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11月, 2018の投稿を表示しています

強化論

新歓、リクルートを通して僕が考えているチームを強くする方法、必要なことを色々言わせてもらいたいと思います。厳しめのことを長々と書きますが、お時間のある方はお付き合いください。 まず僕が一番伝えたい結論から言わせてもらいます。部の強化は部員一人一人に責任があることを大いに自覚してください。 ア式は前提として東大の中の部活です。つまりスポーツ推薦なるものは存在しません。すなわち入部の時点では選手の質が担保されていないということです。他の東京都一部リーグの学校をみてください。一部の舞台を見たことがない 1 、 2 年生からするとよくわからないかもしれませんが、そうそうたる顔ぶれが並んでいます。来年度のリーグ戦への危機感を持ってください。このままでは本当に何もできないまま二部に落ちるだけになります。 ではスポーツ推薦を行っているようなチームに勝つためにはどういう方法で強化をしていけば良いかという話です。僕が考えるに大きく分けて2つあります。1つ目はア式に入ってくる段階で質を担保してしまうこと、2つ目は質が担保されていない選手も試合に絡んでいけるようにすることです。 ではまず1点目について。入ってくる段階で質を担保するとは、簡単に言えば即戦力を入れるということです。染谷を思い浮かべてもらえれば分かりやすいと思います。しかしこのような即戦力を入れるのは非常に難しいです。理由は簡単、皆さんも経験があるでしょうが勉強とサッカーの両立は生半可なものではないからです。そのような高校生の数は絶対的に少ないです。だとすればそのような選手を獲得するためにはこちらがコストを払ってでも探して勧誘し、入部してもらう必要があります。それを行っているのが高校生へのリクルートです。何をやっているのかあまりわからない人もいると思うので説明すると、現在は部員の母校への関係性を強化しながら、部員のいない進学校への関係性を築いている段階です。各部員には母校とア式の架け橋になってもらいたいと思っており、これからもたくさんのことをお願いすると思います。どうかご理解をお願いします。また、これから僕としては今後学校単位だけではなく個人単位へのスカウトのような形でリクルートを発展させていきたいと思っています。関心がある人は協力をお願いします! そして2点目について。私たちは一部で

最後のfeelings

9月23日、帝京大学との頂上決戦に勝利した東京大学は、3試合を残して、来季の1部リーグ昇格を決めました。 昇格を手にしたら、どんなにか嬉しいんだろう。そう考えていたシーズン前。 しかし、実際に昇格を決めて私の心を満たしたのは、ただただ安堵の気持ちでした。 色んなことがあったから。色んな人に支えられてることを知ったから。みんなの成長を肌で感じていたから。 努力が必ずしも報われるとは限らない厳しい勝負の世界で、一人一人の成長を、みんながピッチで表現するサッカーを、結果として示すことができたから。 ピッチ外から支える人や、それぞれの想いを抱いて応援してくれる人たちに、結果をもって恩返しすることができたから。 まず湧き上がってきた気持ちは、「本当によかった」という、ただそれだけでした。 みんなの頑張りが、私を支えてくれました。 左サイドでボールを持てば、必ず相手を抜き去ってクロスを上げてくれる主将。圧倒的に高くなったクロスの精度や、チームをまとめる熱い魂に、何度も助けられました。 その他にも、全てを挙げることはできないし、全てを知っている訳ではないけれど、 格下相手に負けたあと、「悔しい、勝ちたい」とバレないところで死ぬほど泣いていた姿を、 シーズン前に「今シーズンこそは」と不安と期待の中で活躍を誓っていた姿を、 育成チームにいた頃も、「ただ自分がやるべきことをやるだけ」と練習に取り組んでいた姿を、 絶望的に大きな怪我をしても、心は折れることなく、さらに逞しくなって戻ってきた姿を、 皆がもがき、苦しみ、それでも努力し続けるのを見てきました。そんな彼らがピッチで躍動している姿は、私の誇りでした。心震わせるようなプレーを見せてくれて、本当にありがとう。 そして、チームのスタッフ陣。 30分のスカウティングミーティングのために、何時間も、ともすれば何十時間も映像を見て分析していたことを、 掃除、審判、試合運営、面倒だなと思ってしまうような仕事も、完璧にこなしてくれる人がいたことを、 決定機は決して逃さず、毎試合ベストショットを撮ってくれる人がいたことを、 本当はサッカーをやりたくてたまらないのに、スタッフとして自分の役割を真摯に全うしてくれる人がいたことを、 皆がチーム

