チームの勝利に
チームの勝利にどのように貢献できるのだろうか。
やはり自分の特徴を十分出さなければならない。
個人の能力もチームプレーの中で発揮されるものであり、自分がどのような特徴を持っているのかを知り、周りには自分を生かすためにどのようなプレーをしてほしいかコミュニケーションをとる必要がある。
僕はその分かりやすい例である。背が高いので高いクロスをあげて欲しい。足が遅いので何度も相手DFの裏に走る役割は適任ではない。
ドリブラーとかならそんなことないのでは、ともしかしたら思うかもしれない。けれど、ドリブラーも自分がドリブルをする為に周りにうまく利用される必要がある。外に開いてフリーになるのか、あるいは少し下がって受けるのか。もちろん状況によっても異なる。
これは自分の特徴を生かすための方法である。自分が評価されるためだけなら他人に要求し続ければいいかもしれないが、試合に勝つためには全員の力を生かす必要がある。
そのように考えると、第二のステップとして、味方の個性を考えてプレーするということが必要になってくる。
こいつはトラップがうまいから強めに出してもいいな。こいつならここにドリブルしそうだからコースを開けておこう。
僕は自分の特徴を生かしてもらうように伝えていきます。味方の皆様は僕の特徴をしっかり理解してうまく使ってください。
・・・というようなFeelings、もしかしたら1年半前なら書いていたかもしれない。
1年や2年の頃は、チームの勝利は自分が評価され上のカテゴリーに行くことの関わりで考えることがほとんどだった。
しかし、3年になると年間を通じてIリーグを戦うようになり、4年になった今はリーグ戦に関われるようにもなり、チームが勝つためにはどうしたらいいかということをより考えるようになった。
今、僕が考えているのは全く違うことだ。
個性を出すことも大事だけれど、相手がいるスポーツなので、そんなやりたいことだけできるなんてことはない。
相手がいればプレーの選択肢は狭まる。
例えば、体勢が悪いDFに最前線でロングボールを待っていてもロングボールは来ない。
そんな時どうするべきかといえば、ボールを受けに行かなければいかない。
僕が受けに行かなかったせいでパスをカットされたら、チームにとってマイナスである。
ボールを奪われたのはDF。でも奪われたのは僕のせいである。
味方のミスが起きた時に、自分に何ができたかを考える。
味方が困っている時に助けられる選手がいい選手なんじゃないか。
味方のミスは全部自分のミスなんて大きなことは言えないけれど、味方のミスの時に自分が何をしていたらベターだったか、常に考えていたい。
みんながこのように常に考えていられたら、チームとして成長し、勝利につながるのではないか。
これが今の僕のチームの勝利に対する考え方だ。
自分のことで精一杯になってしまわないように、自戒の意を込めて。
4年 FW 箭川展
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