2018年5月19日土曜日

心の変化

中高と同じように、新入生が入ってくるときは複雑な気持ちになる。
自分の場所を奪われるような気がするから。
チームのことを考えると上手い奴が入って欲しい、でも個人的には自分のポジションと被らない奴限定で。とか甘く考えてた。



今は違う。



上手い奴のプレーを見て、上手い奴と練習して、上手い奴と競争する。
そんで自分が上手くなって勝つ。



こういう気持ちが大事って気付かされた。
ってな感じでまた気い引き締めて頑張る。




2年 合田周平

2018年5月8日火曜日

ギアを上げる

あと半年少しで引退の今考えていることについて。




思い出話をさせてください。



入部2年目。当時1チーム体制だった社会人リーグでは出場機会がなく、秋の大学リーグでは今年こそ公式戦に出たいと意気込んでいた。
しかし初戦、スタメンだったものの自分のプレーのせいで失点し、ハーフタイムに交代。それ以降の試合ではほぼ出場機会がなくなった。

完全に戦力外になり、実力からして当然だったが、入部してから一番落ち込んだ。同期や後輩の活躍を見るのが辛かった。
当時は練習中もネガティブなことばかり考えて集中しておらず、指摘に対して泣き出して迷惑をかけることもあった。ほぼ毎回暗い気持ちで帰宅していた。


そんな中、大先輩のとってぃさんがごはんに誘い出してくださった。

とってぃさんは早稲田と東大という2つのア式女子を渡り歩いた方である。早稲田のア式女子は大学トップレベルの常勝集団で、とってぃさんは大学時代そこでサッカーをしていた。その後院生として東大に来て、プレイングコーチ的な存在としてこのチームを支えてくださっていた。

当日赴いた私は、きっと慰めてくださるのだろうなと情けない気持ちでいた。
すると、ある程度現状を話していたところで、ふいにこんなことを言われた。



「ミラノがサッカーを本気でやるのは大学の4年間だけだから、もっとギアを上げてやってみたら」



衝撃だった。
「辛い状況だけど頑張ってるね」ではなく、「いやもっと頑張れよ」と言われてしまった。

そのときは、傍目から見ても明らかに努力の足りていない自分が恥ずかしかったことを覚えている。
同時に、運動経験が無く、サッカーを本気でやったところで何が残るかわからないし、強度を上げたら怪我でもしかねないため甘い目で見られがちだったと思う(自分自身も不安があった)初心者の私に敢えてそんな言葉を投げてくれたことに、感動した。


それ以降、余計な自意識が抜け、グラウンドに行ってただただサッカーに向き合う、ということに集中できるようになっていった。



サッカーに対しての私の中のギアを上げてくださったとってぃさんに、心から感謝している。





さて。

遂に4年目になり、持っていた仕事を手放して余裕が生まれたここ2,3カ月、明確な目標や課題を設定しかねている自分がいた。こんなんでいいのかと内心焦っていたが、徐々に気付き始めた。 


私、ぜんぜんチームを引っ張れてなくないか?
ピッチ内でもピッチ外でも。


思えば私は引っ張るという形でのチームへの貢献を最初から諦めていた部分があった。

下手だから技術的な貢献はできないし、チームを盛り上げたり厳しい声をかけたりできる性格じゃない。
視野が狭くてチーム全体の仕事に目を配ることもできない。自分がお世話になってきた先輩のような存在になることは難しい。

だからせめてピッチ外での事務仕事、チーム外での仕事くらいでは貢献できるようにしよう、本気でそう思っていた。ミスで迷惑をかけることも多々あったが、当初の予想以上にチーム外の仕事にコミットすることになって、自分なりに懸命にやった。


しかし、そのように歯車の一つに甘んじる意識では、この部を回していくことはできない。
ア式女子は人数が少ない組織なので一人一人が意味のある存在になれるということを売りにしているが、それは一人一人がチームに対して負う責任が重いということでもある。


いつかfeelingsで読んだ文章に

「このア式にいる限りは成長する義務がある」

というものがあり、以前は理解できなかったが、今はその言葉が刺さる。

技術的にも精神的にも非常に未熟だった(今もだけど)私は、このチームから一番多くの恩恵を受けている者だと自分自身常々思ってきたけれど、そうして恩恵を受けておきながら、自身からはポジティブな影響を生み出そうとしないことは、チームに対して損失でしかないのだ。




