一人前のテクニカルスタッフ

サッカー経験もろくになく、観戦も「サッカー<野球」の僕がア式に入って早6か月。ルールは知ってるが戦術は全くわからないという入部当初に比べれば、先輩やコーチの助けもあってちょっとは見れるようになったかなと思う。


8月からは、1年生ながら幸運なことに育成チームの分析発表をさせてもらえることになった。まあ発表といってもテーマにそって僕が映像を見せて、コーチからどこが良かった悪かったっていうのを聞いて勉強する、いわば僕に経験を積ませるためのものである。
最初のうちは、僕が事前に考えてきたポイントが全く的外れで、ただただコーチの言うことを聞くって感じだったのが、回を重ねるごとに少しずつ僕の考えが一致することも出始めた(今でも的外れな時もあるが)。自分がちょっとずつではあるが成長しているのを実感できるのが嬉しかったし、こんな貴重な経験をさせてもらえてるのがありがたかった。

そんな夏休みの終わり頃(9月中旬)、コーチに「次からは悪いプレーした選手に1人ずつ指導していこう」と言われた。まだそのレベルには達してないんじゃ?とも思いつつ、これもいい経験やし前向きにやろうと思った。

しかしいざやってみても、説明はたどたどしく、そばで聞いてるコーチの補足で納得させるということが続いた。どうせ僕の説明なんかコーチの言ったことの受け売りなんやし、正しいこと言ってるんやから堂々としてればいいのに、なんか自信が持てない。それにやはり選手に説明するとなると、「選手やったこともないくせに、偉そうに選手に説明なんておこがましいんじゃないだろうか」と自分に選手経験のないことに引け目を感じてしまう。そんな思考回路になっていた。

このとき、今までなんとなくしか感じていなかった実力不足を、はっきりと実感した。まず自信を持って言わないと、選手は納得しないだろう。そして自信持って言えるようにするには、実力をつけるしかない。実力をつけるには、たくさんの試合を見て経験を積むしかない。その結果正しいことを選手に伝えられるのであれば、プレイヤーとしての経験は関係ない。


でも今の僕が確かな実力をつけるにはまだ時間がかかるだろう。4年生になるまでに十分な力を身につけられるかもわからない。でも、これからも先輩やコーチの言葉を吸収し、育成チームの分析、新人戦のスカウティングなどを通じて少しずつ成長したいと思う。今はまだ半人前にも達していないが、ゆくゆくは選手からの信頼の厚い一人前のテクニカルスタッフになれるよう頑張っていきたい。


選手の皆さん、どうか温かく見守ってください!()

1年スタッフ 松井

コメント

  1. 残りの3年の大学生活、楽しんでください!

    返信削除
    返信
    1. 一年になるといいですね!

      削除

コメントを投稿