2016年10月17日月曜日

サッカーに貢献するということ



昨日の試合をもって、現役を引退した。

最後に自分がずっと考えていたことを、改めて書き綴っていきたいと思う。



みんなが東大ア式でサッカーをする理由はなんだろうか。

サッカーが好きだから?勝ちたいから?

様々な理由をそれぞれが持っていると思う。

ぼくにとってそれは、「サッカーへの貢献」という言葉に要約される。

そして、東大ア式こそが自分にとって、プレーを通してそれを果たすことのできる唯一の場だと考えている。



ア式の活動は常に「東大」という枠を通して見られている。それはときに重荷になるかもしれないが、それ以上の可能性をはらんでいる。



プレーを通してサッカーに貢献できるチームはいったいどれくらいあるのか?

代表やプロのチームは試合自体に商品価値を持たせることで、サッカーの経済的価値を高めているし、トップレベルのプレーを広く見せることで、ファンを増やし、サッカーを根付かせる意味も持つだろう。



では、いち学生チームとしては?

僕はほんの一握りのチームだけがそれを許されていると思う。プロに多くの選手を輩出するようなチームは日本のサッカーレベルの向上という点で貢献している。でもその他ほとんどのチームはそうはいかない。勝っても負けても、サッカー界に何か影響があるわけでもない。

関東昇格という結果も結局は毎年チーム名が入れ替わるだけで、世間からすればなんの変化もない。



しかし、東大は違う、と僕は考えている。

東大が勝利し、関東昇格(その前に東都一部昇格)という結果を残すことで、世間のサッカーに対する見方を少しでも変えられる。僕たちが勝てることを示すことで、サッカーをより開かれたものにすることができる。



いわゆるサッカーエリートだけでなく東大のようなチームが勝てることを示せば、それはすなわち、サッカーの奥深さ、面白さを示すことにもなるし、これまでサッカーか、勉強か、どちらかを選んでいた人に新たな選択肢を示せる。

ア式の昇格のニュースを見た人が、自分の子供にもサッカーをやらせたいと思うかもしれない。(少なくとも自分なら、エリートしか勝てないスポーツより、様々な努力の仕方で勝利にアプローチできる競技をやらせたい)



そして、僕らのことを何も知らない人でも、「東大」の勝利には意識を向ける。(六大学野球を見ればわかるだろう)



すなわち、東大ア式蹴球部はトップレベルのチームとはいえない現在でも、常にその勝利によってサッカーに貢献できる可能性を秘めた限られたクラブの1つだ。



これら全て、ただの驕りだという見方もあるだろうけれど、少なくとも考え方1つで自分の活動に大きな意義を見いだし、モチベーションに出来る。



そして、この考えを日々に落とし込むことで、昇格という結果だけでなく、リーグ戦、練習試合、毎日の練習、ピッチ外でのサポートも、めぐりめぐって大義に繋がると考えて、キツイ時の原動力になると思う。僕はそうしてきた。



ぐだぐだ書いたけれど、同じように考える必要もないし、別にサッカーに貢献できないと意味がないわけでももちろんない。

ただ、自分の活動になんらかの意味を見出すってことはしてほしい。その方が絶対頑張れる。



僕は社会人になって、また別のアプローチでサッカーに貢献できるように頑張っていくつもりだ。



本当に充実した4年間でした。ありがとうございました。



みんな、あとは頼んだ。





バスクダービーはビルバオが3-2で勝ちました。

4 GK 石川悠吾

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