ア式での失敗と今後について
4年間のア式生活を振り返ると、やはり悔しさがあります。
確かに練習試合では多くのゴールに恵まれました。毎週末の練習試合が楽しみで仕方がない時期もありました。
しかし、多くの部員に見てもらえる公式戦で結果が出せなかった。
新人戦ではノーゴールのまま退場してしまい、リーグ戦では1アシストのみ。せっかく獲得したPKも外してしまった。
公式戦で結果が出せなかったということについて、もっと試合に出てさえいればなどと言い訳をするつもりはありません。チーム内での立ち位置も含めて、勝負に負けてしまったということに変わりはないからです。
失敗した原因はなんなのか?? サッカーの上手さのみではありません。
サッカーという集団スポーツに向かない僕の性格にもあると考えました。
一言で言えば「小賢しさ」です。
自分が損をするという発想にどうしてもなれなかったのです。
例をあげれば、
・自分がピッチ外から見るチームを応援できない
・とれないと思った守備では体力温存を考えてしまう
などです。
自分が球に触ることのためにしかプレーをしない。
ボールという木を見るばかりで、相手や味方を含めた試合という森を見るに至らなかった。
やはり深層心理には、自分が損をしたくないという「小賢しさ」があるのです。
小賢しさと対極に位置するのが、「自然の摂理」に従うということではないかと考えました。
僕の目指すべき大成功者、松下幸之助の言葉に以下のようなものがあります。
我々の目に映る姿の背後には
動かしようのない
自然の摂理というものが働いている
それは
人間の力ではどうすることもできない
原理・原則である
我々は、その自然の摂理を直観し
受入れ
それに適応することによって
はじめて生きてゆくことができる
僕はここで難しいことを言いたいわけではありません。人は環境の力には抗えないということを言いたいのです。
・自己犠牲を求めるチーム戦術
・勝利を目指すチームの雰囲気
・決定権を持つ監督の言葉
といった環境という大いなる力の存在を無視して、ひたすら小賢しく、自分が点を取ることを考えてしまったところに僕の失敗の原因があるということです。
大谷くんが言っていたように
「内ではなく、外にベクトルを向け、自分が活躍するための環境を自分から作る」
ことが大事だったのでしょう。
以上を踏まえた上でこれから僕がどうしていきたいかを記していきます。
先ほども述べたように、僕は大成功者を目指しています。
大成功者、特に経済的大成功者を目指すには、一人で努力を続けるだけではダメでしょう。それではア式での失敗の二の舞です。
お金は人に払ってもらうしかないという点で社会とのつながりの中からしか生まれないのです。
月並みの成功が欲しいなら周りの東大生と同じことをするだけで良いかもしれません。しかし僕の目指す成功は、周りをぶち抜くような成功なのです。
それには時代の流れを感じとり、巨人の肩に乗っかることが必要になります。
・IT化に乗じてアジア一の富豪となったアリババ創業者ジャックマー
・フリーエージェントという働き方を広めて、ネオヒルズ族と呼ばれた与沢翼さん
のように、大きな流れ、「自然の摂理」を自分の味方に付けなければいけません。
・成功するための外堀を固めること
・応援してもらえる人間になること
を意識して、今後も精進していきたいと思います。
卒業Feelingsという場でこのように個人的な目標を語ってしまい、非常に申し訳なく感じています。
最後に後輩たちに伝えたいことがあります。
それは素直な心でサッカーを楽しんでほしいということです。難しく考えず、流れに身を任せましょう。
リーグ戦での結果だけではありません。育成チームの部員も含めたそれぞれの成功を祈っています!
4年 伊地知
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