ア色の空に煌めく星は___

 ア式に入部してからずっと引っ掛かっていた思いがある。それは例えばダウンを指示したり怪我の処置や復帰度合いについて考える時、一層強く現れる。 "これまでサッカーというものに関わっていなかった自分が、真剣にやって来た選手に強く言っていいのだろうか。彼らなりの考えで下した判断に口を出していいのだろうか"  この思いが声や行動にも現れて上手くいかない事が何度もあった。私いる意味無いなって思うことばかりで、嫌われる勇気を持つこと以前の自信の無さに落胆した。    知識を増やすことや経験を積むことは自信に繋がる一つの解決策だとは思う。だけど自信を持つ→発信する(w/迷い+躊躇)→届かない→自信喪失という負のループに陥っていた。 伝わらなくても良いか、今日は聞いてくれなくても良いか、まあいっかを積み重ねていては何の成長にも誰のためにもならない。それこそア式にいる意味無しである。 至極当たり前のことだけどいざ行動に移すと中々上手くいかなかった。    でも例えどんなに自信を喪失して落ち込んでもグラウンドに行けば毎日自分と全力で向き合ってサッカーに打ち込んでいる選手が、それを全力でサポートするスタッフがいた。やっぱりア式が好きだって思えた。この部のために自分が出来ることを考え実行していきたい。迷いや躊躇をかき消すくらい全力になれば良い。 試合に勝った日ではなくても普段の練習でもそう思わせてくれる部活って凄いと思う。魅力に溢れている。 いつかは死ぬんだから、傷つくこともあるから。どうせなら勇気のいる方を選択したいし、決めたならやり通したい。お陰でこんなにも魅力的な部活に出会えたから。去年の私に自信を持って"ア式に出会えて良かったよ"って言えるから。 たった一度きりの人生妥協したくない。  これを書いている時大分前のfeelingsで"ア式は内側からみてとんでもなく魅力的な集団だ"とおっしゃっていた先輩の言葉を思い出した。そんな部活を形成している部員一人一人のサッカーに対する、部に対する思いも、普段の何気ない会話や行動にもたくさんの"魅力のかけら"がある。夜空に鏤められた星の様に煌めき上を向く理由をくれる。その空を仰ぎたいなら自分を信じて目の前の事に一生懸命になろう。きっと朝には淡青の空が広がってい

自分の悪い癖

自分の悪い癖は、やるべきことを後回しにしてしまう、ということです。 最近でそれが一番顕著に出ているのは、メールの返信が遅いことです。 メールの返信を後回しにしてしまうことの原因の1つは、メールの返信をするだけでも、 ・日本語的におかしいところはないか ・相手に失礼にならない言い回しは?(敬語の使い方含め) ・相手の要求を飲むためにどんな調整が必要か など、考えることがたくさんあり、それを負担に感じてしまうことです。 そして、それを負担に感じてしまうのは、 ・考えるべきことが整理されていない ・それらのことを無意識にできない というのが原因なのではないかと思います。 考えるべきことが整理されていれば順に片付けていけるわけだし、例えば日本語的な正しさや敬語の使い方なんかは、慣れてこれば無意識にできるようになるはずです。 サッカーにも少し似た部分があるような気がします。 考えるべきことややるべきことが整理されていなかったり、それらが無意識にできなかったりすると、サッカーで頭を使うことはそれだけで大きな負担になり、混乱してしまうことがあります。 状況が瞬時に移り変わっていくスポーツであるサッカーでは、その整理や無意識というのがかなり重要です。 残念ながら、いま自分は、リーグ戦に出場するようなレベルからはほど遠いですが、なるべく早く、やるべきことがちゃんと整理され、色々なことを無意識にできる状態にして、チームに貢献できるプレーヤーになりたいと思います。 このfeelingsも後回しにして期限を過ぎてしまいました。すみません。 2年  西 雄太

