変化
こんにちは。女子部2年の加藤です。4月に途中入部しました。今回は2年生になった自分の環境の変化を受けて思うことを書こうと思います。
多くの大学生の方々と同様に、昨年はほとんどの授業がオンラインで大学に通う機会がなかったため、新しい出会いに恵まれませんでした。人とのつながりをあまり感じられず、深い関係性を構築できないままに、一人で黙々と授業を受け、課題をこなすだけの日々を過ごしました。新しいことを始める気にもならずなんとなく大学1年生が終わりました。
そのような生活を自嘲して「高校5年生」なんて呼んでいたのですが、さすがにつまらない、マズいと思い、2年生になるタイミングで大きく環境を変えることにしました。諸々の事情により部活をできるような状況になったのと、声をかけ続けてくださったア式の先輩方のおかげでア式に入部できたことに加え、駒場の中でも比較的重いらしいゼミに入ったことで、実際かなり生活が変わっていると感じています。
まず、ゼミでの学習や人との出会いは自分の進路の選択肢に大きな影響を与えています。ゼミに入ってみて、東大には学問を楽しむ人たちが多く集まる環境が当たり前にあることに驚いたとともに、そのような環境に巡り会えたことを嬉しく思いました。自らの意見を共有し、フィードバックを受けるプロセスの積み重ねが、自分の意見を強固にしたり、時には覆したりする面白さに気がつかせてくれたのがゼミの仲間達です。そのような刺激的な場所に身を置く中で、自分がこれから何を学びたいのかが少しずつ見えてきました。「他人という鏡を通してしか自分を見ることができない」ということを感じつつ、曇りのないきれいな鏡であるゼミ生の皆さんに自分の像を映してもらう機会がたくさんあることに感謝しています。(こんなところで言うのは良くないとは思いながら、ハイスペックすぎるゼミ生たちに囲まれているおかげで、自分の発表があまりにお粗末に見えて、まるで公開処刑になっていたことに苦言を呈しておきます。みんな個性的で素晴らしい人たちです。)
そしてア式に入ったことは生活面でも意識面でも自分を大きく変えました。率直に大好きなサッカーができることが楽しく、充実した毎日を送ることができています。そしてチームに関して、昨年入らなかった自分に声をかけ続けてくださっていたのもそうですが、一人一人がお互いを思いやっているのがわかってきて、とても素敵なコミュニティだなと感じています。特に強くそれを感じたのが、少し前のミーティングで「孤独を感じさせることがないように」という話になり、slackでちょっとした気持ちを伝えるチャンネルができたときのことです。もちろん互いの気持ちを全て理解することはできないということは合意されているのですが、それでもより深く理解しようという動きがあって、それが支持される空気があります。うまくいかないことは往々にしてあっても、チームとして乗り越えていく力があることが見えてきて、温かい気持ちになります。(この部分自分の語彙力のなさが悔やまれます)また、自分が持っているものをチームに還元しようという意識の高さにも驚くばかりです。ただ練習するだけではなくて練習以外のところでもどうしたらいいチームになるのかという議論が活発になされています。新入りの身ではありますが、そんな素敵なチームの一員として少しずつ貢献できるようになりたいという思いが強くなっています。
友達に「部活入ったよ」と報告すると、たいてい「勉強もしないといけないのに両立大変だね」みたいなことを言われるのですが、自分はむしろ勉強と部活の二本柱の生活を気に入っています。勉強だけの一枚岩の自分は、勉強が辛い時に居場所がなくなってしまいますが、ア式という新しい居場所ができてもともと好きだったサッカーがますます好きになっただけでなく、逃げ場所を得たことで勉強ももっと好きになりました。レポートのことは考えずに言っています。勉強が楽しくなる過程で進振り先の希望、自分のやりたい勉強が変わっていたことに気づきました。サッカーに関して言えば、高校生の時の自分はサイドバックやサイドハーフが好きで、まさか大学生になってセンターバックをやるとは夢にも思っていなかったのですが、結構悪くないなと思ったりして、最近ではセンターバックをやりたいと自然に感じている自分に驚いています。それもまた色々といい巡り合わせだったなと思います。
なんだかここまでものすごく硬い文章を書いてしまいました。内容については好意的に解釈していただけると幸いです。回ってくるのかわかりませんが次に書くとしたら、もう少し美しい文章を錬成してFeelingsっぽくしたいところです。最後になりますが、最近は身の回りで好きな人がたくさんできて、好きなものを共有することができる場があり、ただただありがたいと感じています。月並みですが、その感謝を述べて締めたいと思います。
女子部2年 加藤彩花
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