受験とア式

受験シーズンも終盤に迫り、東大の合格発表もあった。これを読む人には自分の志望した大学に受かった人もいるかもしれない。その人たちはおめでとうございます。残念ながら、自分が志望した大学に受からなかった人もいるかもしれない。浪人して1年後に再挑戦する人は腐らずに頑張って欲しい。



約2年と3ヶ月前、僕は高校の部活を引退して、約1年間の受験生活が始まった。実際の模試の結果で見える以上に精神的には苦しい1年間となったが、その中で、最後まで実力の定着にこだわり、そして2018年2月26日英語の試験の最後のやめの合図まで自分を信じ続けた結果、2018年3月10日無事現役で合格通知書を受け取ることができた。ついでに、試験で全力を尽くせた分、試験から合格発表までの間は不安というより、これで落ちたらしょうがないという気持ちでいられたものだった(勿論合格していてほしいと願ってはいたが)。



入試で大切なことは何か。僕は「基礎」、「思考」、「表現」だと思っている。基礎が大事なのは言うまでもない。微分積分の公式や考え方を覚えてない人が試験でその類の問題を見ても解けるはずはない。逆に例えば漢字をしっかり覚えていれば、東大の入試でも国語で6点は取れるように基礎さえ押さえていれば解ける問題もたくさんある。


二つ目についても平成31年度東京大学入学者募集要項(前期課程)を見てみると、国語こそ「思考」という言葉は使われていないものの、
地歴公民では「知識を関連づける分析的『思考』力」
数学では「数学的に『思考』する力」
理科では「原理に基づいて論理的にかつ柔軟に『思考』する能力」
英語では「批判的な『思考』力」
が要求されているのがわかる。そう、入試本番では考えることが大切だ。「この設問は何を聞いているのか」「どの公式を使えばいいのか」「何が分かれば答えまで導き出せるのか」「どうすれば、より簡単に答えまで辿りつけるか」積み上げてきた基礎を組み合わせながら、思いつく限りの解き方を試して、何とかして答えを出す。応用問題など所謂難しい問題を解くときに必要な能力である。


三つ目、これも平成31年度東京大学入学者募集要項を参考にすると、
「それを正しく明確な日本語によって表す『表現』力」(国語)(※それとは文章を筋道立てて読みとる読解力のこと)
「論理的『表現』力」(地歴公民)
「数学的に『表現』する力」(数学)
「自然現象の総合的理解力と『表現』力」(理科)
「英語による発信力」(英語)
が要求される。当然のことながら答え(とそこに至るまでの過程)を正しく導き出しても採点者に伝わらなければ意味がない。当然数学の証明問題のようにそれぞれの科目でこれは説明しなくてもいいとかこれは自明じゃないから説明なしに使ってはいけない約束事というのがある。答案を書くときにはこれは説明しなければいけないことかよく考えなければいけない。



最近こういうことを考えたとき、広く言えることでサッカーでも同じことが言えることに気づく。トラップ、パス、ドリブル、シュートなど「基礎」技術を磨きそして戦術というチームとしての「基本的な」戦い方を理解して、それに則りながら、相手の出方を見ながら最前の選択を「思考」して、プレーを選択し、味方と息が合わないなら、自ら選択したいプレーを「表現」して伝えイメージを共有する。これらをやって初めて持続可能なあるいは悪い時に持ち直せるサッカーの試合ができる。自分の現状を見直すと反省仕切りの言葉しか思いつかないが。。。学年を新たにする前に初心に戻り再認識してまた練習に一から挑もう。




新2年
河渕 貴行

コメント

  1. 自分はまともな受験勉強をやってこなかったので、本当に取り組んでいる人からすれば相当なストレスでしょうね・・・。

    マラドーナの晩年の試合映像ありました。随所に見どころがありますよ。
    https://www.youtube.com/watch?v=sGoqdqhlq4k

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  2. お疲れ様です。
    年末の記載にコメントを入れさせてもらいました、寺田次郎です。

    3月16日、17日とサッカードクターセミナーがJFAハウスであり、実技が東大ア式蹴球部の裏の農学部グラウンドで行われました。
    ということで、無責任なことを書いた責任として、ベンゲルノート、オシム指揮の解説、グアルディウラ指揮の解説の本を寄贈させていただきました。

    もしかしたら、部や部員が所有している場合もあるかもしれませんが、モダンサッカーの基本として重要と思いますので、余っていたら新入部員にでもあげてください。

    基礎の反復と応用へのトライ。
    サッカーも受験勉強も変わりません。
    しいて言えば、相手のフィジカルやテクニックに120点があり、その対策や慣れが必要と言うことでしょうか?

