時間と、得られるもの

大学生になってバイトを始めました。
バイトは定時きっかりに帰りたいと思う。
でも、部活はもう少しやっていたいと思う。


バイトは時間に対して、お金という確実な対価がある。

部活は時間に対して、目に見えず、評価しにくいものが対価である。(楽しさとか能力の向上とか?)

それが違いなのかなと思いました。



時間と、得られるもの。
そのことを考えたときに2つの話を思い出しました。


1つ。
わたしの出身中学は部活時間がほかの中学校に比べると非常に少なかった。中学生のときの部活の顧問(わたしはソフトテニス部でした)はいつも、少ない時間をいかに有効に使うかということの大切さを語っていました。

一球一球打つたびに、どこを直せばいいのか、変えればいいのか考える。
ボール拾いや準備、移動をはやくして打つ時間を増やす。
これは、短い時間で最大限の成果を出すのが大事ということ。


2つ。
高校時代に国語の先生から教育についてこんな話をされました。

教育に資本主義の考え方が使われるようになっている。今は、短い時間でできる限り大きい成果をあげる(よい成績をとる)のに重きが置かれているがほんとうにそれでよいのか、と。

そのときは勉強する時間を減らせればほかのことがたくさんできるんだからいいじゃないかと思っていました。

でも、成果を追い求めるんじゃなくて、その行為自体を楽しめることが大事だっていうことなのかなと思い始めました。


そう考えると、2つ目の考えのように、勉強だとか練習だとかを楽しめるから、1つ目の話で言うような意識を持てるのかなと思いました。

2つ目の話のように時間を気にせず勉強や練習をやっていたら、
そのことが楽しくて好きで時間を忘れてできていたら、
やっと1つ目の話のように、限られた時間でできるだけのことをしよう、うまくなろう、強くなろう、と本気で思えるようになるのかなと。


大学でサッカーを始めた自分は、だいたい経験者と対戦することになります。
サッカーに触れてきた時間は経験者と雲泥の差があるけれど、それでも勝ちたいって思わせてくれる仲間がいる。


だから精一杯楽しんで、精一杯考えて、実践して、限られた時間の中でできる限り進んでいきたい。


↓つむねって読みます
女子部1年 津旨まい

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