One for All All for One

みんなのfeelingsが回ってくるたびに、自分の番はいつなのかとドキドキしていたし、誰かの心を動かせるような文章力も、書くことも苦手な私が慣れないなりに書いてみようと思います。


サッカーの話と少し逸れますが、今年日本で行われたラグビーW杯。高校時代友達に連れられ一緒に観戦したラグビーの試合の光景は、とても迫力があり、胸を熱くさせ、スタジアムが一体となったあの空気感は、実際観ることでしか味わえない。とても最高な時間だったとW杯が行われている中思い出しました。

そんな私にはラグビー好きな友達がいます。その友達が高校時代からこんな言葉をよく言っていました。
『One for all All for one』ラグビー用語であり、有名な言葉なので知ってる人も多いかと思います。この意味は、1人はみんなのためにみんなは1人のために。という意味で捉えられがちですが、本来の意味は違うようです。


本来の意味は、1人はみんなのためにみんなは1つの目的のために。という意味なのです。


1つの目的とは何か。それはつまりゴールのために全員が役割をしっかり果たすのが重要だ。ということです。スタッフという面から考えると、練習を円滑に進めていくために選手の練習環境を整えることはもちろん、練習の雰囲気を作っていくこと、グラウンドでの行動から大事になってきて、それが試合に向けてに大きく影響してくるのだと思います。

ここで自分の話をしますが、中学では吹奏楽部、高校ではサッカー部に所属し、様々なことに挑戦してきたものの、ここまで集中し打ち込むという経験を正直してきませんでした。そんな中、大学生となり出会った東大ア式蹴球部。まだまだ至らない点もありますが、ここまで誰かのためにと全力を尽くせる自分、頑張ろうと思える環境、各役割を果たし熱意を持った人たちと過ごしてる時間がこんなにも大事と思え、一緒に部活しているということが、高校時代の私からしたら想像もできませんでした。そして、ふとア式に入って過ごしてる自分が不思議にもなります。真剣に練習に打ち込む姿、より良い部にするために多方面から様々なアプローチをし頑張っている姿、試合で点を決めた時の全体で喜びを噛み締めるあの瞬間など、どの場面も近くで見て感じ、歓喜の瞬間に立ち会えるからこそ、そんな尊敬できるみんなだから、まだ半年ですが、こんな風に思える。こう思えているのも一緒に過ごしている皆さんのおかげなのだと感じます。

ア式に入りたての頃の私は、仕事内容を覚えるのに必死で機械的に動いていたし、迷惑かけたくない、失敗したくないという思いから自分に自信を持って動けず、人見知りな性格もあり積極的に関わろうという気持ちが他の人に比べると無かったなと思います。ですが、今は仕事内容も段々と覚えてきて、以前より積極的になることもでき、自分のことで精一杯になるのでは無く周りに目を配る余裕もできました。ログに関してはミス1つ無い、ちゃんとみんなに伝わるログを書きたい…。ご迷惑おかけしているので頑張ります。


とここまで長々と話してきましたが、勝利という目的のために動いている部員の姿が仲間の心を互いに前へと動かし、時にもっと頑張ろうと思える力を与える。このようなことを体感できる機会は、仲間と協力して勝利を勝ち取るサッカーなどのチームスポーツの良さだとア式を通して実感しました。


悔しいという感情は、一見ネガティブに捉えられがちですが、絶対に勝ちたいと思っているからこそ、勝ちへのこだわりがあるからこそ生まれるものであり、悔しくて投げ出したくなった時も悔しさを感じた瞬間があるから、より高みを目指せる熱意と前向きな感情として成長のバネへと繋がります。


今ある環境に感謝しながら、四年生が引退しア式に残してくれた物をしっかりと受け継いで、新しく始動したみんなと、来季に向けてスタッフである私自身が同じ熱量を持ち、より一層気を引き締め頑張っていきたい。また、私の及ぼす影響力は少ないかもしれないけれど、何か残すことができるように。一生懸命に日々成長していけたらと思っています。



なんだか照れ臭い。

1年スタッフ  光内優花

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