2017年11月4日土曜日

腐り

ア式で身につけた能力のうち、社会に出てからも通用する能力の一つとして、思うように評価されないなど嫌なことがあった時に我慢して前向きに取り組む力が挙げられると思う。サッカー自体のレベルは高くないといえど、ごく一部の絶対的レギュラーを除き、多くの部員はレギュラー争いという競争社会に身を置く。東大生のかかわるコミュニティにおいて、ここまで毎週のようにはっきりと序列が示される環境はあまりないのではないかと思う。こうした環境で、自分が思うように評価されず、萎えたり腐ったりしてサッカーに取り組む気が失せるという経験が皆さんおありではないだろうか。腐ってもしょうがないとは思いつつも、どうしてもやる気が失せてしまうものである。

特に僕はこのような評価に萎えやすく、腐ってしまうことがよくあった。というか今もある。しかし、そのおかげか萎えたり腐ったりしないメンタルの作り方については、人より考えてきたつもりである。恐縮ではあるが、今回は自分なりに考えた腐らないメンタルの作り方をいくつかお伝えしたい。

1.   自分に過度に期待しない。
萎えとは、理想の自分と現実の自分のギャップによって生じるものである。そのギャップが大きければ大きいほど萎えるので、なるべく理想の自分を下げようというのがこの手法の狙いである。この手法は僕のお気に入りで、かなり効果がある。ただし、だんだんと自分に甘くなるので要注意。

2.   周りの自分への期待を下げる。
評価とは、その人への期待とその人の実際の活躍度合いのギャップに大きく影響を受ける。なるべく自分への期待のハードルを下げておけば、ギャップを少なくすることができ、あまり評価を下げることは無い。これも一定の効果があるが、ネガティブな言動が増えてしまうのが残念。

3.   感情を捨てる。
この手法は4年生のYさんが多用していたことで有名だろう。感情を捨て、機械のようにふるまえば、萎えたり腐ったりすることは無い。これは有効な自己防衛手段だが、人間味がなくなり不気味がられて、社会からあまり評価されなくなるので、おすすめはしない。

4.   評価を気にせず、いまより上手くなることだけを考える。
この手法は、評価を気にしなくなり、萎える原因がなくなるという点で有効。結構使えるが、レギュラー争いとは本質的に評価が伴うものであり、ただ現実から逃げているだけとも言える。そのことに気づいて使えなくなってしまった。

5.   サッカーへの執着を捨てる。
別にサッカーの評価が低いからって、人間の価値が決まるわけじゃないし、サッカーでプロを目指すわけじゃないしと考えることによって、サッカーに執着するのをやめ、評価されないことのダメージを下げる手法。これは非常に有効で、現実逃避としては最適である。ただし、何のために週6日もサッカーをしているのかわからなくなり、退部につながるので、避けましょう。

僕が考えた萎えないためのテクニックをあげてきたが、皆さんお気づきだろうか。これらの手法は、うまくなってチームで活躍したいという本心からの望みをごまかすための小手先でしかないのである。結局本質的には、嫌な評価にも我慢して、前向きにサッカーに取り組み続ける以外その望みを満たす方法はない。あれこれ考えるだけ無駄だということです。



来年こそは絶対昇格
3年 FW 井小路菖

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