2018年9月29日土曜日

課題設定・実行・反省

先日、桑田真澄さんの本を読んで、「なるほど」と思ったことがあります。それは、練習でするべきことは課題設定・実行・反省のプロセスを毎回繰り返すことだということです。どんなプロセスかというと、次のような手順です。
1 注意すべきポイントを一つに絞り、それを意識する(課題設定)。
2 そのポイントを意識してプレーする(実行)。
3 プレーしてみて、意識したポイントはできたか、できなかったポイントは何か分析する(反省)。
 表現が違うかもしれませんがこのような内容でした。ここで重要なのは実行してみた結果に一喜一憂しないことです。実行してみた結果は全く気にしないことです。ピッチャーが狙ったところに投げられても暴投しても、ピッチング練習では、そのようなことに気を取られてはいけないのです。
  サッカーのプレーごとにこのプロセスを取り入れられるかなと意識してみたのですが、無理でした。ボール回しでさえ毎回状況が変わるので、このプロセスに沿って毎プレーごとに意識するのは大変で、すぐにやめました。ただ技術練習にはこのプロセスを取り入れて練習しようとしています。例えばパス練では
 トラップの時は軸足に重心を置くことを意識する。→このことを意識してトラップする。→軸足に重心は置けたが、かかとのほうでトラップしてしまったから、次はもう少しつま先よりでボールを捉えることを意識する。
といった感じです。
しかし、パス練でもパスとトラップの2つでこのプロセスを毎回しないといけないので、集中してないとすぐに「ボールが浮いたな」などと実行の結果に意識がいってしまうので思っていたより大変です。試合のアップでも練習前後の自主練でも、課題設定・実行・反省のプロセスを毎回繰り返すことを忘れずに練習します。

右足のインステップキックが右に曲がるのを直したい
2年 鶴田智也

2018年9月27日木曜日

130日

約4か月、この期間にあったこと。新歓期の後も入部を迷ってくれていた1年生が入部を決めてくれた。卒部した先輩が、自分たちだけでやっていた練習のコーチをしてくださるようになった。埼玉や茨城まで練習試合をしに行った。オフがあって、3泊4日の合宿があった。そして、私にとって3回目の関カレが開幕した。

サッカーを始めたばかりの1年生は4か月で別人のように成長して、公式戦で立派に役割を果たしている。2,3,4年生もそれぞれ去年より確実にレベルアップしていることが目に見えて分かる。(4審をやった試合では開始早々みんなの成長に感動してしまった。)

一方で、この間に私にできたことは、はじめは、みんなが練習している横で体幹トレーニングや筋トレをすることだけだった。目に見えて分かる成長と言えば腹斜筋のトレーニングの時にしっかり上体を起こせるようになったことくらいだろうか。

日が経つにつれてできることは増えていった。膝が完全に曲げられるようになって、自転車をこげるようになって、走れるようになって…

そしてついに、130日ぶりに、ボールを蹴った。

近い距離での対面パスなのにボールを思った位置に止められない。蹴ったボールには変な回転がかかってしまう。予想していた以上に、4か月前にはできていたことができなくなっていた。サッカーを始めて2年4か月。そのうちの4か月分の穴を埋めるにはどれくらいの時間がかかるのかわからない。焦るしとても悔しい。

それでもボールを蹴れるようになって嬉しいという気持ちが一番大きかった。

1月の完全復帰まであと4か月(予定)。ちょうど折り返し地点にいることになる。気を引き締める意味も込めて、復帰までの目標を書いておきたい。


怪我をする前にできていたことは確実にできるようになること。そして、怪我をして得たものを失わないこと。


ボールを蹴れなかったこれまでの4か月を思えば、ここからの4か月はきっとあっという間に過ぎていってしまうだろう。復帰してみんなと試合に出るのを楽しみに、残りのリハビリ、トレーニングに取り組んでいこうと思う。


早くロングボールを蹴りたいです。
女子部3年 平田佳織

2018年9月25日火曜日

理由

よく同期や先輩方に聞かれるのが、
「なぜア式のマネに入ったのか?」
ということ。その度に私は、
「マネージャーって人生で1回やってみたかった。」
「新歓でア式の雰囲気が良かったから。」
などと答えていました。
新歓期も、運動部マネ以外の選択肢は全く本腰を入れて考えなかったし、ア式と男ラクくらいしか新歓にも行ってないし、なんなら3月からア式にしようかな~とか思ってました。
最終的には「入りたい!」と思う直感に任せ、それ以上深く考えずにこの時期まで来てしまったのですが、部活もバイトもなく余りにも暇だった先日、ア式スタッフに入った本当の理由について考えてみました。

