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きっとうまくいく

「今日はいつも以上に周りを見ることを意識しよう」「今日は苦手な練習があるから少し憂鬱だけど気合い入れなきゃ」なんてことを考えながらグラウンドへ向かい、愉快な仲間たちと真剣にサッカーをする。そして「今日は焦っているプレーが多かったなあ」「今日はいつもよりパスの精度が良かったなあ」なんてことを考えながら帰路に就く。この何気ない日常が私は好きだ。何よりサッカーが大好きだ。そんな当たり前だった日常が、いや、当たり前だと思っていた日常が突然、目に見えない敵によって奪われた。新型コロナウイルスの流行により対面での部活動が停止してから3ヶ月程の月日が流れた。今日判明した新規感染者数、緊急事態宣言解除の判断基準、他の国の現状、専門家による今後の見解…毎日そんなニュースを気にしては、一体いつになったらまたみんなとサッカーが出来るようになるのか、このペースならあと少しの我慢で叶うのではないか、いや、新たな波がやってきて今年はもうリーグ戦開催すら望めないのではないか…色んな未来が頭の中を巡り、やりようのない不安に襲われる。最高学年として迎えた今シーズン、現役ラストイヤー。文京LBレディースという存在のおかげでサッカー人生の幕が閉じるという訳ではないのだけれども、やはり一つの区切りとして、かなり気合が入っていた。モチベーションは最高潮。なのに今私は仲間たちとサッカーをするどころか、ボールを思いっきり蹴ることすら出来ていない。誰がこんな状況を予想できただろうか?どうしてこんな状況になったのだろうか?考えても仕方のないことだけれど、毎日のように考えてしまう。そして悔しさが溢れ出てくる。そんなある日、SNSを流し見ていた時にふとこんな言葉が目に飛び込んできた。『「当たり前」の反対は「ありがとう」。ありがとうは漢字で書くと「有り難う」、有ることが難しい、つまり奇跡ということ。有ることが難しくないこと、それが当たり前。でも果たしてこの世の中に当たり前のことなんてあるのだろうか?』そっか、当たり前のように過ごしている毎日は実は当たり前なんかじゃない、奇跡が積み重なったものなのか。有り難いことなのか。私が大好きなサッカーを楽しく真剣に、不自由なく出来ていたのは、ア式女子に出会えたから、一緒にプレーしてくれる人たちがいるから、指導してくださる方々がいるから、環境を整えてくださる方々がいるから、本当にたく…