色々な支え
先日行われたアジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの済州ユナイテッド対浦和レッズの試合での出来事が大きな話題となっている。試合終盤一点リードの状況で浦和がコーナーフラッグ付近で時間稼ぎに走ったときに小競合いが起きイエローカードが両チームの複数の選手に、済州の選手一人にレッドカードが出された。さらに試合終了後にも小競合いが起き、済州の選手のさらに一人にレッドカードが出された。
この出来事を巡って、浦和の挑発が問題である、済州の行動は前代未聞である、などと様々な意見が飛び交っているが、個人的にこの試合を観て感じたのは審判がとても大変な仕事であるということである。
小競合いが発生しようとしたとき審判は即座に選手の間に入り、積極的に両チームの選手をなだめようとしていた。これは当然といえば当然かもしれないがなかなか勇気のいることである。またそれと同時に審判は誰がなにをしたのかを冷静にみてカードを出すかといったジャッジを下さなければならないのである。これは決して簡単なことではない。
審判も人間でイラつくこともあれば、ミスをすることもある。しかし選手より遥かにそういったことをなくす努力をしなければならない。これは精神的にかなりのプレッシャーがかかることである。
こういうことを考えるとやはりピッチ上での自分の振る舞いはしっかりとしなければならないと感じる。判定に不満を覚えることはあるが、いちいちそれをそれを気にしていても仕方がない。それについて文句、攻撃的態度をとるようなことはあってはならない。審判の大変さを考えればそのようなことは絶対にしてはならない。
こういうことを考えていくと、改めてピッチで行なわれる試合は色々な人が支えているということを気づかされる。審判
だけではない。それをわかった上でしっかりとそのたくさんの人々に感謝してプレーしていきたい。
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