深呼吸
昨年の10月2日、僕は左足首を骨折しました。
脱臼骨折という関節が脱臼した衝撃で腓骨(外くるぶし)が折れる、手術が必要な程の大怪我でした。
怪我をした日から約1週間後の10月10日に手術が行われ、骨片を二本のボルトで固定、更に靭帯も二本損傷していたため、片方は縫合、もう一方は靭帯が繋いでいる骨にボルトを渡して固定しました。
手術後約1ヶ月くらいは本当に辛かったです。
足は痛いし、むくむし、手は松葉杖のせいで豆だらけ、移動が大変で大学の授業にすら行けない。
ラインで流れてくる練習のログを読む度に悔しさとか情けなさとか色んな負の感情が込み上げてきて苦しかった。
でもまたサッカーがしたかったから、その気持ちを糧に耐えることができたし、ギブスが外れた12月の頭からの約3ヶ月半のリハビリも乗り越えることができた。
手術の影響で足首の硬さは完全には取れなかったけど、ほぼ元どおりにプレーできるようにまで戻って前期リーグ戦を迎えられた。・・・
ここまでは「プレー出来ない程の怪我をした時」の話。正直言ってこれくらいの大きな怪我だとプレーしないで治療に専念すればいいので対処が簡単である。
ここからは「プレー出来るくらいの怪我をした時」の話をしようと思う。
この場合の怪我は軽い打撲や捻挫が当てはまり、まぁ痛いけどプレー出来ない程ではないという感じ。難しいのは、自分の目標や欲求のためにとるべき正しい行動が時期によって変わってくることである。
僕は今年の京大戦で左足首の内側を捻挫した。
怪我直後は割と腫れてかなり痛かったけど、3、4日でかなり回復したので、京大戦の次の週の木曜日に復帰した。
今思えばこの判断が良くなかったように思う。
正直焦っていた。前期リーグ戦の途中で、それまでFWで三番手だった大池さんがスタメンで起用されるようになり、僕はそのまま三番手に落ちた。そして京大戦で初めてメンバー外になってしまった。その京大戦で怪我してしまったわけだからタイミングは最悪。早く追いつかなきゃいけないのに。
でも焦る一方で左足の調子はそこから一向に良くならなかった。今回痛めた靭帯というのが前述の手術で縫合した靭帯のようで、もともと弱っていたためなかなか痛みが引かず、足首もより硬くなったと思う。焦らずにもう1、2週間復帰を遅らせていれば状況は好転していたかもしれない。
結果として気持ちと身体にギャップが生まれ、思うようにプレー出来ない苛立ちが募って悪循環に入ってしまった。
本当に情けないけど、このままパフォーマンスが上がらなければチームに良い影響なんて与えられないし、逆に迷惑をかけてしまうと思う。
一回DLに入って頭と身体をリセットしてきます。
それが今の「正しい行動」だと思うから。
ちなみに骨折は両手両足経験してます
2年 松山樹立
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