そう考えると、私がやってきたことはなんだったのか。

私がチームへの貢献になると思いやっていたチーム外での仕事は、実際にチームに対しプラスを生んでいるか否かという観点のみから評価すると、恐ろしくコストパフォーマンスの悪いものだったことは明らかだった。
もちろん意味はあったしその仕事の価値を否定すべきではない。
けれどやはり、チームに対して自分が与えられた影響を考えると、虚しくなった。


いや、本当に虚しいのは、与えられた役割さえこなせばチームへの貢献として十分だと思考停止していた自分の浅はかさだ。




このことに気づくのが遅すぎたことを、今心から後悔している。
もしもっと早く私が変われていたら、


あの瞬間きっと、
あの試合ではきっと、
今このチームはきっと、


そう思うと本当にどうしようもない気持ちになる。


しかし、今からでもできることをやるほかない。




今までとは違うやり方でチームに貢献するということを強く意識し始めて、それはかける労力の多寡だけではなく、ちょっとした勇気や思いやりといった意識の有無で大きく変わるものなのだということに気づいた。

もちろん慣れないことなのでなかなか上手くいかない。
指示をしたり、声をかけたり、盛り上げる声をあげることには、責任と重圧が伴う。今の指摘気分悪くさせてないかな、この提案的外れじゃないかな、そんな不安がかすめるし、実際そうなっていることも多いと思う。
部内の仕事についても、自分がやっていない仕事について気を配ったり口を出したりすることは、想像以上に難しい。


でも、勇気を出してみたら、思っていたよりは自分にもできる気がした。


そしてチームを引っ張るためには、当然、自分のサッカーの能力、技術も向上させる必要がある。今の練習の効率と量では、求める成長速度に足りない。



今からでもできることは無数にある。それは幸福なことでもあるはずだ。





もう一度ギアを上げる。今度は自分だけのためではなく、本当の意味でチームのために。







最後にア式女子のみんなへ。気持ちは同じだと思うけど言葉にして残しておきます。




このチームをもっと大きく強くしていきましょう。







駒場の男子部新入生練を見て初心を思い出した
女子部4年 横堀ミラノ

2018年4月27日金曜日

海外へ飛び出す

大学生のうちに積極的に海外に飛び出したい。


入学当初、私が強く持っていた想いだ。高校時代は好きな科目も得意科目も英語、そして友人と共に模擬国連に取り組むなど、国際的な分野にとても興味があった。大学生になったら海外経験を積みたいと思ったのも当然だ。


大学に入学し、部活に入ると長期間海外に行くなどといったことができないらしいと聞いた私は、海外に行きたいのと同じくらい強く持っていた、大学で女子サッカー部に入りたいという想いとの間で葛藤した。







結局どうしているのか。端的に言えばどちらの想いも採用することができている。1年生の間はア式女子での活動をしつつ、インドでの国際協力活動を夏と春に、タイでのインターンシップを春に行った。

ここで少しだけタイでのインターンの内容に触れておく。サッカーをテーマにしたプログラムであったからだ。企業の研修を意識しており、毎朝ミッションを与えられ、日中はチームごとに現地の人に聞き込みをしたりリサーチをし、夕方にはそれらをまとめてプレゼンをするというものだった。ミッションは、タイリーグクラブのフロントやタイでJリーググッズを販売する方など、サッカーに関わる人から出された。帰国後はJクラブへのプレゼンも行った。

インターンの活動自体はもちろん、サッカーをビジネスという普段とは異なる視点から見られたこと、サッカーという共通項を持ちながら様々なバックグラウンドを持った学生と繋がれたことは私にとってとても大きな収穫だった。




海外に行っている間、チームを離れてしまうことに対して申し訳ない気持ちや後ろめたさを感じることは多々ある。怪我人が多い時、自分が抜けているがために10人で戦っていると知った時はとても胸が痛んだ。

それでも、気持ちよく送り出してくれるア式女子のメンバーには感謝しかない。プレーでも、仕事などの面でも、できる限りチームに貢献すること。自分にできる恩返しはそれだけだ。サッカーも海外経験も、どちらも中途半端な気持ちではなく全力で取り組んで来たつもりだ。春からは後輩にかっこいいと思ってもらえる先輩を目指す。



