投稿

ラベル(鳥畑結奈)が付いた投稿を表示しています

明日は明日の風が吹くかも!

鳥畑結奈(2年/スタッフ/ 豊島岡学園高校)   今年度、ア式女子でスタッフをやっている鳥畑結奈です。feelings、回してもらったのは12月だったのに気が付いたら年を越していました泣ごめんなさい懺悔 知っている人もいるかもですが、私は1年生の時プレイヤーをやっていて、もう一つ所属しているダンスサークル(FreeDというジャズダンスのサークルです~だけど私はジャズじゃなくて、R&Bという耳馴染みのないジャンルの虜です)とア式をどうにかして両立したいというわがままをチームのみんなが受け入れてくれた結果、今のスタッフというポジションにいます。皆の練習のお手伝いや試合の応援もできて、何よりア式を完全に辞めていたら会えなかったであろう後輩ちゃんたちと出会えて役得ポジションだな~と思う日々です。 実際にスタッフをしていて思ったことなどを書くか迷ったのですが、それは先のfeelingsにとっておこうかなという気持ちになったので、スタッフをやると決めたときのことを記録がてら振り返ってみようかなと思います。 大学生になって感じることは、正解のない決断が増えるということです。正解がないとは字面ではありきたりですが、実際に直面するととても難しい状況だと思います。ア式をどのように続けていくのか、あるいはFreeDに入るのかといった決断もまたそういった類のもので、すごく、というかそれまでの大学生活で一番悩みました! 様々な選択肢を検討したり、周りの人と話したりする中で出た結論は、どの選択に対して自分が最も強い覚悟を持てるかで最終的には決めるしかないな~ということでした。ここでいう覚悟とは、その決断が間違いではなかったといえるようにするための行動をとる、という自分との約束のようなものだと思ってください。 と、まあFreeDに入る/ア式にスタッフとして関わる、と最終的に決断した時は思っていたわけですが、実際に1年弱やってみた感想としては、「そんなに単純じゃなかった!」ということです! あくまでも私の意見なのですが、人生は自分以外の他者や環境による影響が大きすぎて、それらの前では自分の覚悟や決断といったことはとても些細でちっぽけなものだなという感想を抱きました。 周りの世界に心を開き、他者とつながることを繰り返す中で、はじめは独りでしたはずだった決断に、思いもよらない理由が乗っかってき...

見たことのない景色

四月も終わりかけた頃、私は駒場のラグビー場に向かっていた。新生活の疲れからか体調を崩しまくり、やっと行くことのできた体験練習の日だった。太陽は沈み切っていて白いライトの中に真っ暗なグラウンドが浮かび上がっている。自己紹介の後に始まった基礎練で、人生で初めてボールを蹴った。なんとなく足の内側を使うことは知っていたが、実際にやってみると思うようにいかない。先輩のアドバイスに従いボールに対して足を垂直に出すよう意識する。何度かやってみた末に真っすぐボールが転がった。楽しいなと思った。ウォーミングアップの次にミニゲームをして、それが終わるころにはア式に入ろうと決めていた。 五月二十六日。ア式に入って初めての練習試合の日。私は二本目から、右サイドハーフで出場した。何が何だかよく分からないまま、先輩の声を頼りに走り続ける。段々息が上がってきて、シャトルランみたいだなと頭の隅で余計なことを考える。とっくに限界を迎えた足を動かしてひたすらボールを追いかけた。乱れた心臓と呼吸の音が体中にこだましている。それでも、とにかくボールが蹴りたいと思った。自分が結構強欲だったこと。サッカーを始めてから知った新しい自分だった。 六月に入って、左足首の捻挫をきっかけに部活の練習を見学することが増えた。筋トレをしたり、広報用の写真を撮ったりしながらピッチの中で練習する皆を見つめる。始めて一か月で怪我は早すぎるよなとか、同期のボール捌き段々上手くなってるなとか色々なことを考える。しょげている私に声をかけてくれたOGの人たち、筋トレを教えてくれたコーチ、一緒に筋トレしてくれた先輩、励ましてくれた同輩。ピッチの外に立って、この二か月で出会った人たちとのつながりを改めて感じた。このチームに貢献して、このチームで勝ちたいなと強く思うようになった。   毎日は、新たな出会いの連続だ。新しい場所、新しい人、新しい自分。一つひとつの出会いが折り重なって、ある時突然見たことのない景色が立ち現れる。自分が想像もしなかった景色に出会ったとき、胸の中で何かがはじけて高揚感で溺れそうになる。その瞬間が何よりも好きだ。   入部を決めた体験練習の日の夜。 ア式で過ごす四年間の先に、どんな景色が広がっているのだろう。私はそれを知りたいと思った。