ア式蹴球部との出会い

入学して早半年の時間が過ぎた。半年前までは自分が東大に通うことになること、ましてや東大でサッカーを始めることなんて夢にも思わなかった。ア式女子に出会えたのもほぼ偶然といっても過言ではない。 4月当初は、新歓で印象が良かったア式男子部のマネージャーをしようと思っていた。しかし男子部と女子部の合同新歓で女子部の先輩と意気投合した。中高でやっていた部活や科類、選択言語も同じで運命かと思った。それからはほぼ勢いで女子部への入部を決めた。 始めは正直練習メニューについていくのでいっぱいいっぱいだった。受験期の運動不足に加え、今までチーム競技をやったことがなかった私はできないことだらけで、早く上手くなりたいと焦っていた。 でも、先輩方は本当に良い方ばかりで、何度も何度も繰り返しサッカーの基礎について教えてくれた。私はそんな先輩方の期待に応えたいと思ったし、リーグ戦が佳境に入った今でも強くそう思っている。 リーグ戦が残り少なくなり、四年生の先輩方の卒部が目前になった。正直寂しくてたまらないし、来年自分が先輩としてちゃんと出来るのか不安も大きい。でも、今自分の中で大きな目標ができた。それは卒部される先輩方が驚いてくれるほど上手くなって、来年の関カレではもっともっと活躍できるようになりたいという目標だ。 サッカーについて右も左も分からなかった全くの初心者だった私に優しく声かけをしてくれた先輩方に恩返しがしたい。また、そんな環境を作ってくれたア式蹴球部女子に貢献したい。今はそんな気持ちを抱えながらリーグ戦に挑んでいる。 半年前に今のこの状況を想像できなかったように、これから半年後には今の自分では考えられないくらいサッカーが上手くなることもできるんじゃないかと思っている。というかそうなりたいし、そうなれるように努力したい。 とりあえずまとめると、上手くなりたいということです。自分のためにもお世話になった先輩方のためにも。 ボールの落としは上手くなっても単位を落とすのは上手くなりたくない。 女子部1年 吉松彩

趣味のススメ

大学から始める趣味は“競争性”のないものにしようと決めていた。 11人のレギュラーへ、隣より0.1秒でもはやく、相手の意図を外して有利に……。 たしかに努力の末に、戦略性や体格で敵を倒す快感は最高で、だからこそ大学でもア式を選んだ。 けどそれと同時に、オンの状態だけでなくオフも楽しみたいという気持ちがあった。 例えばピアノはオフの趣味で、楽譜通り弾ければ楽しいしクラシックでない限りはアレンジも自由だった。 ただ、その自由さの追求の幅はひとりでは狭いと思う。せいぜいトリルやグリッサンドを入れるくらいが限界で、ジャズ風にしたりほかの楽器を足すのはハードルが高すぎる。オフで楽しめるような次元をはるかに越えてる。 そこでもっと手軽に発想力や創造性を生かせる趣味を探した結果、カメラを始めることにした。 4年間で撮った試合は約90ほど、最初はボールに釣られていたのが徐々にフレームの中でボールをコントロールできるようになった。好きな写真は一貫して“物語を感じる写真”で、それは情報量が多ければいいのではなく見てて想像をかき立てられるものだ。クロード・モネやフェルメールなどの印象派の絵画はまさにそれで好き。 試合中だとどんなシーンが好きかというと、セットプレーの競り合いは好きだ。後期のvs武蔵@國學院のck守備のやつとかは気に入ってる。一瞬にたくさんの選手の表情が出ていて、西洋の絵画(宗教画など)でよく見る、それこそダヴィッドの“ソクラテスの死”のようなドラマを感じる。 最後のfeelingsというわけで、あとはいろいろと好きなもの紹介をしようと思う。最初に書いたfeelingsでは“好きなアニメベスト7”とかを紹介して、当時ほとんど喋ったことのない先輩とも話す機会が増えて他のおすすめも貰え嬉しかったのを思い出し、好きなものを共有するのは楽しくてまた新しい楽しみに出会えるのもいいなと考えた結果だ。 ・カメラ スマホ画質の進歩で、SNSレベルだと一眼との区別が付かないくらいだが、それでもカメラは持ってていいもんだ。 空前のフィルム・インスタブームに後押しされていろんなひとがカメラを始めているが、買うにも失敗できない値段でかつ知識不足の状態からだと思うので個人的なおすすめをする。 ・OLYMPUS penシリーズ 軽い、安いの手軽さに加えて、このカメラを被写