ぶっちゃけ、何かスポーツらしいスポーツに何年も打ち込んでいた経験はないです。小さい頃からバレエをして、怪我で1度中断。中学に入って再開し、部活も卓球部と書道部に入ったんですけど、卓球に面白さを見いだせなくて1年半で辞めちゃいました(笑)

他方、入学と同時に始めたミュージカルに、バレエや部活よりのめり込みました。ミュージカルと、バレエ・部活の何が違うかというと、"全員で"何かをするというところ。個人プレーというよりチームプレー。自分が出来ればそれでいいんじゃなくて、出来ない人がいたらその人ができるようになるまで練習に付き合う。監督から注意を受けたら、何がいけなかったのか自分たちで考えて、改善する。気が緩んでいたら、皆で注意しあう。よりよい舞台を作る、という目的の為に何が出来るか考えて、自分はもちろん全員で努力する。子供だけのミュージカル、ということで大変なこともありましたが、この楽しさと、やり甲斐と、やりきった時の達成感の虜になってました。

書いていて気づいたんですけど、これはどんなチームプレーのスポーツや創作活動についても言えることだと思います。"自分"のためじゃなくて、"舞台"のために。"個人"のためじゃなくて"チーム"のために。"me"よりも"us"のために何かをする精神、そしてその楽しさを私はミュージカルから学びました。

そして今。私は"me"よりも"them"のために何かをする場所にいます。もちろん同じア式蹴球部という立場においては"us"なんだけど、チームの勝利にに直接的に貢献できる立場ではありません。舞台でいうと、演者ではなくて音響・照明などの裏方。だけど、"us"のためであれ、"them"のためであれ、同じ喜びを私は感じることができるとこの数ヶ月で知ることが出来ました。自分が支える存在が、なにか成果を遂げたり、喜ばしい環境にあると、自分のことのように感動できると。

だから、突き詰めると、私がなぜ運動部のマネを選んだか、という質問の答えは
「誰かのために何かを一生懸命にやり遂げる4年間を過ごしてみたかった」(※)
ということです。多分私の心が、本能的に「me、usって来たら、次はthemっしょ」的な感じで求めてたんだと思います(笑) 今思い返せば、いやもうナイス私の当時の本能、って感じで、その時の選択には悔いの欠片もありません。

じゃあなぜ運動部の中でア式だったのか。
それはもう運の巡り合わせとしか言えません。(長くなったのでそろそろ終わりたい) 東進の祝勝会で部員の方と写真を撮った時から定まっていたのかもしれないし、女子会に参加して楽しませて貰った時かもしれません。何れにせよ、何だかんだで、今ア式の一員としてfeelingsを書いてます。雑くなってしまいましたが、まぁ、これについてはおいおい暇な時に考えてみますね。