    Jリーグでもプレミアリーグでも、同じ練習です。
    ただ、個々人の意識が違うだけ。
    それがわかればみなさんもやりようがあると思えませんか?

    別に、東大生は受験での選抜がちょっとハードルが高いだけで、そういう部分の強み=基礎学力や反復を当たり前に思える勤勉さをしっかり使えば、たかが日本の大学リーグで上位に食い込んでいくことは可能ではないかと思います。
    J3と関東学生リーグの違いは、Jリーグとチャンピオンズリーグの違い程ではないと思います。

    マンマークとゾーンマークの区別すらまともにわかってない奴が地域リーグどころか、プロリーグに結構いますからね。
    スライディングをやっておけば喜ぶS級指導者もいるとか・・・。

    モダンサッカーの根底はハイプレスとコインの裏表のパスワークや個人キープのテクニックです。
    それが良い選手の生産が追いつかなくて、バルセロナは解体され、バルサスタイルの育成は陰り、守備ブロックからの高速カウンターに回帰しました。
    とはいえ、人種やスカウトに難があって、サイズやスピードのある選手の数が限られるチームではむしろ、ポゼッションに少しシフトする方が正解でしょう。

    東大と医学部とどちらがハードルが高いのかは、試験への適性次第でしょうが、いずれにせよ、似通った問題です。

    最近は関西医大サッカー部の部員の指導を久々に始めたら、関西医歯薬3部でだらだらして他チームが秋の大会で4位、正月明けには1部の優勝チームを破りました。
    多少の偶然もあるかもしれませんが、所詮、我も人なら彼も人なり、人間に過ぎません。
    やる気のある奴から変わって行けば、ポジティブな波及効果が生まれます。

    東京大学にもなれば、人間でない人もいるかもしれませんが、多くの人は秀才だと思います。
    一学年100人のうち部員は2-3人の医学生ごときに出来て、圧倒的に数の多い皆さんができないわけないですね。

    いずれにせよ、東大サッカー部が学生だけなのか、OBも一丸となった組織なのかわかりませんが、部員やその友達の繋がりを考えれば、そこいらの医学部より可能性が大きいと思います。
    関連企業や英語以外の言語までペラペラの知り合いには事欠かないでしょうし、少し確度を変えてみれば、J3の田舎のチームよりはるかに可能性があります。

    他人だから、無責任なこともいえますが、ファンタジスタのヴァレンティノ監督の「上を目指すハートはいつだってガンガンに燃やしとけ」ってやつです。

    医者とか東大生は大人しく机に向かって、研究に向かって、黙っとけ・・・というのがサッカーマフィアの本音だと思いますが、少なくともアマチュアの活動はリスペクトされるべきだし、密室で根暗に勉強ばっかしてきた結果がバルサルタン捏造論文(ディオバン事件)や医学生の強姦事件であることを思えば、皆さんの青いサッカーへの思いは正義があると思います。

    東大生は研究なり、ビジネスなり、官僚なり、特定業務での活躍を期待されますが、最初からそうでない人もいます。
    僕も親の趣味で医学部に放り込まれるわ、パワハラ、アカハラ、意味不明な冤罪などのイジメにまみれて死にたい日も沢山ありましたが、サッカーの持つ麻薬のような中毒性に生かされて生きることができています。
    母校六甲学院の弁護士や教師からも罵詈雑言を浴びせられましたが、酒とボールにまみれて生き残りました。
    まあ、京都大学の関連病院である、関西医大の救急医学の教授のポストと引き換えに、都合の悪い卒業生なんかポイです。
    (偉そうに、「六甲学院は本物の教育」とかアホ校長が言ってましたが、人身御供がキリスト教の社是ですかね? 栄光学園は姉妹校ですが。)

    あるいは、東大の学生さんにも自覚の有無にかかわらず似たような人は多々おられることでしょう。
    それでも、そんな現実とうまくやって、わかってくれる、わかってくれなくても優しくしてくれる部員と人生の道を考える事はサッカーの結果以上にサッカー部の意義かもしれません。
    そして、そういう悩みは一見無駄なようで、個人に、チームに精神的な図太さを与えてくれます。
    しょせん、サッカーなんて、平和が前提の遊びですからね。