誰のためか

「自分のためにサッカーするのもいいが、もう一皮むけて人のためにプレーできるように。」 高校の監督がとある練習後に部員全員に話した言葉です。高校生のときは人のためにプレーするとはどういう意味かピンと来なかったですが、今は自分なりの明確な答えがあります。 今期は多くの方々から期待されているんだな、応援されているんだなと実感する機会がたくさんありました。二部優勝おめでとうとメールを送ってくれた小学生の時のコーチ。試合を見に来てくれた高校の同期、先輩、後輩や大学の友達。来季も期待してるぞと言ってくれたア式 OB の方々。インスタで昇格おめでとうとメッセージを送ってくれた仲のいい美容師の(かわいい)お姉さん。「ア式優勝したんでしょ?」と話しかけてくれた普段はあまり喋らない学科同期。そのほかにもたくさんいてここでは書ききれません。ア式や自分の活動を少しでも気にかけてくれる人がたくさんいることに改めて気づかされ、そういう方々の期待を裏切らないように日頃のトレーニングからハードワークと野心を絶えず持って練習に励もうと自分に再度誓いました。これが「人のためにプレーする」に対する僕の答えの半分です。 僕が頑張る理由の『もう半分』は以下の通りです。 小学生のころ、僕はサッカー以外何もしていませんでした。夏休みにいたっては朝 9 時に小学校のグラウンドに行き昼までボールを蹴り、一回家に帰って昼食を取ってまたグラウンドに行き日が暮れるまでボールを蹴っていました。なかなか帰らないので職員室から出てきた先生に「いい加減帰りなさい」とよく言われていました。友達はみんな涼しい部屋でテレビゲームをしたり、どこかにお出かけしたり、中には◯能研のカバンを背負って塾に行っていたりしました。飽きもせず 35 度を超える炎天下の中、1日中ひとりでボールを蹴っている奇妙な小学生なんて僕くらいでした。 中学校は毎週トイレの壁が壊れるような少々荒れた中学でした。サッカー部も例外ではなく先輩たちはヤンキーみたいな人が多かったし、居心地のいい部活ではなかったです。しかし、いかんせんサッカー馬鹿なのでボールを蹴っている時だけはそういうことを全て忘れることができました。 高校は打って変わって大変充実していました。監督のことは大変尊敬していますし、多くのことを教わりました。チームメートと共有し

心のクラブ

9 月 23 日 帝京大学戦  @ 御殿下 この試合のことを僕はきっと忘れないだろう。 サッカーを始めてからもう 15 年くらい経った。その中でも忘れられない試合というのが何試合かある。小学生の時に市大会の準々決勝で負けた試合、中学生の時に遠征でボコボコにされてどうしていいかわからなくなった時、私学大会の 3 位決定戦で負けた試合。思い返すとそのほとんどが負けて悔しくて泣いた試合だ。高校でキャプテンをやっていた時、個性の強いメンバーの中で一歩引いて、勝った時も負けた時も出来るだけ感情を出さないようになっていった。今思えば負けることが怖くて、ただ逃げていただけかもしれない。こうしていつしかサッカーで感情を爆発させることはどんどん無くなっていた。 大学でサッカー部に入るつもりはなかったが、気付いたらまたサッカーがやりたくなってア式に入っていた。今までより深くサッカーについて考えるようになって毎日楽しかった。最初の頃は遼とか日野とか、正直怖かったけど必死に考えて、教えてもらって、練習して、試合して、また考えて。忘れかけていたサッカーの楽しさを思い出していた。でも、やっぱり公式戦に出てない分チームの勝ち負けに対して一歩引いてしまっている自分がいた。もちろんリーグ戦に勝ったら嬉しかったし、負けたら悔しかったけどなんか違った。一年の時の最終節、東経に負けて泣き崩れる先輩を見て、この人たちと本当の意味でチームメイトになれていなかった気がした。 一年の秋、新人戦チームに呼んでもらって初めて A チームでプレーする選手と一緒に練習した。 けど何も出来なかった。 技術的に下手だったとかそのレベルではなく、練習中ずっとびびって、コーチや周りに怒られないように、それで精一杯だった。そんなメンタリティでは試合に出られるわけもなく、折角の機会を無駄にしていつの間にか新人戦が終わっていた。きっとこの時にもう選手として限界だったのだと思う。そこから必死に頑張ってみたけど一個下が入ってきて、育成でも試合に出られなくなって、二年の夏に選手としてのア式での日々が終わった。 そこからスタッフになって、選手の時以上にチームにコミットしようと頑張った。グラウンド業務、サッカーフェスティバル、カイザー杯、五月祭、主務、学生 GM 。本当に色々やって自分なりに

