのポイントを意識してプレーする(実行)。
3 プレーしてみて、意識したポイントはできたか、できなかったポイントは何か分析する(反省)。
表現が違うかもしれませんがこのような内容でした。ここで重要なのは実行してみた結果に一喜一憂しないことです。実行してみた結果は全く気にしないことです。ピッチャーが狙ったところに投げられても暴投しても、ピッチング練習では、そのようなことに気を取られてはいけないのです。
サッカーのプレーごとにこのプロセスを取り入れられるかなと意識してみたのですが、無理でした。ボール回しでさえ毎回状況が変わるので、このプロセスに沿って毎プレーごとに意識するのは大変で、すぐにやめました。ただ技術練習にはこのプロセスを取り入れて練習しようとしています。例えばパス練では
トラップの時は軸足に重心を置くことを意識する。→このことを意識してトラップする。→軸足に重心は置けたが、かかとのほうでトラップしてしまったから、次はもう少しつま先よりでボールを捉えることを意識する。
といった感じです。
しかし、パス練でもパスとトラップの2つでこのプロセスを毎回しないといけないので、集中してないとすぐに「ボールが浮いたな」などと実行の結果に意識がいってしまうので思っていたより大変です。試合のアップでも練習前後の自主練でも、課題設定・実行・反省のプロセスを毎回繰り返すことを忘れずに練習します。
右足のインステップキックが右に曲がるのを直したい
2年 鶴田智也
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