    サッカーは、解決策にはならないかもしれないけど、サッカーは解決策が見つかるまでの糸口や時間稼ぎになる可能性もあります。

    そういう意味で、前向きになれている部員だけでなく、少し悩みがちな部員も含めて、みんなが楽しくやれる形を模索して、そして、結果も追求してください。
    目先の結果も大事だけど、そこにフォーカスし過ぎて、悪い大人に手玉に取られるのは、経験したところでしょう。

    君らは真面目すぎて、騙されることもある。
    それはペーパーテストで上がってきた奴の弱さでありつつ良い所。
    逆に、そういう自分を客観視できる頭の良さもあると思う。

    また、ご縁があれば、どこかで一緒にサッカーしましょう。
    多分、僕の頭がおかしくてついていけないかもしれませんけどね。

    天皇杯優勝したら、不倫用のアスリート系美人女子大生10人くらいクール宅急便で送ってください。
    こう言うこと書くと二重の意味で受け入れられない人も多そうですね。
    でも、実行に及んではいけない事はあっても、頭の中は自由であるべきだし、そのことがサッカーの実力を伸ばしてくれる部分はあります。
    (僕はコンパに100回以上行って、彼女もお持ち帰りもありませんでしたが、試合中の視野や発想は広がりました。所詮は対人ゲームです。)

    今までは順風満帆でも、これから人生に逆風が来る気もあるかもしれません。
    世の中そんなもんですが、時に堕落しても、一生懸命ボールを蹴って考えた時間は宝物だと思いますので、プレミアリーグに学生ビザで出場してやる気持ちで頑張ってください。

    2019年3月18日0時30分 寺田次郎 拝

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  3. 補足します。(誰も読んでないかもしれないけど)

    酔った勢いで、最後の数行に余計な事を書いたせいか、4月は勧誘期間なので来ないでくださいと1年生に言われてしまいました。
    医学部は6年間あると言っても、昨今は色々うるさかったり、留年ビジネスで4年の夏までしかサッカーできないケースが多いせいもあるでしょう。
    1年生の入部は死活問題です。

    僕自身は中高大学、社会人サッカーと、ほとんどの期間をベンチとベンチ外で生活してきたので、少し意見が違うかもしれませんが、基本的に入部した時の実力より、その選手のパーソナリティやサッカーを続けられる環境の方が大事だと思います。
    ろくすっぽ金にもならない学生サッカー。
    才能にあふれた選手に「やっていただく」より、やる気のある奴、工夫する選手が精進する方が意味があると思いますし、そのように組織の再編成がされる方がいいと思います。
    どうしても、人数があぶれたり、選手の相性がありますから、社会人リーグのチームや独立リーグのチームなどとチーム編成も大事にしつつ、グループとして、その集団が大きくなるような仕組みを作る方が効率がいいです。
    (椅子取りゲームが過熱して、弊害が大きくなるなら、椅子を増やす方がいい。)
    その辺は、過去に、クラウドファンディングで応援している筑波大学にもコメント入れました。
    BやCから、海外に挑戦してもいいでしょう。
    チームとの相性や海外生活との相性もあるし。

    確かに、サッカーは足でボールを扱うので、純然たる未経験者は不利です。
    しかしながら、ある程度の経験があれば、コツや戦術をセットに学び直すだけで大幅に上達します。

    非常に大事なことを書きますが、僕が関西医科大学サッカー部の秋の練習に参加したのは1か月8回で、冬の練習も1か月程度17回。
    計25回です。
    練習メニューは特別なものはなく、プレーのコツを呟いたり、参考動画や参考選手も含めてプレー解説を事後にメールで回したり、参考書を10冊持って行ったくらいです。
    (参考書代わりに漫画を読んでもいいでしょう。)

    要するに日々の練習の意識を変えるだけで、特別なことをしないでも巧くなると言うことです。
    しかも、持って行った参考書を処理で来ているのは2-3人くらいで、何もやっていない選手もいます。
    それでも、伸びる選手がまず覚えて、そいつらが勝ちたい、良いサッカーをしたいから、周りに伝えてうまくなっていく。
    非常にわかりやすい。

