成り行き
磯貝泰成(1年/GK/海城高校)
中田さんからの「今までのサッカー人生の振り返りという内容のfeelingsは見飽きたから、何でもいいから面白いものを書け。」という無言?の圧を跳ね除け、無難にこれまでのサッカー歴と、ア式に入った経緯を書き連ねることを決意した。
小学校:サッカーが一番かっこいいスポーツ(と思っていた)という理由から、小学校チームに入団。決して強いチームではなく、試合にもあまり勝っていなかったが、純粋にサッカーが楽しくてサッカーをやっていた。最初はFPだったが、小3くらいでGKの子がチームを去ったため、GKに転向。小学生ながら、自分はプロになれるような人間ではないことを理解しており、中学に上がったらサッカーをやめてしまうかもなあと思っていた(気がする)。高学年になると、家から近い&兄が通っているという理由から海城中学を志望し、小6夏ごろまでサッカーもやりつつ、中学受験のためのお勉強をそこそこ頑張っていた。
中学校:無事合格&海城サッカー部入部。自分は人見知りだったし、サッカー上手いガキ特有の攻撃的な目が苦手だったため入部するか迷っていたが、なんやかんや入部した(体験練習で新入生の中で自分が一番太っていることに気づき、入部する気がちょっと失せた)。中学時代は個人としてもチームとしても割とずっと真面目にやっていたと記憶しているものの、目標としていた都大会出場は、新人戦・総体ともにあと一歩のところでかなわず、不完全燃焼感を抱えて中学サッカーを終えたと記憶している。ちなみに中3の12月、体重は90kg台に突入していた。
高校:中学時代、自分の代で何の成績も残せなかったからか、高校に入った自分は「自分の代で良い成績を残す」ことにこだわっていたし、爪痕を残さなければ単なる「数ある代のうちの一つ」に過ぎなくなってしまうという焦りを感じていた(顧問にこの焦りを植え付けられていた気もする)。また、高校入学直前に、パフォーマンス向上・モテたいなどの理由からダイエットを決意した。
高一:1個上の代の試合で出場機会を得ていたのはいいものの、この一年間は大会でもリーグ戦でもなかなか勝てなかった。特にリーグ戦で勝った記憶はない。正直、負け続ける現実から逃げるように、「1個上の代だから〜」「自分の代でこの敗北を糧にすれば〜」という言い訳・甘えが常に脳裏にまとわりついていた。ダイエットは成功し、72kgくらいで安定するようになった。
高2:海城は高3の総体で引退するため、高2の4、5月に1個上の最後の大会が訪れる。勝てないながらも、キャプテンらを中心に練習・走りを頑張ってきたからか、3回戦までは駒を進めることができた。が、3回戦は格上相手に自分たちのドン引き5バックを粉砕され、1-3で敗退。1個上の代の引退が決定した。仲良くしてくれた先輩たち、とりわけキャプテンや、自分が中一の頃から一緒にGK練をしていた二人の先輩GKが泣く姿を見て、とても心苦しかった。1個上の代の引退ののち、自分たちの代では副キャプテンに任命された。自認としては引き締め系副キャプテンで、チームを存分に引き締めていたつもりだが、それが本当にチームやチームメイトのためになっていたかは不明。
高3:自分たちの代は1個上の代のときよりは勝てていたものの、目標の一歩手前で、選手権・新人戦ともに敗れてしまっていた。だが、ラストの総体では格上を倒し、都ベスト32という成績を残すことができた。チームとしては、結果だけ見ればまあ悪くないどころか上出来なのだが、個人としては引退試合のN大三高戦で5失点したことを引退後も結構引きずった。結局、チームを勝たせる選手、個で違いを作れる選手になれなかったな、と。最後は悲喜交々って感じで終わったけど(優勝校以外は負けて終わるから必然ではあるが)、格上を食う快感、海城サッカー部の仲間、彼らと過ごした時間は、自分の人生の中でも一、二を争うくらいの宝物である
受験期:・部活引退後はスムーズに勉強に移行できた。・馬渕先輩などが試合に絡んでいたこともあり、ちょうどfeelingsを書いている今くらいの時期、ア式のリーグ戦を見ながら地理の勉強などをしていた。一勝もできなかったア式が最後に朝鮮に勝ったのを見て、感動した(気がする)。
大学:大学入学直後、顧問や友達に「ア式に入るの?」と聞かれては、五分五分と答えていた。サッカー以外にも無限の可能性に開かれている東京大学において、それでも週6で本気でサッカーをやる覚悟がなかったからだ。
その後4月になり、「いっぱいサークルの新歓行って飯代浮かすぞ〜」と息巻いていた割には、サークルの新歓には一つも行かなかった。なんか行くのめんどうくさいなと思ってしまった。そこで気づいた。漠然と大学生活で打ち込める何かを探していたけど、色んな機会がある大学生活の中で、自分が本気で打ち込みたい、自分が本気を出すに値すると思えるのは、現時点ではア式でのサッカーだけなのだと。そんな心境の変化を経て、ア式に入部した。新入生GKの中で自分が一番チビなこと・そもそも新入生GKが4人もいること・案外部室が汚いことなどの驚きあり、GKの技術・サッカーへの解像度が少しずつ上がっていく楽しさあり、相手のレベルが高校時代より上がる中で思ったようにプレーできないもどかしさ・悔しさもありで、ア式生活は今のところ刺激的で、入ってよかった〜と思えている。サッカー自体が好きかはまだわからないけど、ア式生活/サッカー人生を後悔のないように終えられるよう、チームを勝たせる選手・違いを作れる選手になれるよう、そして上手くなってサッカーを存分に楽しめるよう、日々精進していきたい。
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