(※)みたいなこと恥ずかしくて言えない
1年マネージャー 平岡弥久

2018年9月19日水曜日

ア式ライフの支えは

このfeelingsを読んでくださっている皆様、こんにちは。ゆりえもん(可愛いあだ名をつけてくださってありがとうございます!)こと山住友利恵です。拙い文章ですがお付き合いください。
私は体力がない。この夏だけで4回熱中症になったし、2度も遊びに行った先で吐いて友達に介抱してもらった。自分でも意味がわからない。今までの人生は東大に合格するため、自分のわずかな力を全て勉強に注ぎ続けてきた。高校時代部活をやる余裕は全くなかったが、熱血な性格なので、個人的にスポ根精神のようなものが大好きで、大学では運動部に入りたいなぁとなんとなく思っていた。しかし50m11秒の私に自分が運動する選択肢はなかったし(俺の小2のタイムだと言ってバカにした1年生FW J君、許さないよ)、高校時代とてもお世話になった、しばしばブーイングにあうがとてもとても尊敬する先輩がア式のGMだった事もあり、思い切ってスタッフとして入部を決めた。
しかし、予想通りと言うべきか、私はこの半年、自分の体力のなさに散々泣かされている。暑ければ即効へばり、日差しに多く当たると肌が痛くて寝られない。炎天下の試合で精力的に働く他のスタッフに比べ、スポーツドリンクをがぶ飲みしているだけの自分はなんて役に立たないんだろうと思う事も多い。でも、自分なりにア式のためにできる仕事も見付けられてきたし、こんなダメダメな自分だからこそ、周りのいろんな人の気遣いや優しさをよりたくさん感じられていると自負している。
そこで、大好きなア式の先輩と同期の仲間たちへの愛をぶちまけようと思う。(サッカー関係のいい話が書ければよかったのだが、まだ浅すぎて断念した。)まず、暑い昼練やサーキットを外し、週3以上のシフトに入れないというスタッフの先輩方の優しさのおかげで、私は毎週部活に来続けられている。本当にありがとうございます。そして、暑さにやられている時に氷やスポドリを買って来てくれたり、休みな、と声を掛けてくださるプレイヤーの先輩方にも、いつも感謝が止まらない。会計以外何もしていない私のことも、みんな仲間としてすごく優しくしてくれる。「隼さぁん会計のお金持って来ましたぁ」はモノマネではなく創作だと強く主張するが。そして、いつもサッカーに真剣で、初心者の私にも丁寧に教えてくれて(先生これからもよろしくね!)、一緒に悩んだり笑ったりさせてくれる同期プレイヤー達。みんなで花火やBBQに行くくらい仲良しなこの学年を密かに自慢に思っている。一番身近に頑張りを見ているつもりだから、彼らの熱意や努力は私の原動力だ。最後に、同期のスタッフ!重いものを持たないように気遣ってくれたり、歩くのが遅い私をいつも待っていてくれたり、倒れたら何時間も看病してくれたり、数え上げたらきりがない。何よりも、どんな時も楽しくて、なんでも話せる、こんなかけがえのない友達になってくれてありがとう。大好き。
長くなってしまったが、結局何が言いたいかと言うと、私はア式のみんなのおかげで日々とても充実して部活ができて幸せで、すごく感謝しているということだ。

私の太陽は東から昇る(いや誰でもですね)  
1年スタッフ山住友利恵

2018年9月17日月曜日

ちょっとした差

あと二週間ほどで夏休みが終わり授業が始まる。

授業といえば自分にとってメインになるのは駒場での生命科学の実験である。実験は火・水・木の3~5限として設定されているが、班で実験を手際よく進め、必要な結果を得ることができれば早く帰ることができることも多い。実験は、自分にとっては練習の開始にできるだけ間に合わせるための、他の同級生にとっても早く家に帰るためのタイムトライアルとなっているのである。


実験は班でテキストと教授の話を聞きながらなるべく早く進めていくのであるが、班ごとの終了時間が大きく変わることもある。その差を生むのは何かというと、各実験操作におけるちょっとしたミスやもたつきなのである。試薬の調製時にいれる試薬やその量を間違えると、再び試薬を作り直した上でそれ以降の実験を繰り返さなければならず、大きな時間の浪費となってしまう。他の班と共有の機械を使い始めるまでの操作にもたついて少しでも遅れてしまうと、その機械が空くまで待たなければ行けなくなり、これまた結構な時間の浪費となってしまう。そうしたものが積み上がり最終的な実験終了時間が他の班と1時間以上変わることもある。

このようなちょっとした差の大きさということで思い出すのが自分が1年の時の1部の都リーグの試合である。応援席で観ていただけであるが、開幕戦では関東から降格した日大相手に試合開始直後の不用意な失点が響いてスコア上では完敗したものの、決定機も何度か作れており、ミスがなければ負けなかった可能性もあるような試合だった。2節でもその年関東に昇格することになる立正相手に後半30分までリードし、だめ押し点をとる決定機を阻止されたあとに、逆転を許して負けてしまった。そのあとの試合もPKによる失点で0-1で負ける試合が3試合もあったりして、結局その年は降格したものの、この出だしでちょっとうまくいっていれば、全然違う結果になったのではないかと思う。

今年は苦しい試合をものにして昇格が手に届きそうなところまできた。今年、そして来年とこのちょっとした差で負けずに、苦しい試合をものにできるよう、本当にスタッフを含めたチーム全体でひとつになって、最高の準備を皆と一緒にしていきたいと感じる。まだまだレベルアップして試合に絡めるよう、またチームの諸々の仕事も頑張ります。