    結局、そういうばらまかれた常識という名の嘘とどういう風に付き合うかです。

    不正入試や入試ミスという名の不正入試が阪大や京大、神戸大学医学部でも明らかになりました。
    結局、閨閥の問題と学校への寄付金の問題なんかは日本社会の問題ですね。
    僕の年はセンター試験も大荒れで、大変なことになりました。
    その中で、受験にまつわるきな臭いエピソードもこちらにいくつか見受けられますが、社会統制や言論統制のために、高1や高2でスポーツをやめて受験に専念すると優遇される公安主導の社会システムがあるのではないかと思います。
    そして、そういうもののために、進学校はたまに八百長で敗北して高校サッカー終了とかありますよね。
    ほんとにしょうもない。

    まあ、それでも、世の中はパワハラアカハラだらけで、スポーツの方がまだましなんですけどね。

    ちなみに、京都大学の本庶佑のノーベル賞も、免疫チェックポイント阻害薬の使い方や売り方を数年前に僕が新聞投稿に書いて、1-2年後からオプジーボの保険診療が加速しました。
    これも偶然なのか、権力者がよく使う「同じことを思いつく奴がいる」なのかわかりませんが、一つ言えるのは、「サッカーを続けていると、続けることによる学びと続けるための学びが人間を進化させます。」

    これは重要なことであり、かつ、東大生や医者なんかがサッカーを続ける大義名分なのではないかと思います。

    ところで、そういうことの実行可能性について、いつも大人はこう言います。
    「無理に決まっている」
    「そんなことしてなんになる」
    「もっと社会の為になることをしろ」

    バチカンの小児性虐待者や官僚の汚職には何も言わない癖に、こう言う時だけ元気な大人。
    足を引っ張るのだけ一人前な大人。
    まあ、逆らってもいいことありませんが、サッカーが好きな学生さんは上手にかわしながらサッカーする方がいいとは思います。
    人は裏切っても、酒とボールは裏切りません。
    裏切られるとすれば、己が未熟だからです。

    そして、プレーの継続なり、チームの向上やカテゴリーアップ、個々のチャレンジの実行可能性を考える事自体が、社会人の手前の学びとして大事です。
    仕事の8割は準備段取り、学生生活の中で、どうやって、勉強やバイトと並列しながらサッカーを楽しみ向上するかは、分散投資そのものです。
    社会もいまAIとITのため、世界政治や戦争経済も含めて大きく揺れ動いていますので、硬直した社会とは別のルールについても学ぶ必要があります。

    そうそう、火遊びと不倫のメッカの救命病棟、集中治療室ICUや心臓系集中治療室CCUでさえ、ナースや女医をお持ち帰りできず、ホモ疑惑の絶えないアラフォーが不倫をすることの実行可能性も考えてみましょうか?
    (こう言うことを書くと、UCC=YouCC お前黙れ、と性犯罪系ドクターに怒られそうですが。)

    この辺の論理構成や数学的理解、言葉遊びはサッカー選手よりも東大生の方が得意かもしれません。
    頭に刷り込まれた固定観念さえ外せば。

    不倫の前には結婚が必要。
    アラフォーの独身男性を目にすると、直感的に真面目な人はそう考えてしまいます。
    果たしてそうでしょうか?
    女性が結婚していても不倫は成立しますね。
    アスリート系女子大生の人妻と不倫とか、そちらも実行可能性の面でかなり困難が予測されますが、仕事以外でろくすっぽ女の手も握ったことのない男性の結婚とさらなる不倫とどちらが可能性高いでしょうか?
    どちらも、小数点以下何ケタかの世界ですが、デキ婚女子大生の愛の冷えたカップルとの不倫の方が可能性が高いかもしれませんね。
    それに、若いカップルの何割かは浮気の報復措置としての浮気もしますから、何が起こるかわからないわけです。

    こいつ、いきなり、何を不倫についてマニアックな議論を始めてんだと、ここまで読んでくれている暇人は思うわけですが、サッカーも一緒です。
    要するに、どういう風に技術や戦術の幅を押さえて掘り下げていくか?
    論理的思考は様々な制約条件が付いて不完全ではありますが、その不完全性さえも呑み込んで扱えるようになれば、様々な分野を習得するツールになります。
    常識でマスクされた方法と別のもっと効率的な方法や面白い方法もあるかもしれない。