二兎を追って二兎を得る
2年 小倉優香

2018年4月24日火曜日

この春で大学に入学してちょうど2年になる。かなりベタな話だが、先日合格発表で喜ぶ新入生をみて、なんだがうれしい気持ちになるとともに、もう2年も経ってしまったのか、という想いを抱いた。

2年前、大学合格が決まった10分後には尾上さんに合格の一報が高校の先生経由で伝わり、尾上さんからのメールが来て、すぐにア式への入部の意思を伝えた。

ア式への入部は決めていたが、合格直後はスタッフとしてやるか、選手としてやるか迷っていた。高校ではポジションを後輩に奪われ、大会では控えのキーパーとして準備すると同時にスカウティングなどのピッチ外の活動に奔走した。スカウティングがはまって大会で勝つことができたときはめちゃめちゃ嬉しかったこともあり、大学でもそういった活動に打ち込むのもありだと思っていた。

しかし、結局はひとまず選手としてやれるとこまでやって、ダメだったらスタッフになろうという気持ちで選手としてこの部活に入った。

野口さんの指導の下、新屋、満永、道顕、島田、つるちゃん(熊谷)の5人でキーパーとして競いながら、1年の秋ごろまでは、怪我人が多かったこともあり、Iリーグの出場、東京都トーナメントでベンチ入りすることなどができた。

しかし、新人戦のメンバーに入ることはできず、その後尾上さんが怪我をしたこともあり、トップチームの練習試合でのチャンスを貰ったものの、主力がLB-BRBに移籍していてチームとしても結果がなかなか出なかった中で、自分には何も出来なかった。完全な実力不足に加えて、試合のチャンスを純粋にポジティブに捉えることができず、色々な局面で勇気を持ってチャレンジすることが出来なかった。

自分なりにそういった問題も少しずつ克服していったものの、最初の春を迎える頃には完全にポジションを満永と島田に奪われてしまった。

もう失うものはなにもないと思って2年目に挑んだ。とにかく、ポジティブに、あらゆることにチャレンジしてやっていこうと決め、自分なりに失敗と成功を繰り返していった。しかし、結局秋頃には洋平にもポジションを奪われ、怪我人が出てキーパーが自分を入れて二人しかできない状況の中チャンスをもらえるかと思った新チームの始動時にもAチームに入ることは出来なかった。そして新人戦のメンバーに入ることも出来なかった。新人戦に絡むことが出来なかったのは自分と怪我しがちな大池だけ。とにかく結果を出せない。

そういったタイミングでスタッフへの転身や退部を考えることはあった。しかし、不思議なもので、大学に入ったときとは違いやはり選手としてもっともっとやりたい、できるはずだ、という想いが考えれば考えるほど強くなっていった。

なんだが、ここまで愚痴のような不愉快なフィーリングスになってしまったかもしれないが、そんなつもりはなかった。

とにかく自分は後がない。いつ終わりの時が来てもおかしくない。ただ一方で失うものもない。だから今の自分は、いつ終わりの時が来てもいいようにとにかく、毎日、毎日全力でサッカーに向き合うしかないと思ってやっている。その原動力は意地だ。

大学受験も、ア式でサッカーをすることを目指したのも、振り返ってみると、親や同級生、顧問への意地を見せようとしていたのが、一番の原動力だったかもしれない。

この意地をなんとか見せて大学でのサッカー人生で一花咲かせたい
絶対もっと上手くなって試合に出てやる。

新屋

2018年4月20日金曜日

勝利

時期的にちょうどいいので、このfeelingsで今年の目標を書いておきます。

それは、みんなとサッカーを最高に楽しむこと。

大学生になってもまだ続けている、大好きなサッカーをみんなと楽しみきれないのは非常にもったいないという至極当然な話。


楽しむといえば、この前の遠征はとても楽しかった。また多くの人がこう感じたと思う。

その要因を考えると、単純に多くの「勝利」を経験できたということが大きいだろう。

残念ながら産能と明学には負けてしまったが、大会を3位で終えることができたことは、この楽しむということに大いに貢献してくれた。

また、ここでの「勝利」はゲームスコア上に限った話ではない。

試合中の相手選手との1対1での勝利というわかりやすいものから、辛い時にスプリントできるか、適切なポジショニングができるか、ロングパスを一本正確に通せるかなどなど、所謂自分との戦いでの勝利まで、多くの小さな勝利が僕たちに楽しみを与えてくれた。