新屋

2018年9月14日金曜日

怪我とのつきあい

5月20日に右足首を剥離骨折をした。
既に3ヶ月以上経っているというのにまだ僕は病院に通っている。中2で初めて足首を捻挫してからこれまでに両足合わせて10回以上の捻挫を繰り返して来たこともあり、僕の足首の靭帯は他の人と比べるとかなり緩くなっていまっているらしい。調べたところによると、伸ばされた靭帯は機能を完全に回復させることは難しいらしく、ましてや癖になってしまっている僕の靭帯の機能が100%からほど遠いことは明白である。つまり、自分の足首は怪我しやすく治りにくいという最悪な靭帯を抱えてしまっている訳で、怪我に細心の注意を払わなければなぁと今回の怪我で再確認させられた。

………これくらい書けばOKじゃね?(みんな書きすぎでしょ、あんな長く書けないって)っていうのが今の僕のfeelings。

一年  松本 岳

2018年9月12日水曜日

最近思うこと

振り返ると、負けず嫌いな性格がいろんな決断に影響してきました。高校三年生までバレーボールを続けたのも東京大学を目指したのも誰にも負けたくないという気持ちを少なからず反映した結果です。もちろんそれだけではありませんが。いざ東大に入ると自分のアイデンティティがなさすぎることに気づきました。出会う人は皆、どこか秀でた面や独特な過去を持っていて、誰の話を聞いていても面白い。それに対して自分は、極力フィールドを変えず小さな世界を生きていたなあと気づかされたのです。それが部活のスタッフという全く新しいことに挑戦するきっかけになりました。高校同期に「スタッフやろうかな」と言ったら百発百中で向いてないと言われていたのですが(笑)


 新しいことに自分から飛び込むのは初めてで、決断にとても長い時間がかかりました。優柔不断な私を何度も新歓してくださった先輩方にはとても感謝しています。


 入部から4ヶ月経った今、自分がア式蹴球部に所属している意義を考え続ける日々を送っています。こんなに素敵な環境にいることができるのに何も貢献できていないことへの無力感が大きな要因です。でも、人間は一足飛びに成長できる生き物ではありません。だからこそネガティヴな感情で思考停止するのではなく少しずつ自分の中で改革を進めて行こうと思います。岡山、ツッコミ、早食いという私のアイデンティティに「優秀なア式スタッフ」が加わる日を夢見て。

 思ったよりありきたりなfeelingsとなってしまいました。冗長な文章にお付き合いくださりありがとうございました。


「いけん」は標準語
1年スタッフ 土屋香奈

2018年9月7日金曜日

私のレゾンデートル

大学でサッカーをすること。それはどんな意味を持つのか。

現在、私は「レゾンデートル」という大学サッカー応援番組に携わっている。それは大学サッカーの「今」に迫り、「存在意義」を模索する内容であり、私は大学でサッカーをする意味について深く考えることが増えた。取材で関わる人達は、いずれプロを目指している学生達やJリーグに内定している選手達そして学生にして日の丸を背負う選手達や大学を卒業したらサッカーを離れようと考えている選手達、大学サッカーを支える運営やスタッフさん、監督など様々だ。

大学サッカーの試合を見に行くと、選手達はもちろん、裏で支える様々な人達の姿を見て、学生主体で成り立っているリーグの凄さを感じる。同じ学生であることに誇りを持ち、とても応援したくなる。また、選手一人一人に違ったストーリーや想いがあり、そこにある感動にとても興味深さを感じている。        

そんな中、サッカー初心者である私は、当然サッカーでプロなどとは考えることすらなく、基礎を極めて行くことが精一杯な遠い世界にいる。そんな私が大学の4年間という限られた時間の中でサッカーを続けること。自分なりに、今自分のいる場所での存在意義とは何か。リーグ戦が先日開幕した今、リーグを通して模索していきたいと強く思う。


2018年が始まり、そこから今までが本当に一瞬で過ぎていったように感じる。
大学の授業に、サッカーに、仕事に、ゼミに、インターンに、バイトに、ダンスに。「思い立ったら行動」を意識して過ごして来た私は、これらを通じて様々な人たちに出会い、その一人一人に大きな影響を受け、考えさせられてきた。
そして、たくさんの人達に日々支えられて生きていることを痛感している。