    一見関係ないようで、本文にあるような東大受験もそうですね。
    漢字さえ勉強していれば、2次試験でも多少点が取れて、あとは半分くらいの点数で良い。
    その前のセンター試験も、国公立医学部に行く連中や他の大学に行く連中と違って、足きりを突破できる程度で良い。
    それくらい極端な傾斜配点を東大や京大はしいている。
    と言うことであれば、その前提条件や戦場に合わせ戦い方をすればいい。

    https://ameblo.jp/supereagles2002/entry-12447520964.html

    JFAの帯同でも、スタッフやドクターと生徒が親子ほど年齢が離れてコミュニケーションに難渋するケースがあるらしいです。
    これは、みなさんでもそうでしょう。
    共通理解のレベルが低いから、皆で意見をぶつけ合うのが怖いから、初歩的な戦術に固執したり、早い段階であきらめざるを得ない。
    では、前提条件を動かせばいいし、そのために結論も動かせばいい。
    何のことない、数学の証明問題でよくある設問と解法ですね。

    https://ameblo.jp/supereagles2002/entry-12447992080.html

    但し、入口と出口と途中経過が決まっている大学サッカー部のリーグや大会と違って、サッカー部は自由度が高いですから、その辺の調整が大切になってくるだけのことです。
    あるいは、根っこの部分から買えた方がいい部分もあるのかもしれません。

    そんなこと考えるより、今まで通り惰性でやりたい。
    そういうのも、一つの意見だと思います。
    特に、トラブルのあった後では、一旦安定をさせるのもいいのかもしれませんね。

    急性期、亜急性期、慢性期、で患者とか災害の時の対応が異なるのに似ています。
    都市計画とか災害計画を学んだ人ならしっくりくるでしょう。

    一方で、なんか、もったいない気もしますね。
    だからこそ、この壁に書いている部分もあります。
    サッカーをやめてしまった人、サッカーを続けたけど楽しくなかった人、なにも東京大学ア式蹴球部だけではないでしょう。
    おそらく、この壁をライバルチームや東大出身の官僚も何人か見ていますから、どこかからでも変わればいいんじゃないかと思います。

    JFAやJリーグも本音と建前があって、アマチュアがプロのシェアを大幅に食い荒らすとまずいわけですが、アマチュアがプロを無視し始めるともっとまずいし、アマもプロも含めてスポーツが無視されて他の娯楽に走られるとまずい。
    この辺のビジネスのカンを攻めてやると、あるいはもっと新しい可能性が見えるのかもしれません。
    ヘタなJ株のチームの観客や関係者よりはるかに多い、生存する東京大学卒業生の総数や抑えている企業や権力を考えれば、面白いと思います。
    結局、プロチームやJFAは風見鶏で、いざとなれば、育った選手のワッペンを貼りかえるだけでいい。
    「うちのチームの努力の波及効果が思わぬところから出てきた」とか言えば彼らのメンツの問題もおしまいですから。

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  4. 来年は東京オリンピック。
    どうなるかわかりませんが、岡野俊一郎さんという日本サッカーをリードした方もおられますね。
    2002年の日韓ワールドカップの時には、僕の高校の先輩の、サッカーも選抜に選ばれた人が東京大学に入って、どこかの代表チームの通訳・世話人を勤めました。
    東京大学の人に対する社会や世間の目などそういうものかもしれません。
    しかしながら、東京オリンピック出場を目指す選手がいてもいいと思うし、それがかなわなくても、そのことをきっかけに東京大学からスポーツ選手やスポーツ指導者・関係者を多数輩出する文化ができてもいいのかなと思います。

    僕も最近知りましたが、虚数を英語でimaginary number といいますね。
    想像上の数字。
    Jリーグやトップアマには虚数の存在も知らずにサッカーを創造的にプレーできる選手もいるのに、虚数をある程度扱える選手の集団である東大生はもっと創造的なプレーも組織運用もできるのではないかと思います。

    3次元、4次元、その先の繋がりを考える事。
    僕も26歳で、サッカーを続けるために、放射線医学というか、画像診断 = Medical Imaging を専門に選びました。
    消極的でありながら、生存や成長には積極的という矛盾に満ちた判断だったと今更思います。
    そして、そこでの学びは、サッカーにも大いに役立ちました。(サッカーと同じく、先進医療は儲からないので、プレーヤーが足りない。)

