ア式を中心とする大学生活で考えたこと
馬屋原翔(4年/DF/千葉高校) 「カテゴリー上下のタイミングに恵まれた」 「怪我に救われた」 「公式戦にスタメンで出場できなかったのは悔しいが、後悔はない」 引退してから振り返ってみると、まずこのような考えが浮かんでくる。 なかにはお前は何を書いているんだ、と目を疑う内容もあるかも知れないが、自分の本心はこうなのが正直なところだ。 ア式を中心とする大学生活のなかで、自分の心がどのように動いていたのかについて、一から振り返っていきたい。 決して全てを書き尽くせたわけではないが、これまで人にはあまり言ってこなかった各時期の思いを赤裸々に記したつもりだ。 後輩たちには、僕自身の取り組みや各時期での位置を参考に、それぞれのア式での生活の道筋立てに役立ててもらえればと思う。 一年生 前提として、この時期はア式、大学(授業など)、バイトの 3 つがパワーバランス的に拮抗しており、ア式が中心になっていたとは言えなかったことを断っておきたい。 東大に来たからには勉強に力を入れようと意気込んでいた中で、僕は部活にするかサークルにするか悩んだ挙句、部活に入ることを決めた。 入部動機をつづった feelings にも書いてあるように最悪辞めればいいという思いも確かにあったが、辞めることが選択肢になることはないということは僕自身ですでに分かっていた。 どんなに辛いことがあろうが、自分都合で変えられることである限りは辞めることの理由にはならないと考えていたからだ。多分、これは今後にも当てはまることではある。 また、この時期に自分の4年間の目標として、公式戦にスタメンで出場することを掲げた。結局、最後まで叶うことはなかったのではあるが。 そんなこんなでア式、大学、バイトの三つに力を入れることになったのであるが、今思えば意外とバイトの存在は大きかった。 具体的な内容としては大学受験塾でチューターをしていたわけだが、大学に向かって熱心に努力する生徒たちを見ていると、自分がその輝かしさを見せてあげたいと思うようになり、部活も勉強も頑張ろうと思えた。 シーズン中の個人の成果としては、育成の試合にスタメン出場したことは記憶の限りではなく、正直お先真っ暗であった。もちろん代替わりでも育成チームに...