Feelngsが嫌いだ

片平雄一郎(1年/MF/横浜翠嵐高校)

 私は期限から約1ヶ月を過ぎた今日この文章を書き始めている。毎日のように進行状況を聞いてくださったK先輩には大変な迷惑をかけたと自覚しながらもなかなか書き始めることは出来なかった。今思うとやはりこの先輩には頭が上がらない。

 さて、なぜ私がこんなにFeelingsを書くことを拒んだか、それには幾つか理由がある。

 理由1 忙しい これは言い訳である。正直私はア式に入っている他の先輩方と比べたら全く忙しくない。バイト もやっているし、ちょっと他の人より授業が多いのは確かだが、別にだからと言ってそんなに忙しいわけでもないしいつも友達とダラダラしている時間を1、2時間割くことなんて容易い。どうしてそうしかなかったのか、いや、できなかったのか、それは以下の2つの理由である。

 理由2 自信がない 正直私は日本語で文章を書くことにあまり長けていない。幼少期に外国で生活していたのもあり、よく友人や家族から日本語のミスを指摘されることがある。きっとこの文章でもK先輩がたくさんの修正を加えてくださっていることだろう。そんな中で他の部員のFeelingsを読むと、その完成度の高いことやら、まるで一人一人がその道のプロのようである。私はたちまち自信と書く意欲を無くした。そんな私に勇気をくれたのが22卒のM先輩のFeelingsである。暗闇の中でもがいていた私にとってそれは正しく一筋の光であった。自由と人それぞれの生き方が尊重されるようになったこの時代の象徴のような文章であり、是非M先輩とは一度お会いしてみたい。結局そ の勇気が無くて長々と文章を書いてしまっている私とは全く違う人種だが、恐れ多くもきっと気 が合うだろうと思っている。

 理由3 恥ずかしい これが1番の理由である。Feelingsは自分の思考や経験を人に曝け出す行為だ。私にとってこれはとても小っ恥ずかしくあまり経験のないことである。今まで勉強している所や努力している所は あまり他人に見られないようにしてきた私にとって、さらに思考や経験までも晒すなんてことは正直考えられない行為であった。しかし、Feelingsの意味を考えてみると、このように選手一人一 人の考えを見れるということはチームにとってプラスになるだけでなく、応援してくださっている 方々にも親近感を沸かせる非常に大切なものである。だから私は次にFeelingsが回ってきた時には、今度こそちゃんとしたものを書こうと決めている。

 というわけで以上が私のFeelingsである。ここまで書けた自分に正直ビックリしている。 K先輩、大変なご迷惑をお掛けしました。やっと書き終えたのでご褒美としての焼肉、待ってます ♡

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