    これまた、世界最先端の技術の世界のはずが、日本の保険診療の経緯によって地位が低く、腐っていて笑えます。
    昨年の関東IVR研究会の演題の内容をパクって技術講習会を主宰して、僕には理由をつけてお断り。
    しかも、確認を取って、宮崎までの宿泊と交通の予約を取った後で。
    日本IVR学会理事長の奈良県立医科大学放射線科の吉川公彦というのですが、放射線科IVRの世界はパワハラ、アカハラ、セクハラの世界だと澤田敏関西医科大学名誉教授も含めて教わりました。
    累計2億円以上もの政府科研費や谷川昇准教授の送りバント人事の論文のアイデアを貰っておきながら、博士号や専門医の便宜どころか、ストーカー冤罪や手術ミス内部告発冤罪の濡れ衣を慶応大学出身今村洋二心臓外科名誉教授との第二者裁判で作ってまで、僕の人生を潰しました。
    手術ミスしたラグビー部後輩の心臓外科執刀医服部玲治(アメリカでも捏造論文疑惑、コネチカット大学ディパク・ダス 証拠隠滅のため死亡)や低能ながらも人気のない産婦人科業務に従事する性悪女医高林あゆみを守るのは結構だが、恩をあだで返す外道の世界です。
    今後は、そうでない先生や他科医が、放射線科診断やIVRのシェアを塗り替えると思いますけどね。

    もっとも、人間自体が、そもそも矛盾や欲望の塊なんで、人間社会やその一構成組織たる学術集会もそんなもんです。

    であれば、みなさんも、青い思いとどす黒い社会や権力の欲求の本音と建て前を考えつつ、しなやかに生きて成長してほしいと思います。
    (東京大学悪しき蹴球部に限りませんが。)


    こうやって、勢いに任せて、長々と書いてきて、我ながら異常だなとは思います。
    ほんのちょっと、親や教師や社会情勢が違えば、節目のイベントが違えば、自分も東京大学に入って、うっかり東京大学ア式蹴球部に入ってたかもしれないことが、何か影響があるのかもしれないですね。
    そんなの、B級進学校ではざらにあることでしょう。
    東京医科歯科大学も東大卒業生の再受験が多いと聞きますし、そのへんは個々の違いがありつつも共通の悩みもあるのかもしれないですね。
    人口の偏りからすれば、旧帝大や医学部にいる時点ですでに異常です。
    しかし、その空間に小さい頃からいると、何が常識で非常識か、何が正義でなにが悪かの軸が偏ってしまいます。
    (そして、真面目過ぎて、他の社会に遠慮やリスペクトし過ぎて、付け入られてしまうこともあります。)

    本来的には、エゴとエゴ、悪対悪なのが人間や人間社会の本質で、正義というのはエゴや悪の暴走を抑える手段の一つにすぎませんけどね。

    まあ、政治経済や社会学まで話は飛びますが、暇な東大の学生さんなら、2割くらいの人間はなんとなく理解できるでしょうか。

    3文でまとめるなら、
    実行可能性はばらまかれた常識とは異なることもある。
    伝統や惰性もいいけど、面白い事や結果を出せる仕組みや取り組みも大事。
    東大生や東大OBがサッカーやサッカー界の未来を切り開く可能性は大いにある。

    何人かの東大生が、個人としても、組織としても、これまでのサッカーの枠組みや既成概念を打ち破ってくれればと思います。
    そして、サッカー部が変われば、他のスポーツ部活もスポーツサークルも文化部も変わるでしょう。
    この国の官僚社会に偏りすぎたメンタリティを変えるには、官僚育成の土壌である東京大学が変わるのが一番いいですからね。
    そして、サッカーやスポーツは官僚と一般市民を繋ぐものでもあります。
    しょせん、全ての男は消耗品であり、全ての女も消耗品でありますが、個々の形や繋がりの形が変われば未来もまだましな方向に変わると思います。

    いや、長いな。
    大学を冤罪でクビになって、専門医も博士号も潰されると暇だわ。
    いつまで、飯食ってサッカーできるのかわかりませんが、飽きたら、プログラムを発動して死ねばいいと思ってりゃ気楽です。

    京都大学医学部とか、無視だしねえ。
    ノーベル賞のブーストまでしてもらって。
    京都大学眼科は、OB塚原勇の作った冤罪で苦しんでいる被害者への謝罪を公式にも非公式にも拒否しました。

    医は仁術ではなく、人術、打算も含めて医学です。
    最近は臨床も研究も不祥事だらけの医学界ですが、どういう病院にかかるのがいいのか、普段から情報収集も大事です。
    ちなみに、身体疾患の画像診断では東京大学卒業生の南学先生が凄く職人肌で学会で見ていても素晴らしいです。
    筑波大学近郊の出身の学生さんであれば、知っておかれるといいと思います。

    2019年3月20日10時26分 寺田次郎 拝

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