2017年12月8日金曜日

アシキアリキ

 東京での新生活に不安と期待を抱いていた頃、色々な偶然が重なってア式蹴球部を知りました。しかしお話を聞きに行くと想像以上に厳しく、他大の私が入って何になるのか、自分にとっても意味のあるものになるのか分かりませんでした。
また、家族からは「プレーヤーでもないのに、マネージャーなんて、もっと経験してほしいことがたくさんある」と言われました。

その時私はア式に入りたいという固い意思は無く、ア式しか見ていなかったからだ…と簡単に諦めました。しかし他の部活やサークルを当たっても何だかピンと来ず結局はア式が頭に浮かんでくるのです。
そうして一度断った身で、しかも入部式は終わっていたのにも関わらずもう一度連絡をしました。

練習見学に行った時、明確な根拠は無いけれどここで四年間過ごしたいと思いました。単純にア式蹴球部という部活に惹かれました。真剣にサッカーと向き合っている選手の力に少しでも良いからなりたい、ここなら四年間皆と頑張れる、と率直に思いました。案の定家族や友達からは反対されましたがなんとか入部することが出来ました。
あの時にこんな私を受け入れて下さった皆さんに感謝しています。

 ところがそんな私を受け入れて下さったにも関わらず、ふとした会話に入れなかったり、東大生であることを前提とした話に入れない時にもう一つの壁が立ちはだかりました。他大生同士なら話が通じないことは当たり前にあることで、通っている大学が違うからといって問題がある訳でも、自分の今通っている大学に不満を抱いている訳でもありません。しかし"東大生"である彼らと"他大生"である私には通っている大学がただ違うというだけではなく住む世界がまるで違ったように見えていたのかもしれません。

夏の合宿で監督が一年生にお話して下さった時のこと。「お前らは時間的拘束が多い。機会損失も大きい。東大にまで入ってア式に来た理由を考えろ。それでもア式に来たならしっかりやれ。常に続ける意味を考えろ」とおっしゃいました。
皆にとっては何度も言われてるような事かもしれません。  

ですが東大生ではない私がア式と、ア式の人達に出会えたことが機会損失になるとは思えません。本当に良い人ばかりで毎日が刺激的です(世の中良い人ばかりではないという話は一旦置いておきます)。なのに東大生ではない自分が、もっというと皆と同じ大学では無いことがとても嫌になりました。私は私なりに他大なら他大なりにアプローチ出来ることはあるはずなのに。東大生としてよりも一人の人として接していたはずだったのに。俗にお豆腐メンタル等と言われますが私にはお豆腐にもなりきれないメンタルしか備わっていないのかもしれません。




今ではフィジコとして、ア式の一員として少しでも役に立てているでしょうか。東大生ではないことをプラスに変えていけているでしょうか。(会話に入れない時は聞く側に回り、みんなのことを知れる良いチャンスだと捉えられるようにはなりました)
また、皆とも少し仲良くなれて、他大コンプレックスなんて必要ないと感じさせられることもあります。


もしかしたらいつかまたその壁は現れるかもしれません。(というか結構頻繁に)
ですがそんな時はどこの大学であるかよりも一人の人として私には何が出来るか、を考えようと思います。
ア式にいる以上、ピッチ内外、選手・スタッフ、東大・他大問わず自分のやれること、やりたいことを常に考えていたいです。(何がやれるかよりもやりたいと思うなら続けていいんじゃないと言って下さった先輩の言葉を胸に刻みつつ)



そして、自信を持って言えるようになりたいです。いやなります!



「ア式に出会えて良かった」と。




アシキ アレアレ!ワタシ アレアレ
STAFF 比屋根有美子

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