挑戦

柏木琴葉(2年/スタッフ/不二聖心女子学院高校)


 今年の目標は「挑戦」である。今年は学科が決定したため専門分野を学び、最大単位を履修し、部活、大学での委員会、バイトの両立をしなければならなく、今年はまさに私にとって「挑戦」の年だ。



実際に私は挑戦できているのか、と自問自答してみたら不安になった。しかし友人と話している時に、「部活も委員会も含め、色々なことに挑戦しているね」と言ってもらえた。部活においての仕事量についても、マネージャー業務の他にユニットでの仕事もしているため、忙しくて大変だねとも言われた。「私はそんなに大変なことをしているのだろうか?」と疑問に感じた。



私は広報ユニットと試合運営ユニットに所属している。



広報ユニットでは主に画像班で活動し、インスタグラムやツイッターに投稿する画像、パンフレットを作成している。画像班には、素敵な広報物を作る先輩方がいて、憧れている。私の目標は「誰が見てもカッコいい広報物を作る」ことだ。私には1年生の時から制作物に関してアドバイスをくださる先輩がいる。先輩は私の画像を見て、毎回的確なアドバイスをくださる。アドバイスを参考に画像を作り直すと、それまでの作品とは違い、一瞬で輝き始めるのだ。「すごい」という言葉では表せないほど憧れ、尊敬している。そして私も尊敬する先輩のようになりたいと強く思った。先輩が「画像作成は最初は難しいけど、時間がある時にフォトショを操作したり、制作時に試行錯誤することにより、徐々にできるようになる」と言っていたことが印象に残っている。先輩が努力によって素敵な画像を作成するための技術を得たということを知り、何事にも努力が必要だと痛感した。そして目標達成を目指し、試行錯誤するようになった。

告知画像を何回も作るようになり、最近作った作品を先輩方や同期に「すごく良かった」と褒めてもらえるようになり、とても嬉しかった。そして何より自分の目標に一歩近づいたことが嬉しかった。



試合運営ユニットでは、主に対戦相手との連絡、保護者の方や卒業生の方への連絡、試合当日のスケジュール作成などを行っている。また4年生の引退が近づき、引き継ぎのため、試合運営において重要な運営学生リーダーをしている。尊敬している先輩に「こっちゃんホントにしごでき」と言ってもらえた時は本当に嬉しくて、試合運営の仕事を頑張っていて良かったなと思う。



アドバイスをいただいたり、褒めてもらえたり、保護者の方からのメッセージをいただいたりと、私は周りの人に恵まれているのだと身に沁みて感じる。



私は部活の仕事において多くの「嬉しい」に出会っている。友人が大変と言っていたことに対して、確かに自分の時間を使うため、大学の課題と重なるなど大変な時もある。しかし私は、それよりも嬉しかった出来事に目を向けることにより、大変よりも楽しいと感じる。ミスをした時も、次は間違えないようにメモをして意識するなど、ミスを繰り返さないために何をすべきなのか考えることができた。少しずつではあるが、新たな発見をし、成長しているように感じる。



尊敬する先輩の卒部は、想像がつかないほど悲しくもあるが、その後を自分が担っていくことを自覚して、先輩を超えられるよう頑張って「挑戦」しようと思う。

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