「いつも通り」は簡単か?
3/26 アミノバイタルカップ関東予選2回戦
● 0-2 上智大学
反省点 : いつもと違ってセカンドボールが拾えず後手を踏んだ。
4/30 東京都2部リーグ 第1節
△ 1-1 首都大学東京
反省点 : いつもと違って中盤でボールを収められず主導権を握れなかった。
試合前の円陣では当たり前のようにこう言う。
「いつも通りやれば大丈夫。」
どうしても忘れられない試合がある。高1のとき僕は運もあって福井県の国体選抜の候補に入っていた。当時、選抜チームは国体北信越予選につながる北信越リーグを戦っており、そのうちの1試合(vs石川県選抜)で、僕は先発出場した。おそらく前日練習で調子がよかったのを買われたのだと思う。選抜で先発で出るのは初めてだった。気合は十分だった。
雨の中でのゲームだった。「いつも通り」やれば大丈夫だと思っていた。そんなに緊張していたつもりはなかったが、いざ試合が始まると自分の中のリズムがどんどん狂っていった。スタジアムにいる全員の視線が自分に集まることでプレッシャーを感じ、自分のワンプレーが県のレベルを示しているという重圧に押しつぶされて、足が震え、
ミスにミスを重ね、それが尽く失点につながった。前半で途中交代。誰がどう見ても納得の交代。結果は1-6。前半だけで4失点。ほぼすべての失点に絡んだ。後半はベンチでずっと泣いていた。みんなに申し訳なかった。
その試合がきっかけで僕はベンチからも外れるようになり、国体の北信越予選はサポートメンバーとしてスタンドから試合を観ていた。悔しかった。あの1試合のせいで。
自分のリズムを狂わせる要因はたくさんある。観客の視線、コーチの視線、ベンチの視線、応援の声、相手の勢い、、、挙げたらきりがない。プレッシャーのかかる中でいかにして「いつも通り」のプレーをするか。
4年くらいかけてその答えの片鱗を見つけたかもしれない。
それは自分の中で確固たるリズムを確立させること。
先日、主題の授業でおもしろい現象を見た。バラバラに動く複数のメトロノームを1つの振り子運動をしている大きな台の上に乗せると、次第に動きがそろっていき最終的には完全に動きが一致する。まさにこれだ。
自分の中で確固たるリズムを作る。どんなに相手が激しくプレスをかけてこようと、どんなに周りからの視線で重圧を感じようと、それに動じないだけの強固な自分のリズムを作る。
自分のリズムを狂わせる外的要因がどれだけたくさんあっても自分の中に1つの大きな振り子のようなベースとなるリズムがあれば、それらを自分のリズムに引き寄せることができる。
もうニ度と同じ失敗はしたくない。
絶対に昇格。
そのために「いつも通り」のプレーを。
新2年 細井
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