でも、まあやっぱりスコア上でしっかりと勝ちきるという大きな勝利の影響が一番大きかっただろう。


思えば、ア式に入ってから、公式戦で大きな勝利をどんどん積み重ねていく楽しみは経験したことがない気がする。一昨年、去年のリーグ戦では苦戦を強いられたし、東京都トーナメントも苦い記憶しかない。

僕たちがまだ知らない楽しみがあるということだ。

これを経験できないのは非常に勿体無い。

1人1人が小さな勝利を積み重ね、その楽しみを糧に殻を破り、チームとして大きな勝利をつかむ。

さらにそれを積み重ね、リーグ優勝という勝利をつかんだ時、どんな楽しみを得られるのだろうか。


さあ、改めてア式のみんなへ。

最高に楽しんでいきましょう。



白藤 優

2018年4月2日月曜日

変わる

横浜Fマリノスは今年、ポステコグルー新監督を元にハイライン志向のサッカーを行なっている。その中でGK飯倉大樹選手は攻撃時はペナルティーエリアの外でビルドアップに参加し、守備時も高いポジションを維持して裏へのボールに積極的な飛び出しを見せている。J14節の浦和戦では青木のロングシュートを受けて、枠からは外れたが少しヒヤリとする場面があった。これに対して、飯倉選手はこうコメントを残している。

実際には後ろでゴールを守るスタンスがほとんどだし、それがオーソドックスなのかもしれないけど、自分の中ではオーソドックスをやる必要はない。こういう守り方ができるなら、俺はこっちのほうがいい。わざわざ自陣のゴールに寄ってきてファインセーブをするより、高い位置でボールを取れたほうがカウンターのチャンスになる。そういう意味では俺に適したスタイルだと思う。

31歳、プロ14年目にして新しいことにチャレンジしようとしている。変わろうとしているのである。


変わるというのは非常に難しい。変わった先が正解か分からないのであれば尚更である。だから、現状に満足している場合は普通変わろうとしない。ただ、変わろうとしないと成長することはない。


今年の初めくらいに先輩とご飯を食べに行った。ファッションに詳しい先輩なのだが、髪から服から靴の先までダメ出しされた。自分のキャラ的にこのままでも問題はないと思ったが、一生このまま変わらないのもつまらないとも思い、即実行に移すことにした。

翌日、髪をいままでとは全く異なる感じに変えて、さらにその2後、服を上着から靴まで大量買いした。それから自信満々に部活へ向かったのだが、なかなかに爆笑された。服は多少マシになったようだが、髪の方はセットが下手なのも相まっておかしくなってしまっていたらしい。

それでも自分自身はあまり気にしていなかった。また別の髪型に挑戦すればいいと思ったからである。

くだらない話だが、私は変わってみたいのである。


サッカーのプレイヤーとして、ア式の中の人間として、それ以外のことにおいても変わってみたい。成長するには変わってみるしかない。上手くいくか分からないし、失敗することも多いと思うが、それにビビってちゃ仕方ない。

3 島田

2018年3月28日水曜日

断捨離宣言

「同期の女子もいない。毎日部活に追われている。そんな中で何で部活を続けてきたの?」

スキルが身につくから?大人と関わる経験ができるから?選手に感謝されるから?いや、そんなんじゃない。

「まあ、勝ちたいからかなぁ」

心の底から思う、「部活を続ける理由」なんて、これ以外には存在しない。
でも、「勝ちたい」という気持ちと、自分が今やっている仕事が、純粋に結びつかないことも多々ある。

スタッフの仕事はすべて勝利に結びついている、と人は言うけれど、正直ピッチに近い仕事以外は、勝利に貢献しているという実感は湧きにくい。

例え勝利への結びつきが弱くても、部の仕事は誰かがやらなければならないもの。
でも、これは誰か特定の人がやるべきではない。
「出来る人がやる」ということを続けているのは、部にとって大きな損失である。これでは、「出来る人」はいつまでも「出来ること」しか出来ないし、「出来ない人」はいつまでも出来ないままである。

おそらく、「出来る人」に仕事が偏りがちなこの部が、スタッフの多い新4年生が引退したあとに直面する課題でもあると思うが、仕事をしない人を責めているわけでは決してない。
むしろ逆。これは、私自身の反省と、自戒を込めたfeelingsである。