ライオン

10月14日、リーグ戦最終節が終了し4年生が引退した。 3試合を残して1部昇格、2試合を残して2部優勝を決めた今年のシーズンは前期から通じて確立したプレーモデルに基づき支配率の高い綺麗なサッカーを実現できた。 個人的にも6ゴール10アシストでアシスト王を獲得するなど昨期からの成長を自覚できるシーズンであった。 そのような高いパフォーマンスを維持できた背景にはのぼりさんにずっと言われてきたシュートへの意識の改善や、食事や睡眠などへの意識の徹底といった面もあるが、特にチームとしての周りのサポートが大きかった。 試合に出てチームの力になることが選手の最大目標であるが、ふと周りを見ると朝早くからの準備だったり声を張り上げて応援してくれる選手やスタッフの存在に改めて気づく。 東大ア式のスタメンは彼ら彼女らのために責任をもって精一杯闘わなくてはいけないという当たり前のことを再認識できる。 今期は特にチーム全員で闘ってるんだと実感できる瞬間がたくさんあった、ありがとう。 ピッチ外の支えだけでなくピッチ内でも多くの支えをもらった。特に前線を一緒に形成した中沖さん、寺さん、佐俣さん、菖さん、日野さんら4年生。 中沖さんや寺さんと左サイドを崩していくときのワクワク感だったり、菖さんにスルーパスを通すときの気持ち良さ、佐俣さんのポジショニングや日野さんのビルドに感嘆することももうないと思うと寂しいものがあるし、彼らには本当に感謝しかない。 帝京戦前のミーティング、まじ燃えました。 このようなピッチ内外でのサポートを受け、チームとしても個人としても調子を高く維持したが、最後の2節、よりによって4年生に有終の美を飾らせてあげたかった最後に自分達のサッカーが出来なくなったことはチームの課題として認識せざるを得ない。 不測のハプニングや主力の怪我、出場停止などに対処しきれないチームの甘さが露呈し来期への不安が残る結果となった。 自分自身としても最終節はシュートやパスの精彩さを欠き、後期決めてきた6点のゴールよりずっと簡単なシュートチャンスを逃し、今まで何本も通してきた菖さんへのスルーパスを通せなかった後悔が今も残っている。 来期、結果を伴いつつ後悔もない充実したシーズンを送るために、今期の振り返りはこの辺にして、ここからは来期チームとして個人として各々がやるべきだと感じることを書いていく。 槇さ

Only Superficial

私は幼 い頃見ていたサッカーアニメの影響 でサッカー部に入ったため、入部 当初、そこまで上達に対する思いはありませんでした(ごめん なさい! )。土日に練習があるのもめんどうだなあと思っていたし、やめたいなと思ったこともありました。しかし、合宿を終え、リーグが始まったら、私の心持ちは前とは全く違ったものになりました。今はサッカーと向き合う時、もっとう まくなりたい、そのためにどうしたら良いだろう、と考えております。とても良い心構えになりました。 私は集中力が分散しがちなため、一つのことに一生懸命になることがあまりありません。しかしそれでも、サッカーをしている時は邪念がなくなり、必死になることが多くなりました。もちろん、本気になるということは、気力を大きくそそぎこむということであるので、できた時の喜びが増すぶん、そうでない時の落ち込みは大きくなります。本気になればなるほど、自分の至らなさにショックを受けたり申し訳なく思ったり、悔しさを感じるようになりました。辛いと思 うことも増えました。しかし、この気持ちが逆に私を奮い立たせてくれます。最近は 自主練を始め、プレー中のビデオをきちんと見始めるようになりました。悔しい気持ちを力にして、もっとうまくなるよう、努力したいです。 突然ですが、 ここでちょっとだけ普段言えないことを言わせてください。私は 感謝を表に表さない人間ですのでここで示したいのです 。まず我々のキャプテンに対して。私が少し落ち込んでいる時、さりげ なく隣にいてくださってお話を聞いてくれて、ありがとうございます 。悩んでいるといつも建設的な意見をくださるので、励まされておりま す。隣でプレーしていると今まだ恐縮してしまうので、いつか堂々と隣に立てるようになりたいです。 また、 4年生の先輩方、チームの支柱になって戦ってくださって、心強く感じています。今のリーグを終えたら引退なさると思うと、とても悲しいし寂しいです。一緒に戦った時間は短いけれど、残りも先輩方の思い出に残るような 素晴らしい試合にするため、我々下級生も精一杯頑張ります。 同級生の皆さん も 、いつもありがとう ございます 。ア式に入って一番よかったと思っているのが、皆のような仲間に出会えた ことです。本当に、このチームで戦えてよかったです。これからもそんな思いを