チチカカ
最近思い出したことがある。 それは「自分は地図とか路線図とか時刻表とか見るのが好きだなぁ...」ということ。 そういえば高校の授業も地理が一番好きだった。 というか正確には地理の先生が好きだった。 カルストタワーで有名な中国・桂林(コイリン)。 何故かノスタルジックなこの場所に一生に一度は行ってみたいと資料集を見つついつも思っていた。 ナツメヤシの果実、デーツ。 先生に賞味期限切れのやつを食べさせられた。 甜菜の別名はビート。 東南アジアのブルネイ(ブルネイ=ダルサラーム国)は怪しそうな国と思いきや石油のおかげで国民一人当たりGDPが世界上位。 ちなみに首都の名前はバンダル=スリ=ブガワン。 スリランカの首都、スリ=ジャヤワルダナプラ=コッテと並ぶ名作。 でも最後までケッペンの気候区分は覚えられなかった。 特にC気候とか多すぎてよくわからなかった。 天気は興味ないのだろうか、今日雨だとか台風だとかを全然知らない。 昨日も余裕で外に洗濯物を干してあえなく返り討ちになった。 断片的にしか覚えていないが... 別にこの記憶が誰かにとって面白いかとか生産的であるとかは自分にとってはどうでもいいことである。 自分にとって重要なのはこの記憶がだんだん遠いものになっていっているということ。 大学に入るときに日記を捨ててしまったのを今更ながら後悔している。 かつてある会話の中で出てきた、「長いスパンで考えていく」という言葉は自分にとって非常にぼやけたものでしかなかったが、今や非常に大きな意味を持つようになった。 追いかけているもののしっぽの毛くらいはつかめただろうか。 地球儀を遠くから見てもアラビア半島だけはよくわかる 2年 関野 麗於直