迷惑をかけても暖かくチームの一員として受け入れてくれるチームメイト、とても可愛がってくれる仕事関係者、いつでも相談に乗ってくれるゼミの先生、明るく元気付けてくれる友人達、そしてどんな状況でも見守って背中を押してくれる家族。

出会って関わったすべての人々、そして今までずっと応援して来てくれている人々。その全員に少しでも感謝を表せるように。そしてサッカーに感謝を表せるように。精一杯、一生懸命プレーをして形にしたい。得点に貢献したい。


多分それが私のレゾンデートルなのだ。

女子部2年 サーカー壽梨

2018年9月4日火曜日

8月といえば

8月が終わった。4年前から、僕にとって8月といえば、選手権の都大会予選。全国高校サッカー選手権への出場をかけ、猛暑の中、都内の高校サッカー部員が全力で闘う。

今年も後輩達の応援に行ってきた。彼らは勝ち進み、今は10月から始まる都大会本戦に向けて毎日練習している。躍進を心から願っている。

試合を観ているうちに、高校時代を思い出した。

僕は高1の夏から試合に出させてもらえた。夏合宿中に初めてメンバーに選ばれた時は本当に嬉しかった。しかし、背負うものが重く感じられ、思うようなプレーが出来ず、次第に自信を失っていった。合宿が明け、都大会予選が始まると、公式戦のプレッシャーから「自分よりも上手い先輩がいるのにどうして自分を使うのか」という思いを拭い去ることが出来ないまま試合に出続け、先輩の引退を迎えることになった。試合後、涙を流す先輩の姿を見て、申し訳ない気持ちから自分も涙が溢れた。先輩達は高校3年間この大会に向けて毎日汗を流してきた。当時の自分は後ろ向きな気持ちになるだけで、その3年間の重みに値する仕事が出来なかった。

ふと今を振り返ってみる。

今の自分は、あの時の自分と重なる。先輩達は東京都1部への昇格を目指し、今までの大学生活をかけて闘っている。そのことは頭では分かっているが、先輩達の求める水準に、僕はプレーの面でもメンタルの面でも足りていない。8月からAチームに上げていただいて、もう1ヶ月が経ったが、周りの先輩との実力差を毎日痛いほど実感している。ミスをするのが怖く、自分に自信が持てない。
しかし、そんな気持ちのまま練習に出続けたら、先輩の4年間の努力に応えるプレーは出来ず、自分も成長出来ない。
コーチも先輩もよく見ていてくれて、自分のプレーの悪い点を指摘し、どう改善するべきかも丁寧に教えてくれる。なかなかAチームに打ち解けずにいた時期に、先輩達は声をかけ続けてくれた。恩返しをする意味でも、自分はア式の勝利に少しでも貢献したい。自分が実力不足でも、チームの勝利に何らかの貢献ができるはずだし、ア式の1部員として、そうしなければならない。
アドバイスされたことは数え切れないほどある。ボールをもらう前に周りを見て次の選択肢を複数持つこと、ボールをもらう時の体の向きやポジショニング、ボールを置く位置を気をつけること、早く判断すること、ボールサイドに寄りすぎず中盤のスペースを埋めてバランスを保つこと。ネガティヴにならず、その1つ1つにもっと向き合う。それが自分の成長につながり、チームへの1つの貢献になる。自分の強みは守備だから、もっと突き詰めた高い強度の守備をすることも、チームのためになるかもしれない。長いリーグ戦を闘っていく上でチームの雰囲気を良い方向に保ち続けるために、練習でも試合でも前向きな声をかけ続けることは、今の自分にでも出来るはずだ。

高校の選手権とは違って、大学サッカーは「負けて引退」とは限らない。長いリーグ戦の末、たとえ最終節で勝っても、昇格が出来なかったら気持ちよく引退は出来ない。最終節でも勝って昇格も出来れば、最高の形での引退ができる。4年生の先輩が理想の形で引退できるように、僕は今の自分に出来ることをただひたすらやろうと思う。先輩達の4年間を無駄にしないためにも、そして何よりも、自分が後悔しないためにも。

ア式にとって8月といえば、後期リーグ開幕。
ア式に入ろうと受験勉強も部活も頑張っている母校の後輩にも「1部昇格」という良い知らせを伝えたい。

1年 茶谷晋伍