昨年の後期リーグの終わり頃、私はよく泣きながら帰っていた。
電灯の少ない本郷キャンパスは、部活が終わる21:00過ぎにはもう真っ暗で、人通りも少ない。部室を出てから、飲食店が立ち並ぶ明るい本郷通りに出るまでの約10分間は、誰にも心配されずにストレスを発散できる唯一の時間だった。

恥ずかしい話だが、「やりたいことは全部やりたい」という強欲さと、「自分が頑張ればなんとかなる」という過信によって、あれやこれやと手を出したうえ、「やるからにはちゃんとやり通したい」というせめてもの責任感が、いわゆるキャパオーバーという状態を作り出してしまっていたのだろう。

本当はこんなことは胸の内に閉まって、サラッと仕事をこなしたほうがカッコイイと思うのだけれど、自分の弱さを隠したまま偉そうなことを言うのもどうかと思い、この機会に書いている次第である。

当時を振り返ると、自分の視野の狭さにうんざりしてしまう。目の前の試合や仕事、人間関係に精一杯で、せっかくア式の門戸を叩いてくれた後輩たちや、必死に闘っている同期や先輩方のことを、本当の意味では信頼できていなかった。
自分が信頼することが、相手からの信頼を得る近道なのに。
その信頼が、自分自身を救うことにも繋がっていたのに。

相手を信頼し、自分が本当に為すべきことを為すこと。
チームとして初歩中の初歩とも言えるこのことに気づいたのは、つい最近のことだった。


幸いにも、私にはあと1シーズン残されているので、以上の反省を踏まえて、残りのア式生活で私が成し遂げたいことを2つ書いておこうと思う

①様々なことにおいて、組織の基準を高める存在になること。

人間は良くも悪くも適応する生き物なので、求められる基準が高いか低いかで、出来ることが変わってしまいがちである。
目の前の仕事に追われていたり、視野が狭くなっている状態では、現状の基準に甘んじ、その基準すら保てないこともしばしばある。
そのため、組織の中には、日々の雑務をこなすだけでなく、周囲に気を配り、自分のことでいっぱいいっぱいで基準を見失ってしまいがちなチームメイトに適切な基準を設定し、それを示すことのできる人材がいることが望ましい。
おそらく本来、この部における「GM」という役職はこのような役割を担うべき存在であるはずなのだが、日々のしなければならないことに忙殺されていてはこのように広い視点をもつことは時に難しくなってしまう。

今後は、部員を信頼し、頼ったほうがいい時には周りの部員に助けてもらいながら、スタッフとして、ア式部員として、GMとして、はたまた1人の人間として、組織の基準を高める存在になることで、チームにいい影響を与える。これが、私が成し遂げたいことの1つ目である。

②ア式に所属する皆が、目的を持って存在できる環境を作ること。

ア式には大きな可能性がある。しかし、その可能性を開花させ、「大きな成功」を収めることができるかどうかは、「失敗する自由」があるかどうかなのだと思う。
「自分が頑張ればなんとかなる」と信じ込み、自分1人が頑張ったところで、それは「小さな成功」にしか繋がらない。そうではなくて、周りの仲間を信頼し、部員一人一人が「失敗する自由」を持って積極的に仕事に取り組む。
そのいくつかはもしかしたら失敗してしまうかもしれないが、そんなことの責任は私たちが取ればいい。失敗を恐れずに積極的に取り組んだ活動がいくつも合わされば、きっといつかそれは「大きな成功」となってこの部に返ってくるはずだ。

皆が目的を持ってア式で過ごし、やりたいことを存分に出来る、そんな環境を作ること。これが、成し遂げたいことの2つ目である。


先輩方のおこぼれのような昇格を経験してから2年間、正直悔しい思いしかしてないし、上手くいかないことの方が多かったけれど、集大成となるこのシーズンは、絶対に笑って終わりたい。

何となく部活に来て、サッカーをしたり部の仕事をして過ごすこともきっとできてしまう
でも、ア式蹴球部という大きな船に乗った私たちは、お互いの人生に対して少なからず責任を負っている。
風向きが変わるのを待っていても、帆を動かしてくれる人がいる限り船は進んでいくだろう。しかし、高い基準のなかで、目的を持って自ら帆を動かせる人が増えていけば、この部はスピード感を持って進む、もっと強くて、いいチームになる。

リーグ開幕まで、時間があるようであっという間。
同じ方向を向いて、焦らず着実に、本当に為すべきことを見失わないこと。



新4年スタッフ 小坂彩